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海外旅行用バックパック
海外旅行用バックパックとは、長期の海外個人旅行の際に、旅行道具を持ち運びするリュックのことです。
一般に、海外旅行用のバッグといえば、カート式のスーツケースや、肩がけ式のメッセンジャーバッグを思い浮かべる人もいると思います。
しかし、長期旅行においては、以下の理由よりバックパックを使う方が最適だと考えられます。
- 長期旅行中は徒歩での移動が多くなる。その為、道路が日本より舗装されていない海外でキャリーバッグを持ち歩くのは困難。
- 荷物が多いと必然的に重量が増す為、メッセンジャーバッグでは負担が片方の肩だけにかかりすぎる。
ただ、一言にバックパックと言っても、種類や容量は様々なので、計画した旅行プランに合ったパックを選ぶ必要があります。
そこで今回は、これから長期の海外旅行をする人に向け、海外旅行用バックパック選びにおいて重量なことを述べていきたいと思います。
旅行用?登山用?選び方の違い
知っている人も多いと思いますが、バックパックには旅行用と登山用の2種類があります。
登山においては、旅行よりハードな環境が想定される為、慎重にバックパックを選ぶべきだと考えられます。
例えば、ハイドレーションシステムや、プローブ等の雪山用品を設置できるようになっているかなど、旅行用には必要のない設計を求める必要があります。
一方で、旅行用バックパックの選び方は非常にシンプルです。旅行期間に見合った容量の背負い心地が良いパックであれば、あとはデザインと価格だけで決めてしまっても、さほど支障はありません。
絶対に必要な6つの機能
とは言っても最低限、以下の近年開発されているバックパックにおいては標準となっている機能のパックを選ぶべきでしょう。
- ポケットの数が多い
- バックパネルとショルダーハーネスがメッシュである
- ウエストハーネスが付いている
- ポケットがファスナータイプ
- レインカバー付属
1,ポケットの数が多い
ポケットが多ければ多いほど、荷物の取り出しが楽になります。
例えば、雨具や虫除けスプレー等、環境によって必要になる物と、ガイドブックや辞書等の頻繁に使う物は、別々の場所に収納しておいた方が取り出しやすいです。
最初は気づかなくても、旅を続けていく内に、こうした自分なりの荷物のカテゴリー分けは増えていく傾向にあります。
メインポケットとは別に、3つはポケットがあると助かります。
2,バックパネルとショルダーハーネスがメッシュである
バックパネルとは、背負った時に背中にあたる背面部分、ショルダーハーネスは肩にあたる部分のことをいいます。
パックを背負って歩き続けていると、気がついたら汗でビショビショになっていることがあります。特に暑い国に滞在するバックパッカーは、汗で蒸れないようにする為に、必ずメッシュ仕様の物を選びましょう。
3,ウエストハーネスが付いている
ウエストハーネスとは、腰回りを覆うベルトのことです。ウエストハーネスを締めることによって、負担を肩だけでなく背中全体に分散させることができます。
徒歩での移動時間が長くなりやすいバックパッカーには必須といえる機能です。
4,ポケットがファスナータイプ
中には、ポケットが紐で締めるタイプのパックもあります。しかし、紐で締めるタイプだと、盗難防止用の南京錠をかけることができません。
バックパック内の荷物の盗難は非常に多く、空港で預け手荷物にする場合など、やむをえなく目を離してしまうこともあります。
鍵をかけられるよう、必ずファスナータイプの物を選びましょう。
5,レインカバー付属
後ろからサブポケットのチャックを開けられたり、気づかない間に麻薬などを仕込まれたりされないようにレインカバーをつけておくと安心です。
また、レインカバーはバックパックの色あせや経年劣化を遅らせます。そのため、防水のバックパックであっても付けておくのがベター。防水加工のコーティング劣化を防ぎます。
近年のバックパックにはレインカバーが付属している物も多いので、購入前に確認しておきましょう。
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色やブランドにこだわる必要はない
バックパッカー経験者の中には、バックパック選びにおいて「派手な色は目立つから避けるべし」「ブランド物のバックパックだと盗難のターゲットにされやすい」と述べる人もいます。
ただ、だからと言って、今度は暗めな色やノーブランド物にすると「蚊や蜂が寄ってきやすい」「ノーブランド物は劣化が早い」という声が一方からは聞こえてきます。
正直、派手だろうが地味だろうが、有名・無名ブランドだろうが、盗まれる時は盗まれますし、虫が来る時は来ます。ブランド物であっても壊れる時は壊れるでしょう。
そのため、バックパックを選ぶ上で色やブランドを考える必要はありません。キリがないです。
自分自身、これまで有名ブランドからノーブランド、派手な物から地味な物まで様々なバックパックを背負って旅行をしてきましたが、色やブランドで便利・不便を感じることはありませんでした。
色やブランドを考えるよりも、自身の行動を危険に遭遇しないよう管理する(治安の悪い場所は避ける、盗難対策をする、虫除けスプレーをふる)ほうが、よっぽど安心です。
容量(リットル)の目安
海外旅行バックパックの容量はL(リットル)で表記されています。
一般に、パックの容量には20〜70Lくらいの幅があります。
もちろん、旅行期間が長ければ長い程、容量の大きなパックを選ぶ必要があります。
容量 | 旅行期間 | パッキング後の重さ (個人差あり) |
20-29L | 1-2週間 | 5-7kg |
30-39L | 1-3ヶ月 | 6-10kg |
40-49L | 3-6ヶ月 | 7-13kg |
50-59L | 1年以上 | 15-18kg |
60-69L | 1年以上 | 20kg前後 |
パッキングに自信のある上級者の中には、30リットルのパックで数年の旅行をする人もいます。
ただ、初めてのバックパッカーであれば、できるだけ容量に余裕を持っておいたほうが良いでしょう。
とは言え、荷物を詰めた時の重さは参考にしておきたいです。
男性であれば15kg程度の荷物でも持てると思いますが、女性であれば12〜3kgが限界でしょう。
13kgと言えば2歳児くらいの重さです。これでも長時間の徒歩移動はきついです。
荷物を軽くするコツですが、衣類をできるだけこまめに洗濯するという前提で、2〜3日分しか持っていかないようするだけで、5〜6日分持ち歩くより2〜3kgは軽減できます。
また、ガイドブックなどの本は電子書籍にまとめるのも効果的です。
定番ガイドブック「地球の歩き方」をダウンロードできますし、本で買うより安いのでおすすめです。
背負い心地も確認できればベター
背負い心地を確かめるには、実際に店頭へ行き複数のパックを背負い比べしてみるのが一番です。
各パックによって、バックパネルやショルダーハーネスのフィット感が違うはずです。
ただ、店頭に並べてある中身が空のパックをそのまま背負っても、イマイチ違いがわからないと思います。
可能であれば店員にお願いして、何か適当な旅行用品を詰めてもらった状態で背負ってみましょう。
背負った状態で1時間くらいは歩けそうか、小走りくらいならできるか、ウエストハーネスを閉めた時に体に痛い部分はないか、なども確認してみましょう。
LCCを利用時は機内持ち込み手荷物の条件を確認しておこう!
(代表的な格安航空、JETSTARの飛行機)
LCC(ローコストキャリア)とは、機内食などのサービスを省く代わりに、既存航空会社よりも低価格な航空運賃を提供する格安航空会社です。
できるだけ予算を抑えたいバックパッカーは、極力LCCを利用すると思います。
ただ、各LCCでは機内に持ち込める手荷物のサイズ・重量の制限を設けており、制限を越えた手荷物は有料で預けなければなりません。
LCCは既存の航空会社と異なり、手荷物を預ける際に手荷物受託料金が発生するのです。
(JETSTARの受託手荷物料金表。アジア各国の国際線であれば受託料は5,000円)
以下は、日本に就航している代表的なLCC各社の規定サイズと容量です。
LCC 航空会社 | 高さ×幅×奥行き (cm) | 重量 (持込手荷物) |
Jetstar ジェットスター | 56 × 36 × 23 | 計7kgまで。 |
Air Asia エアアジア | 56 × 36 × 23 | 計7kgまで。 |
Peach ピーチ | 3辺合計が 115cm以内 | 計7kgまで。 |
scoot スクート | 54 × 38 × 23 | 計10kgまで。 |
HK Express 香港エクスプレス | 56 × 36 × 23 | 計7kgまで。 |
tigerair タイガーエア台湾 | 54 × 38 × 23 | 計10kgまで。 |
各航空会社の機内持ち込み手荷物規定は予告なく変更されることがあります。
規定のサイズ・重量については各航空会社のリンク先からも確認をどうぞ。
上記の数字だけを見てもサイズのイメージが湧きにくいと思うので、参考に自分が使っている規定サイズ内のバックパックの写真を載せます。
上記写真バックパックのサイズは、高さ55cm、幅32cm、奥行き20cmです。
ちなみに、容量は40Lです。
LCCを使う予定の人は、サイズを見て選べば受託料金を払わずに済みます。
ただ、規定の重量内に抑えるには、上記でも述べた荷物を軽減する工夫をする必要があります。
自分の場合、上写真のバックパックで、3ヶ月分の荷物を「できるだけ不要な物を削減して」詰めた時の重量が7kg弱でした。
JETSTARの規定ぎりぎりの重量です。
人によっては規定の重量をどうしても超えてしまうかもしれません。
その場合、無理をして荷物を減らすくらいなら、受託料金を支払ってでも持っていく方がいいです。
減らした荷物が後々必要になって困ってしまっては元も子もありません。
おすすめのバックパック
上記で述べた選び方のポイントを踏まえた上で、おすすめのバックパックをいくつか紹介します。
容量40L。LCC規定サイズ内のバッグ
最低限の機能を揃えて、且つLCCの規定サイズ内に収まるバッグを探している方におすすめのバックパック。
マウンテントップ
マウンテントップというマイナーブランドのバックパック。
バック自体の生地は薄めですが、脱着可能なレインカバーを付属しているので、雨が降っても心配いりません。
コストを抑えて標準機能のバックパックを探している人におすすめ。
0.93kg
KAKA
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現在自分が愛用しているのが、このKAKAというアウトドアブランドの3wayバックパック。
3wayとは、リュックスタイル⇔ボストンバッグ⇔手提げカバンに変更できる仕様のことです。
見た目がかっこいい上に、海外旅行以外でも使える贅沢なバッグを探している人におすすめです。
※レインカバー別売り
2kg
ソロ・ツーリスト
キャリーバッグ⇔バックパックに変身できる2way仕様のバッグ。
転がすことも背負うことも可能で、LCCの規定手荷物サイズにも収まるというアイデア商品。
仕様用途の幅は広いが、容量が33Lなので長期旅行向きではない。1ヶ月〜長くても3ヶ月程度の使用がおすすめ。
※レインカバー別売り
2.18kg
容量40〜45L。有名ブランドのバックパック。
LCCの規定サイズ超ではありますが、耐久性と機能性は抜群に良いです。
その分値段も高いですが、安心感がある為、初心者バックパッカーにおすすめです。
ノースフェイス/45L
撥水性の高いナイロン素材とファスナーを採用しているバックパック。
小物入れ用のポケットが充実しています。シンプルなデザインもかっこいいです。
レインカバー付き。
1.52kg
ミレー/40L〜45L
強度の高いナイロン生地と繊維を使用している高品質バックパック。ちょっとやそっとでは傷すらつきません。
雨蓋やショルダーハーネス、サイドなどの至る所に小物を収納するポケットが付属しているため、非常に使い勝手が良い。
また、パックが腰と背中にピタッと張り付くような設計なので、長時間歩いても疲れません。体力に自信がない人におすすめ。
このクラスのパックの中では最高品質。
レインカバー付き。
1.46kg
ストリームトレイル Dry Tank/40L
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背負ったまま水中に入ってもバックパックの中身が濡れないという、非常に防水性が高いバックパック。
ただし、ポケットが全面に一つしかないので収納性が低いのが難点。細かい荷物を住み分けさせるなら確実にサブのバッグも必要になります。
このバッグをおすすめできるのは、スコールが降り注ぐ雨季の東南アジア(6月〜11月)を中期(1週間〜2週間程度)で旅する方に限られるでしょう。
1週間〜2週間の旅であれば、そこまで荷物は多くならないので、ポケットの数が少なくても対応できます。
カジュアルなデザインなので、旅行後に普段使いもできるパックを探している方にもおすすめ。
※レインカバー別売り
1.5kg
ドイター/41L〜50L
上下どちらにもファスナーがついている二気室構造のバックパックです。
底に入れた物でも取り出しやすいので、暑い国から寒い国に行く時に、奥底にしまった冬服などを出す時に便利です。
バックパネルにも絞り込みベルトが付属しているため、細い体格の人でも本体を背中にしっかり固定できます。
レインカバー付属。
1.7kg
50Lバックパック
ホークギア/55L
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超軽量・超軟性素材のドラゴンボーンというメッシュ素材を使用していることにより、耐久性が高い上に軽量(本体重量わずか2.1kg)を実現しているバックパック。
背中部分に軽量アルミバーが入っているため型崩れをおこしません。ちょっと立てかけておく時や、バスに積む時に便利。
この価格帯でレインカバー付属なのでコスパ最高と言えます。日本人からのレビュー評価も相当高い。
2.1kg
マリングトップ/50L
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ショルダー部分にも厚めのクッションが入っている為、肩への疲労が少ないバックパック。
多機能性で高級な見た目の割には、そこまで高くない値段なのも嬉しい。
レインカバー付き。
1.8kg
まとめ
長くなりましたが、今回紹介したバックパックの選び方のポイントを箇条書きでまとめると
- 旅行用と登山用はパックの選び方が違う
- ポケットの数は多ければ多いほど便利
- バックパネルとショルダーハーネスはメッシュ仕様が好ましい
- ウエストハーネスがついていること
- ポケットは紐タイプではなくファスナーであること
- レインカバーを付けること
- 色やブランドにこだわる必要はない
- 容量は3ヶ月〜1年の旅行予定であれば、40〜50リットルが好ましい
- 荷物を詰めた時の容量。男性であれば15kg、女性であれば12kg程度が限度
- 重量の軽減工夫は、衣類を減らしたりガイドブックを電子辞書にする
ということでした。
是非、バックパック選びの参考にしてみてください。
バックパッカーに人気な東南アジアのおすすめ周遊ルートや、旅に必要な持ち物については、以下の記事を参考にどうぞ。
世界の旅人が集まるバックパッカーの聖地、カオサンロードへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
バックパッカーにおすすめのサンダルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
海外旅行の便利グッズまとめ。「持ってて良かった!」と思えるものだけをまとめました。
コロナの影響で変わり果てたタイの歓楽街の様子。
コメント失礼します
自分がバックパックしたあとにホームページを作ろうと思っているものです。
このホームページが素晴らしく、真似したいと思い連絡させて頂きました。ホームページを作る際に利用した本等がございましたら教えていただきたいです。
ブログ形式のWebサイトの作り方ということでしょうかね?
自分は『初めてのワードプレス。本格ブログ運営法』を参考にしました。
かなり分かりやすく書かれているので、初心者でも理解できると思いますよ。