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（ホアヒン駅のホーム）
バンコクからホアヒンへ行くには、以下3つの方法があります。
- バス
- 鉄道
- ロットゥー（ミニバス）
上記3方法の内、初めてホアヒンへ行く人におすすめの方法はバスか鉄道です。
ロットゥー（ミニバス）は、最も料金が安いのでバックパッカーなどの節約旅行者に好まれていますが、乗り心地が非常に悪いのがデメリット。
（ロットゥーの車内。席同士が近い上に、ゆったり足を伸ばせるスペースがない。また、天井が低くて圧迫感がある）
ロットゥーは、主に郊外やアユタヤなど1時間程度の場所にある観光地へ行く際に利用されています。1時間程度の乗車であれば何とか耐えられるからです。
しかし、バンコクからホアヒンへの所要時間は約4時間。正直言って、4時間もロットゥーに乗るのはかなりキツイです。
筆者はホアヒンまでロットゥーを利用した経験がありますが、「二度と乗りたくない」と思いました。
そこで、今回の記事では「バス」と「鉄道」に絞って、バンコクからホアヒンへの行き方を解説します。
- 料金
- 時刻表
- ホアヒンでの到着場所
も合わせて記載しています。ホアヒンへの旅行を検討している人の参考になれば幸いです。
バスでホアヒンへ行く【USBポート付き！乗り心地最高】
バンコクには、ホアヒンへ行くバス乗り場が以下4ヶ所存在します。
- スワンナプーム国際空港1階の8番出口
- ソンバットツアー（MRTパホンヨーティンから約1.5km）
- 南バスターミナル内のソンバットツアー
スワンナプーム空港到着後、真っ直ぐホアヒンへ行きたい人は、言わずもがなスワンナプーム空港内にあるバス乗り場がおすすめ。
バンコク市内から行く人は、MRTパホンヨーティン（Phahon Yothin）から近い場所にあるソンバットツアー、もしくは南バスターミナルからのバスを利用すると良いです。
以下でそれぞれ解説します。
スワンナプーム国際空港からホアヒン行きのバスに乗る
スワンナプーム国際空港のホアヒン行きバスは、1階の8番出口付近にあります。
（スワンナプーム空港1階8番近くのホアヒン行きバスチケットのカウンター。パタヤ行きバスカウンターと隣り合わせにある）
ホアヒン行きバスの乗車料金と時刻表は、以下の通り。
1人325バーツ
| 時刻表 | |
| 7:30 | 14:30 |
| 9:30 | 16:00 |
| 10:30 | 17:00 |
| 12:00 | 18:30 |
| 13:00 | / |
- 搭乗は出発時刻の10分〜15分前に行われます
- 荷物は頭上の網棚に入る小さな荷物1個と、【幅48cm × 奥行き29cm × 高さ76cmで重さ20kgまで】の荷物1個を持ち込み可能
サイズと重量が制限を超える場合、追加料金を取られる可能性あり（恐らく100バーツ以内）
ただ、そこまで正確に重さやサイズを測られることはありません - ホアヒンへの所要時間は3時間30分程度
正確な運行状況や時刻表については、必ず公式サイトでも確認をお願いします。
（ホアヒン行きバス）
バスの到着場所とホテルへの行き方
スワナンプーム国際空港を出たバスは、ホアヒン空港目の前にある「RRC BUS STATION」という場所に到着します。
多くのホテルが集中するホアヒン中心街からは約7km離れています。そのため、到着場所からはミニバスに乗ってホテルへ向かいます。
ホテルへ向かうミニバスのチケットカウンターは、バス到着場所のオフィス内にあります。
ミニバスの料金は一律100バーツです。
夜間到着の場合は送迎サービスを利用しよう
スワンナプーム国際空港からは予約制の送迎サービスも利用できます（7,000円前後）。
深夜の到着予定の人や、小さい子供や年配の方と同伴でこうした公共交通機関の利用が不安な人は、貸切の送迎サービスを使うのがおすすめです。
タイ到着早々に、矢継ぎ早に公共バスに乗って移動するのは疲れるものです。貸切の送迎サービスであれば指定したホテルまでピンポイントで向かってくれます。
心身的に余裕を持って移動したいという人は、上記サービスの利用がおすすめです。
送迎サービスであれば、信頼のおける旅行会社から手配されたガイドが空港まで迎えに来てくれます。
また、上記送迎サービスは他社よりも安いです（他社だと1万円前後）。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
（予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう）
ソンバットツアー（Sombat Tour）のバスでホアヒンへ行く
ブログを読んでいただいた方より、2023年11月情報提供がありました。バンコクのソンバットツアーは閉鎖中？（もしくは移転準備中？）のため、建物はもぬけの殻になっているとのこと。
バスでの移動は上述したスワンナプーム空港から、もしくは後述する南バスターミナルからが無難です。
ソンバットツアー（Sombat Tour）とは、MRTパホンヨーティン（Phahon Yothin）から約1.5kmの場所にあるバスターミナルです。
バンコクにあるホアヒン行きバスが出ているバスターミナルとしては、最もアクセスしやすい場所に位置しています。
以下はソンバットツアーの場所を記したGoogle Map
ソンバットツアーのバスターミナル内に入り、右手にあるカウンターにてホアヒン行きのバスチケットを買えます。
ホアヒン行きバスの乗車料金と時刻表は、以下の通り。
1人291バーツ
| 時刻表 |
| 6:00（2023年現在、休止中） |
| 8:20 |
| 14:20 |
| 18:30（2023年現在、休止中） |
正確な運行状況や時刻表については、必ずソンバットツアーの公式サイトでも確認をお願いします。
バスチケット購入の際は、パスポートの提示を求められます。必ずパスポートを持参しましょう。
ソンバットツアーは外国人だけでなく多くのタイ人も利用しています。
そのため、年末年始やソンクラーンなど、多くのタイ人が移動する時期は当日バスに乗れる確証がありません。
筆者は問題なく当日バスに乗れましたが、不安な方は前日に自身で足を運びカウンターで予約しておくことをおすすめします。
ちなみに、ソンバットツアーのホームページからもネット予約可能ですが、残念ながらネット予約はタイ語ページでしか受け付けていません。
自身で前日に足を運ぶか、ホテルのフロントスタッフ等に電話して予約してもらいましょう。
ソンバットツアーのバスは乗り心地が快適！
（ソンバットツアーのホアヒン行きバス）
ソンバットツアーのバスは乗り心地がとても快適なので、個人的には一番おすすめの交通手段です。
- 座席がゆったり
- 座席にフットレスト（足置き）付き
- シート電源・USBポート付き
- 車内にトイレあり
座席はゆったりしていて、足置き付き。足を伸ばしてのんびり過ごせます。
さらに嬉しいのUSBポート付きであること！スマホの電池残量を気にすることなく、動画でも見ながらホアヒンに到着するまでまったり過ごせます。
車内には洋式のトイレも完備しています。
後述する鉄道でのアクセスに比べると風情こそ劣りますが、快適度で言えばバス移動の方が上です。そのため、風情よりも快適さを求める人にはバスでの移動をおすすめします。
バスの到着場所とホテルへの行き方
ソンバットツアーを出たバスは、ホアヒン中心街の南側にあるソンバットツアー・ホアヒンに到着します。
ホアヒン マリオット リゾート アンド スパ等のホテル近くです。
ソンバットツアー・ホアヒンには各ホテルへのミニバスサービスは存在しませんが、バスターミナル前にトゥクトゥクが客待ちしています。
バスターミナルから宿泊ホテルまでの距離がある人は、客待ちしているトゥクトゥクを利用しましょう。
バンコク宿泊ホテルからホアヒン宿泊ホテルまでの送迎サービスもある（※英語ドライバー）
わざわざソンバットツアーまで足を運ぶのが面倒という方は、バンコク宿泊ホテル⇒ホアヒン宿泊ホテルまでの送迎サービスを利用する手もあり。
上記サービスは24時間利用可能な上に、バンコクの宿泊ホテルからダイレクトにホアヒン宿泊ホテルまで送迎してくれるので楽です。
ドライバーは基礎的な英語は話せるので、タイ語が分からない人でも安心です。
ちなみに、上記サービスではドンムアン空港からホアヒン宿泊ホテルまでの送迎もあります。
南バスターミナルからバスを利用する
南バスターミナル（通称：サーイタイマイ / タイ語：สายใต้ใหม่）は、主にバンコクから南側の地域へ行くバスが発着する巨大なバスターミナルです。
バンコクの中心部からはやや離れていますが、数多くのホアヒン行きバスが発着しているため、とりあえず行けばどこかしらのバス会社のホアヒン行きバスに乗れます。
ただし、冒頭で注意書きしたロットゥー（ミニバス）のバスも多く発着しているので注意。
ホアヒン行きだからと安心して適当にバスチケットを購入して、いざ乗ってみたらミニバスだった…とならないよう、しっかりバスであるかを確認しましょう。
以下は南バスターミナルの場所を記したGoogleMap。
2階の50番カウンターにホアヒン行きバスチケットカウンターがある
2階の50番窓口に、ホアヒン行きのソンバットツアーバス会社カウンターがあります。ここでチケットを購入しホアヒン行きのバスに乗車できます。
1人291バーツ
時刻表は以下のとおり。
| 時刻表 | |
| 出発時間 | 到着予定時刻 |
| 8:50 | 12:20 |
| 14:50 | 18:20 |
1日に2便しか出ていないのがネックな点。ソンクラーン前後や年末年始などの人の移動が多いと思われる時期に利用する際は、事前に予約しておくのがベスト。
南バスターミナルから出発するバス会社も上述した会社と同じ「ソンバットツアー」のバスです。
ソンバットツアーのバス発車時刻表については、以下の公式サイトで確認できます。
＞＞＞ソンバットツアー｜南バスターミナル⇒ホアヒン行き時刻表
正確な時刻表、運行状況については、必ず公式サイトでも確認していただくようお願いします。
予約は下記のサイトから可能です。
筆者が実際に12Goを利用した時はなんの問題もありませんでしたが、記事を読んでくださり実際に12Goを利用した方より「不正な請求があった」との連絡がありました。
また、トリップアドバイザーの口コミも確認してみましたが、正直評価が悪いです。
心配な人は12Goは利用せず、バンコク宿泊ホテル⇒ホアヒン宿泊ホテルまでの送迎サービスを利用するのがおすすめです。
バスの乗り心地は最高
バスチケットを購入したら、1階の14番乗り場からホアヒン行きのバスに乗車します。
ホアヒン行きのバス
荷物はトランクルームへ。座席はゆったりしていて、無料の水1本の提供あり。さらにUSBポートもあります。乗り心地は抜群！
南バスターミナルを出発したバスは、約4時間でホアヒンのソンバットツアーバスターミナル（GoogleMap）に到着します。
ホアヒン到着後は、バスターミナル前で客待ちしているタクシーやトゥクトゥクに乗って滞在先ホテルへ行きましょう。
わざわざ南バスターミナルまで足を運ぶのが面倒という方は、バンコク宿泊ホテル⇒ホアヒン宿泊ホテルまでの送迎サービスを利用するのがおすすめです。
風情あふれる！鉄道でホアヒンへ行く【エアコンなし3等車は避けるべし！】
バンコクのバンスー中央駅（Bang Sue Railway staion）【正式名称：クルンテープ・アピワット中央駅（英：Krung Thep Aphiwat）】からホアヒン駅までの鉄道は、乗り換えなし1本でアクセスできます。
ホアヒン駅周辺はホアヒン市街の中心でもあるため、到着場所としては便利な立地です。駅周辺にはゲストハウスはじめ、安宿〜高級ホテルまであらゆるランクのホテルが連なっています。
鉄道の旅を楽しみたい人は、クルンテープ・アピワット中央駅から鉄道に乗ると良いです。
クルンテープ・アピワット中央駅は、MRTバンスー駅に接続しています。
（ピンクの四角で囲んでいるのがMRTバンスー駅）
（クルンテープ・アピワット中央駅）
クルンテープ・アピワット中央駅⇒ホアヒン駅行き列車への時刻表の確認方法
クルンテープ・アピワット中央駅からホアヒン駅行き列車の時刻表は、以下サイトより確認できます。
＞＞＞タイ国有鉄道公式サイト（時刻表）
（タイ語表記になっている場合は、英語表記に変更してください）
上記サイトの左側に”Krung Thep Aphiwat”、右側に”Hua hin”を入力して検索をかけると、時刻表を確認できます。
必ずエアコン付き車両に乗ろう！
ただし、ホアヒン行き列車には、以下のように設けられている等級によって、車内のエアコン有無が異なるので要注意です。
- エアコン無し3等車（木造のボックス席）
- エアコン無し2等車（2人掛けのリクライニング席）
- エアコン有り2等車（2人掛けのリクライニング席）
- エアコン有り1等車
- エアコン有り寝台車
【3等車】と【エアコン無し2等車】は鉄道はエアコンが効いておらず、多くのタイ人で満員状態です。鉄道の旅なので風情こそあるものの、正直言って快適とは言えない乗り心地です。
3等車の様子。本当の本当にしんどい旅でした…
エアコン無し車両での旅は本当にしんどいです。常に汗で身体中がベタベタ…。しかも多くのタイ人で混み合っています。また、ちょっとトイレなどで席を立つと、見知らぬタイ人が勝手に席に座っていることもしばしば…。
筆者は一度、エアコン無し3等車に乗車しましたが、正直言って「二度と乗りたくない」と思いました。
快適に旅したい人は、必ず【エアコン有り2等車】に乗車しましょう。
エアコン付き車両の確認方法
まず、タイ国有鉄道公式サイトにアクセスして（タイ語表記の場合は英語表記に変換してください）、上述のとおり、Krung Thep Aphiwat⇒Hua Hinの時刻表を表示させます。
時刻表を表示させたら、下画像にある”DETAILS”をクリック。
すると、エアコン有無や料金を含めた、各車両の詳細を確認できます。
上写真のエアコン付き2等車の料金は、大人330バーツ、子供280バーツ。
チケットは、バンスー中央駅内の中央にあるチケットカウンターより購入できます。
（チケットカウンター）
チケット購入の際は、パスポートの提示を求められます。必ず持参しましょう。
鉄道のチケットは予約しておくのがベター
ソンバットツアーのバス同様に、クルンテープ・アピワット中央駅からの列車は外国人のみならず多くのタイ人も利用します。
そのため、特にソンクラーンや年末年始に列車でホアヒンへ行く予定の人は、事前にバンスー中央駅へ足を運んで予約しておくか、タイ国鉄公式サイトより予約しておきましょう。
予約は、タイ国鉄公式サイトのオンラインブッキングページより可能です。
列車の到着場所
列車の到着場所は、ホアヒン市街の中心にあるホアヒン駅です。
ホアヒン駅周辺は客待ちしているタクシーやトゥクトゥクが多いため、ホテルへの交通手段は簡単に捕まります。
最もホテルが多いエリアでもあるので、宿泊ホテルによっては列車で行く方が便利です。
まとめ。ホアヒンへのアクセスはバスか鉄道がベスト！
言うまでもなく予算に余裕がある人は送迎サービスを利用しましょう。プライベートなので一番快適なのは間違い無いです。
公共交通機関を利用して自力で行きたい人は、まずはバスか鉄道を検討しましょう。
個人的には、せっかくの旅なので鉄道をおすすめしたいところ。
やはり鉄道は旅をしている感覚でワクワクします。味気ないバス移動よりも楽しめるのは間違いありません。
バスもUSBポートが完備されていて居心地は良いですが、やはり鉄道旅の方が思い出に残ります。
「ホアヒンで絶対に行くべき場所」「おすすめ観光地」については、以下のまとめ記事を参考にどうぞ。
ホアヒンのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。格安〜高級まで予算ごとに紹介しています。
ホアヒンでソンテウを乗りこなして観光したい人は、以下のソンテウルートマップも参考にどうぞ。
ホアヒンで絶対行くべき神秘的な観光地。プラヤーナコーン洞窟とカオルアン洞窟については、以下の記事を参考にどうぞ。
鉄道の紹介がちょっと残念だったので、コメントします。この紹介だと、快適に移動したい人は敬遠しちゃいますよね。
リーさんが乗られた列車は、3等車だと思います。ホアヒン行きの列車には3等車、エアコンなし2等車、エアコン有2等車、寝台車があります。2等車はボックス席ではなく、2人掛けのリクライニング車です。エアコン付きだと快適に旅行できます。
時刻表の列車タイプの表示をクリックすると、座席様式、料金を見ることができます。ぜひ参照して追加記載されることを願います。
また、トンブリからも、普通車（これは３等のみかな）でていますが、これはかなり疲れると思います。
＞＞hamさん
ご指摘ありがとうございます!!実は以前にSNSでも他の方から同様のご指摘をいただき、早めに修正しなければと思いつつすっかり忘れてしまっていました。
詳細な情報までありがとうございます。今後列車でホアヒンへ行く人の参考になるよう、早急に修正させていただきます。