(ソイブッカオ)
ソイブッカオはパタヤにおける安宿街としての側面を持っています。
細い通りの両脇に、1泊2,000円以下の格安ホテル〜1泊5,000円前後の中級ホテルがびっしりと軒を連ねているのが大きな特徴です。
地元民向けのランドリーショップや安食堂の数も多く、いずれの施設も旅行者が多いので英語が通じやすいです。
ソイブッカオがパタヤ旅行者に好まれる理由には、こうした安いホテル・施設が多いことに加え、言わずもがなLKメトロへ近いことやバービアの数が多いことも挙げられるでしょう。
そのため、ソイブッカオはパタヤ滞在の目的に「低予算」「夜遊び」の2つのキーワードが含まれる人向けのエリアと言えます。
今回の記事では、ソイブッカオのホテルの中でも、比較的安くてコスパが高いと感じられるホテル6軒を厳選して紹介していきます。
いずれのホテルも安いだけに細かい欠点は挙げられますが、清潔感やホテルサービスは申し分なく、日本人からのレビュー評価を見ても概ね好評です。
是非、次回のパタヤ旅行の拠点として検討してみてはいかがでしょうか。
ソイブッカオのホテルMAP
今回紹介するホテルの場所は、全て以下地図上に記載しています。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するホテルは ❶〜❻です。
- 紫色のL字ライン はソイLKメトロです。
下記リンクからも、それぞれのホテルの宿泊料金詳細・予約確認が可能です。
宿泊料金にかんしては、シーズンによって変動するおそれがあるのでご注意下さい。
また、旅行当日に近ければ近いほど、料金が値上がりする傾向があるので、早めに予約する方が良いです。
全てのホテルでJF(ジョイナーフィー)が無料です。
❶ ホテル アンバーパタヤ (Hotel Amber Pattaya)
個人的に、ソイブッカオで今現在最もコスパが高いと感じるおすすめホテル。
アンバーパタヤは2019年に開業したばかりの新築ホテルです。
それでいて、1泊の宿泊料金は3,000円以下(シーズンにもよる)。
また、プール等の設備が整っている上に、スタッフ対応もしっかりしています。
以下で紹介する他のホテルと比べて、客観的に見ても優れた点が多いと感じるでしょう。
ソイブッカオにて2019年にオープンした新築ホテル
「アンバ― パタヤ (Hotel Amber Pattaya)」がメチャ良い感じです・新築でメチャ綺麗
・アゴダで1泊3,000円
・ツリータウンから徒歩4分
・日本のTV番組視聴できる
・喫煙はバルコニーで可
・プールまあまあ広いさすが安定の@マインドグループです pic.twitter.com/pMBRkUPYiM
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) October 4, 2019
上ツイートでも述べているように、主な特徴は以下の6点。
- 2019年新築なのでホテル全体が綺麗
- 格安ホテルだがプールが広々
- 客室テレビで日本語のTV番組視聴可能(日テレ、テレビ東京、フジ、朝日、NHK)
- バルコニーで喫煙可
- ツリータウンまで徒歩4分
- LKメトロまでは徒歩7分(距離約600m)
欠点らしい欠点と言えば、宿泊客にインド人が多い点でしょうか。
インド人は夜中でも通路等でうるさく騒ぐ時があります。たまに大きな話し声が聞こえてくる時がありました。
とは言え、値段を考えると個人的には許容範囲。
これで1泊3,000円なら見過ごせます。
写真の客室タイプは、デラックス プールビュー(Deluxe Pool View)。広さは30平米です。
部屋自体は普通ですが、やはり新築なので綺麗。
筆者が宿泊した2019年10月当時は、まだ新築の香りすら残っていました。
広くはないですがバルコニー付き。
バルコニー側から客室を見ると、こんな感じ。
小ぢんまりとした部屋ですが、作業用のデスクやバゲージラック、ハンガーなど、必要な物は一通り揃っています。
不便は全くありませんでした。
(冷蔵庫、セキュリティーボックス、バゲージラック)
客室には備え付けのサンダルもあり。
備え付けの割には頑丈(しかも履き心地良い)なので重宝します。
シャワールームは格安ホテルだけあって小さめ。
ただ、シャワーヘッドが天井固定と手持ちの両方あったのは良かったです。
お湯の出具合はバッチリ。
ホテルのプール。
1泊3,000円以下で宿泊できる格安ホテルのプールとは思えないほど広々しています。
また、プール周りはきちんと植物が手入れされていて、気持ち良いです。
ビーチチェアもそれなりの数があるため、日中は友人とのんびりプールサイドでくつろげます。
レセプションロビー周りの待合スペースも綺麗で広々。
その他、ホテル内にはフィットネスジムやマッサージ、サウナ施設もあり。
格安でここまで施設が整ったホテルは、ソイブッカオと言えど他にないでしょう。
「よく出来たホテルだな〜」と関心を覚えたほど。
調べてみると、どうやらホテルアンバーパタヤは、以前紹介したパタヤの日本人向けホテルと系列が同じなようです。
通りで。やたらと安心感と清潔感があるわけだ。
とにもかくにもソイブッカオでは一番おすすめ。
ツリータウンやLKメトロも徒歩圏内なので、ソイブッカオ経験者であれば不便は一切感じないでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ R-コン レジデンス(R-Con Residence)
ソイブッカオのやや北側、ブッカオ市場目の前に位置するホテル。
LKメトロからの距離は500m程度で、徒歩にすると約7分の場所にあります。
コーナーの角に建っているため見つけやすいです。また、ブッカオでは有名なホテルのようで、ドライバー皆がホテル名を知っています。
このホテルは、1泊の宿泊料金が2,000円を切る(シーズンにもよるが)割には、部屋が広いです(40平米ほど)。
やや老朽化が進んでいますが、ソイブッカオのホテルでは最も利便性とコストパフォーマンスの高さを感じられるでしょう。
ホテル1階にファミリーマートとバービアが併設されているのも便利。
ホテル1階のバービア。昼間からビールを飲む白人で溢れています。ブッカオらしい光景。
アメリカンブレックファーストの料金は1食100バーツ。
エントランス。女性を連れ込む際はIDチェックあり。
スーペリアタイプの客室。広さは40平米。
格安の割には部屋が広くて、バルコニーまで付いているのがこのホテルの利点です。
ただ、テレビはブラウン管でセーフティボックスはありません(貴重品はエントランスに預けるタイプ)。
部屋には作業机とソファーもあり。細かい欠点を気にしない人であれば、ゆったりと過ごせます。
自分のようにゲストハウス慣れしている人間であれば、これだけ安いなら全然良い!と思えるでしょう。
客室を360度見渡せるパノラマ写真
R-コン レジデンスの客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
冷蔵庫などの最低限必要な物は全て完備されています。
個人的に唯一不満だったのは、シャワールームが小さいという点。シャワーを浴びたら100%トイレが水浸しになります。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真
R-コン レジデンスのシャワールーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
洗面所は広くて洗面用具を置くスペースが十分にあるので便利。アメニティはシャンプーと石鹸が完備。
バルコニー
ゲストハウス並みの料金でここまで部屋が広いホテルは、タイ全体を見渡しても珍しいのではないかと思います。
設備こそ若干古い部分は見られたものの、エアコンやホットシャワーなど必要な部分はきちんと機能するので、豪華さを求めないのであれば満足のいくホテルです。
Wifiの感度も良好でYouTube動画をサクサク見られました。中国人やインド人などの団体客もおらず、ひっそりとブッカオ滞在を楽しめる穴場のような場所だと思います。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ マレーズ ロッジ ホテル & レストラン(Maleez Lodge Hotel and Restaurant)
マレーズ ロッジ ホテル & レストランは、名前の通りレストランが併設されているホテルです。
1階にレストラン兼バービアがあり、2階からは全てホテル客室になっています。
ソイブッカオには、こうしたレストランバー併設のホテルが多いです。レストランバーの営業は早朝〜深夜まで行われています。
日中はダラダラとレストランバーで飲み食いするのもブッカオらしい過ごし方です。
写真の客室はスーペリアルーム。広さは24平米です。
1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが2,000円〜2,500円前後。雰囲気としては日本のビジネスホテルに近く、家具家電設備が比較的綺麗なホテルです。
バルコニーには椅子とテーブルが設置されています。
客室を360度見渡せるパノラマ写真
マレーズロッジホテルの客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
客室は日当たりが良くて明るい印象。
セーフティボックスは完備されていません。クローゼットは広くてハンガー付き。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真
マレーズロッジホテルのシャワールーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
シャワールームはトイレとの間に仕切りがないため、シャワーを浴びるとトイレが水浸しになります。
こうした作りは格安ホテルの多くに共通しているため、格安ホテルを予約するのであれば、この点は考慮しておいた方が良いでしょう。
ホテル内通路と1階のレストラン。
1階のレストランはフカフカのソファー席があるので、日中に時間を潰すには持ってこいの場所です。
パタヤ旅行者の中には「日中のパタヤってすることがなくないか?」と感じている人は多いでしょう。こういった場所でビールを飲んでまったりと過ごしてみるのもおすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ ケッティシリー ハウス(Katesiree House)
こちらも、1階にレストランバーが併設されているタイプの格安ホテル。
1泊の宿泊料金が1,500円前後(シーズンにもよる)という超破格の値段なので、極力宿泊費を抑えたい人向けです。
あまりにも宿泊料金が安いため、最初は「とんでもなく汚いホテルなのでは?」と勘ぐっていましたが、清掃も毎日行ってくれますし、至って清潔です。
欠点を挙げるとすれば、「エレベーターがない」ことと「部屋が少し薄暗い」という点です。
この2点を気にしないのであれば、節約旅行者にとっては居心地の良いホテルと言えます。
部屋の照明が電球色(オレンジのような色)なので、部屋に入った時の第一印象が「やや薄暗い」というものでした。
ただ、日中はカーテンを開けると日が差し込むので少しは明るいです。
各家電設備に関しては、作業机や薄型テレビ、クローゼット、セーフティボックス、冷蔵庫などの必要な物は全て揃っているので、不便なく過ごせます。
毎日無料のボトルウォーター2本を貰えます。
客室を360度見渡せるパノラマ写真
ケッティシリーハウスの客室 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
2,000円以下でこのクオリティなら悪くはないと思います。自分自身意外に感じましたし、レビューを見てもコスパ最高という声が多いです。
シャワールーム。アメニティはシャンプーと石鹸のみ。
シャワールームを360度見渡せるパノラマ写真
ケッティシリーハウスのシャワールーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
チェックインカウンターは1階のレストランにあります。
外国人が多いエリアの格安ホテルなので、スタッフは擦れていて対応が悪いのではと思っていました。
しかし、こちらが日本人とわかるやいなや、知っている日本語を使って笑わせてくれたりと、明るいスタッフが多かった印象です。
上述したように「エレベーターがない」「部屋が少し暗い」という2点を受け入れられるのであれば、定宿にする人も多いでしょう。そのくらい満足度が高いホテルでした。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❺ H ブティック ホテル パタヤ(H Boutique Hotel Pattaya)
ソイブッカオから伸びるセカンドロードソイ11(通称ソイ ハニーイン)の中に位置する格安ホテル。
1泊の宿泊料金は3,000円程度ですが、バンコクで同じグレードのホテルに泊まろうなら恐らく4,000円〜5,000円くらいのクオリティはあります。
パタヤ旅行好きの日本人の中には定宿にしている人も多く、ロビーでは高頻度で日本人とすれ違います。
部屋の雰囲気が可愛くて女性受けしそうな雰囲気。清潔感もあり、全体的にバランスの取れたホテルです。
写真はスーペリアルーム。広さは30平米です。
セーフティボックス完備。
客室内は禁煙ですが、バルコニー付きなので喫煙者の宿泊も問題ありません。
シャワールームはトイレとシャワーブースの間にガラス仕切りがあるタイプ。
シャワーを浴びてもトイレ側が水浸しになることはありません。さすがに1泊3,000円台にもなると、この辺りの作りはしっかりとしているようです。
アメニティはシャンプーと石鹸のみ。
ホテルを1歩外に出ると、マッサージ屋が多く並んでいます。
この辺りのマッサージ屋は、スペシャルマッサージという所謂”下”のマッサージが多いですが、可愛い呼び込みが多いので、男性旅行者なら楽しめるでしょう。
ソイブッカオとセカンドロードを繋ぐソイ11の丁度真ん中にあるので、どこへ行くにも便利です。
立地条件も良く、ある程度しっかりした作りの格安ホテルを探している男性旅行におすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❻ LK メトロポール ホテル(LK Metropole Hotel)
ソイLKメトロの中心に位置するホテル。
ソイブッカオとソイLKメトロを余すことなく遊び回るのであれば、最もおすすめの滞在先です。
宿泊料金は1泊5,000円前後ですが、ホテルにはプールやジムが完備されていて、客室にはバスタブ付きです。
バカンスも兼ねてパタヤ夜遊びを楽しむのであれば、高い満足度を得られるでしょう。
写真の客室はスタンダート。バルコニー付きで1泊5,000円前後。
ベッドが大きめでフカフカしているのが良いです。2人でも広々と寝られます。
冷蔵庫やテレビが大きめ。老朽化しているというコメントをレビューでは見かけますが、値段を考えると全く気にならないレベルです。
エアコンの効き具合や、清潔感、どれをとっても普通の日本人の感覚なら概ね満足できるでしょう。
バルコニー
バスルームはバスタブ付き。
バスタブに浸かってゆっくりしたい人、お気に入りの子と一緒にバスタブに入るのが好きな人にはありがたい。
今回紹介しているホテルの中では、唯一ジムとプールが完備されています。
ジムとプールがあれば、日中の暇な時間を潰すのは容易いと思うので、パタヤ夜遊び旅行者には良い環境のホテルでしょう。
立地がLKメトロの中心にあるので騒音を心配している人もいるかと思いますが、思ったより騒音は響かず安眠できます。
ソイブッカオ・LKメトロを余すことなく遊びたい人にとっては欠点がないホテル。「格安ホテルはちょっと…」という方は、こちらのホテルがおすすめ。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ソイブッカオはパタヤ長期滞在にもおすすめ
今回紹介したホテルのいくつかは、マンスリー滞在にも応じています。
ホテルによってマンスリー・ウィークリーの値段は異なりますが、安い場所であれば1ヶ月8,500バーツ程度。
また、この記事で紹介したホテルに限らず、ソイブッカオのホテルの多くがマンスリー滞在可能です。
長期滞在を考えている人は、まずは普通に2日3日宿泊してみて、自分なりに良い点・悪い点を理解した上で長期滞在に踏み切ると良いでしょう。
上述したように、ソイブッカオには長期滞在者が利用するランドリーショップや安食堂も多く、生活費に多くのお金をかけずに済みます。
それでいて夜遊びスポットが豊富なのは、最大のメリットと言えるでしょう。
このあたりはバンコクのカオサンとは大きな違いがあります。
沈没するにも非常に居心地が良いので、パタヤ長期滞在を考えている人は是非一度ソイブッカオに滞在してみてはいかがでしょうか。
パタヤのおすすめホテルまとめ。ソイブッカオに限らずパタヤビーチ全エリアのおすすめホテルは以下記事を参考にどうぞ。
