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ワットパクナムといえば、言わずと知れたバンコク随一のインスタ映えスポット。数々のメディアに登場する鉄板観光地です。
バンコク旅行中にワットパクナムへ行かない人はいないでしょう。京都で例えるなら伏見稲荷大社、東京で例えるなら雷門くらいの鉄板スポットと言っても過言ではありません。
そんなワットパクナムに、実は日本別院が存在することはご存知でしょうか。
場所は千葉県成田市。成田空港から車で20分、周囲には畑しかない田舎道に忽然と鎮座しています。
ワットパクナムが有名になった頃、同時に「日本にも別院がある」との情報だけは知っていたのですが、いかんせんアクセス利便性が悪い場所なので行けずじまいでした。
しかし、機会があり今回やっと念願のワットパクナム日本別院へ行けました。
千葉にあるワットパクナム別院、想像よりタイだった…!公式ページに書いてある最寄りバス停から、歩道すらない田舎道を歩いて1時間30分。中々ハードな参拝でした。 pic.twitter.com/2IztrDOgM8
— リーさん@WEBライター (@AsiaThailand208) January 21, 2023
バンコクのワットパクナムのインパクトが凄すぎるだけに、日本別院はどうなのかな〜…。ただ寺院があるだけでそこまで映えない印象…。
なんて思っていたのですが、大間違い。
ここだけ異世界!日本の中の異国です。ここでYoutubeライブをして「今タイにいます」と言っても誰も日本にいるとは思わないでしょう。そのくらい、100%タイです。
また、ど田舎に鎮座しているためか、存在感が圧倒的…!荘厳さと煌びやかさが一際放たれています。
タイ好きなら絶対に行くべきマストスポットです。
今回の記事では、ワットパクナム訪問レポートとして
- 境内と本堂の様子
- アクセス方法
- 開放時間
について、詳しく記載しています。
ワットパクナム日本別院(Wat Paknam Japan / วัดปากน้ำญี่ปุ่น)
ワットパクナム日本別院は1998年に、千葉や東京近辺に住む在日タイ人が、気軽にお祈りや相談ごとをできる憩いの場として開かれました。
タイから5人の僧侶が派遣されていて、周囲に住むタイ人の方々は自分や家族の誕生日、お葬式の時に伺ったり、時にはタイ人同士の交流の場としても寺院を利用しています。
筆者が訪れた時も、事務所の中で5人のタイ人の方がタイ料理を持ち寄って食べていました。
ロイクラトンやソンクラーンといったタイ行事の日には、ワットパクナム日本別院でもタイ人数千人が集まりイベントを一般公開しています。
日本に住むタイ人にとって心の拠り所であり、パワースポットのような場所でもあるのでしょう。
(境内の建物内にはワットパクナム・バンコクの前僧正「ルアンポーソッド氏」の写真が飾られてある。バンコクのワットパクナム記事でも解説している、タイ人で知らない人はいない有名な方)
確かに海外に住んでいて、こうした母国にゆかりのある場所が近くにあると普段から足を運びたくなりますね。
周辺に住むのタイ人の中には、休暇をとってワットパクナム日本別院で3泊4泊程度の短期出家をする人もいるのだとか。
心がホッとする!100%タイのワットパクナム日本別院を紹介
ワットパクナム日本別院の敷地面積は2000坪(約6,600平米)。
境内には本堂の他、出家用や僧侶の宿泊棟、サーラー(大食堂)、事務室、魚に餌をやる池(タンブンする場所)があります。
なんと言ってもハイライトは本堂。圧倒的存在感です。
荘厳な本堂に圧倒される
境内に足を踏み込むと、最初に見えるのが煌びやかな本堂。
青い屋根に、大理石をあしらった外観。正真正銘タイの寺院です。また、本堂建設に使用した材料は全てタイ現地から輸入したのこと。
正直、タイ国内であれば、(見た目のインパクトだけで言えば)そこまで驚く規模の寺院ではありません。まあ、ありがちと言えばありがちな見た目かなと。
しかし、ここは千葉県成田市。やはりこの不釣り合いな環境にタイの荘厳な寺院が佇んでいる姿には感動すら覚えます。
本堂の中もびっくり…!完全にタイです。手のこんだ壁画も素晴らしいです。
久しくタイに行っていないタイ好きにとっては、どこか心がホッとするのではないでしょうか。
タイ寺院特有のちょっと埃っぽい香りも充満していて、まさにタイ。
今回は残念ながら僧侶の方が不在だったのでタンブンはしていませんが、次回はタイ人の彼女でも連れてしっかりタンブンします。
カティン奉納所
次に境内で目を引くのが、こちらのカティン奉納所。
カティンとは、年に1度、オーックパンサー(陰暦8月から3か月間の僧侶の修行期間が終わる日)から1ヶ月の間に行われる、僧侶に新しい僧衣を献上する仏教儀式です。
筆者が訪れた時は誰もいませんでしたが、儀式当日は多くのタイ人が訪れ、境内には屋台なども開設され盛大に儀式が行われるのだとか。
こちらはサマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想の方法の説明書き。
ここで瞑想を行う時に使用するのでしょうか。
曜日仏像もある!
タイ参拝で欠かせないのが曜日仏像。
タイでは自分の生まれ曜日の仏像は守護仏であり、生まれ曜日の仏像に拝みます。
さすが日本別院だけあって、それぞれの仏像に日本語で「◯曜日」との記載もあります。
せっかくなので拝んでおきましょう。
ナーガに祈りを捧げる場所
こちらは一見、何をする場所なのか不明でしたが…
説明書きらしき物には、ナーガに祈りを捧げる時のマントラ(呪文)が記載されています。
そういえば、ムクダハンのワット・ローイ・プラ・プッタバート・プー・マノーロムでも、こんなものを見たような。
神社のような仏堂
個人的に結構面白かったのが、この建物。入り口にはヤック(守護神)が立ち、中には仏像が安置されています。一見には普通のタイ仏堂ですが、、、
なんと神社のように賽銭箱が置かれ、上部には鐘が付いています。
思わぬところで日本とのコラージュ!でもせっかく日本にあるのだから、少しくらいこういったコラージュ要素がある方が面白いです。
最後は鯉に餌やり
タイ寺院と言えばこれ。池で鯉に餌やり。しっかりタンブンしてきました。
と、境内の建物紹介はこんな感じです。
ゆっくり見学しても滞在時間は30分程度といったところでしょうか。
続いてアクセス方法を紹介します。
ワットパクナム日本別院への行き方
以下は、ワットパクナム日本別院の場所を記したGoogleMap
最寄りの鉄道駅は、京成電鉄の「京成成田駅」です。
ただ、京成成田駅からは、距離約14km、車で20分離れた場所に位置しています。
京成成田駅からワットパクナム日本別院へのアクセス方法は、以下の2択。
- 京成成田駅周辺でレンタカーを借りてアクセス
- 京成成田駅から路線バスに乗り、バス降車後に徒歩
筆者は路線バスに乗り、降車後徒歩でアクセスしましたが、筆者に言わせると絶対にレンタカーで行くべきです。
路線バスの場合、降車バス停からワットパクナム日本別院まで約1時間20分歩きます。しかも人っ子一人歩いていないとてつもない田舎道をです。
道中は歩道がない場所もあるため、徒歩でのアクセスは中々ハード。一応、路線バスでのアクセス方法も後述していますが、レンタカーで行くことを強くおすすめします。
路線バスと徒歩でアクセスする
路線バスでアクセスする方法は以下のとおり。
- 京成成田駅の西口を出る
- 西口のバス停へ
- バス停の2番乗り場「吉岡経由 佐原粉名口方面」のバスに乗車
- 吉岡新田で降車
- 降車場所から徒歩
バス運賃は片道510円です。時刻表は後述しています。
京成成田駅西口のバス停へ
京成成田駅の西口を出ると
バス停があります。
「吉岡経由 佐原粉名口方面」のバスに乗車
2番乗り場から「吉岡経由 佐原粉名口」方面のバスに乗りましょう。
時刻表はNAVI TIMEで調べた方が正確です。
佐原粉名口方面行きのバス
吉岡新田で降車、徒歩で寺院へ
吉岡新田で降車後、徒歩で寺院へ行くわけですが、ご覧のとおり長い道のりです。
一応、吉岡新田バス停目の前にはセブンイレブンがあります。冬なら温かい飲み物、夏なら水分補給できる物を必ず買っておきましょう。
セブンイレブン以外に寺院までの道中で飲み物を買える場所はありません。
約1時間10〜20分、誰もいない田舎道を歩くとワットパクナム日本別院に到着します。
ワットパクナム日本別院の住所
- 〒287-0237/千葉県成田市中野294-1
- 電話番号/047-673-8090
- 公式ページ
ワットパクナム日本別院の営業時間
- 毎日8:00〜17:00頃まで
(ただしタイで行事がある日は開放しているかは要問い合わせ) - 入場料は無料
日本の中のタイ!旅行気分を味わえた
想像より何倍も本格的なタイの雰囲気を味わえます。成田空港付近で1泊する予定がある人は、一度足を運んでみても良いのではないでしょうか。楽しいですよ。
ちなみに、日本にはワットパクナム日本別院以外にもタイに関連した寺院が20軒ちかくもあるとのこと。
>>>タイの寺院が日本でも見られる!日本人がおすすめしたい観光名所をご紹介|お役立ちラボ
機会があれば他の寺院も巡ってみたいです。
バンコクのワットパクナムについては、以下の観光ガイド記事を参考にどうぞ。
インスタ映えする場所が好きな人は、ここも必見。バンコクインスタ映えスポット特集。
B級スポット・珍スポットに心が踊る人は、以下の記事も必見です。