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シェムリアップは小さな町なので、大抵の観光地・見どころはガイドブックに漏れなく記載されています。しかし、中にはガイドブックには載らない穴場が好きな人もいるでしょう。
今回の記事では、そんな穴場旅行好きに向けて、ガイドブックには載っていないローカルな観光地を紹介します。
日本人の間では「蓮畑」、現地人の間では「ចម្ការឈូក(カタカナ読みするとジョム ガー チョ。英語の表記はRed Lotus Farm)」と呼ばれているスポットです。
シェムリアップのリピーターや在住者には比較的有名ですが、訪シェムリアップが初の旅行者には知られていません。
- 蓮池を囲むように藁葺き屋根の小屋が並んでいる
- 小屋で食事できる
- 小屋内に設置されているハンモックで昼寝すると気持ち良い
観光地というより単にレストラン、癒しスポットと言う方が正しいですが、とにかく穴場。外国人観光客だらけのシェムリアップにおいて、旅行者を全く見かけません。家族連れや学生のカンボジア人が集う場所です。
シェムリアップ中心街からはトゥクトゥクで片道15分程度でアクセスできる(運賃は往復10USドル程度)ので、観光の休憩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
以下では、蓮畑の特徴やレストランの料理、アクセス方法を記載しています。
シェムリアップの蓮畑(レッドロータスファーム)
いきなりネガティブな情報から述べますが、蓮畑の池は上写真の通り、そんなに綺麗ではないです。
蓮自体はたくさん浮いています。季節に関係なく咲いていますが、一番綺麗に花が咲くのは午前中(特に7時〜9時)とのこと。
自分が訪れたのは11時頃だったので、咲いているには咲いていますが、写真映えするほどではありませんでした。4割くらいは蕾に戻っていました。
ちなみに、この時は9月。トゥクトゥクのドライバーによれば、最も綺麗に蓮が咲き乱れるのは2月〜7月とのこと。
- 2月〜7月の
- 午前中(特に7時〜9時)
が蓮を見るベストタイム
パッと見た感じ、ポツポツと咲いている程度。それでも、やはり蓮畑は癒されます。
また、カンボジアにとって蓮は特別な存在。というのは、アンコールワットは蓮の蕾をデザインして作られているからです。
(アンコールワット遺跡。上部塔の先端が蓮を模していると言われている)
蓮畑の広さはサッカーコート1/2面くらいの面積。そのため、歩いて見て回るだけなら10分程度で終わります。
やはり、この蓮畑に来るなら、せっかくなので藁葺き屋根のレストランでの食事も楽しみたいです。
レストランで蓮を眺めながら食事
藁葺き屋根の食事何処は、勝手に座って良いですし、スタッフが席まで案内してくれることもあります。内部の広さは4人くらいが座って食事できるくらい。テーブルの他にハンモックもあります。
食事メニューは英語表記と写真付き。料金はドル表示なので分かりやすいです。1品3USドル程度。
ただ、クメール料理のみなので、外国の料理を受け付けない方は要注意。ピザやポテトと言った街中のレストランにあるメニューは存在しません。パッと見で誰もが抵抗なく食べられそうな料理はチャーハンくらい。
自分は何を食べればいいのか全く分からなかったので、同行したトゥクトゥクドライバーに「辛くない」を条件に以下のメニューを注文しました。
写真左:カタツムリと唐辛子炒め(メニュー表記:Grilled Spicy Snail)。3USドル。写真右の料理名と値段は失念。
乾燥した蛇肉(メニュー表記:Grilled Dry Snail)。料金は2.5USドル。いずれも自分一人で来ていたら、まず注文しないであろう料理。
しかし、まあこれが思いの外美味い。というか、酒のつまみに最適!
カタツムリなので泥臭さと”ぬめり”を懸念していたのですが、泥臭いどころかガーリックの匂いが食欲をそそります。食感はプリッとしていて、「おや、これは…意外にイケるッ!」と思い、パクパク食べました。
蛇の乾燥肉も中々。やや淡白に感じましたが、珍味というほど変な味でもなく、表現し難いですが「パッサパサに乾燥させたチキン」という感じで普通に食べられます。
なんだかんだでトゥクトゥクドライバーと計4本のビールを飲み干しました。そのくらい酒のつまみに最適。
「蛇」「カタツムリ」と聞いたら抵抗を覚える人もいるでしょうが、これは試しに食べてみて損しない美味しさです。
ほろ酔いでハンモックに揺られる幸せ
食うだけ食って良い感じに酔いも回ってきたら、ハンモックで昼寝。これが今回のシェムリアップ滞在で一番幸せな時間でした。
南国でハンモックに揺られるのって本当に気持ち良いです。
気がついたら野良犬も入ってきて、一緒に昼寝
ボートを漕ぐカンボジア人の子供。のどかな光景です。
一緒に来たカンボジア人のトゥクトゥクドライバーもハンモックに揺られながらリラックス。
このドライバーは多くの日本人客を案内してきたそうで、過去には日本人の恋人もいたとのこと。
若干ですが日本語が話せる上に英語ペラペラなので会話も楽しかったです。「日本人の女の子はどう?可愛い?夜は熱いでしょ」などと、ちょこちょこと下衆な話をして盛り上がります。
全世界の男が共通して盛り上がれる話題はいつだって下ネタです。
一頻り満喫したところで蓮畑を後にします。滞在時間は合計で1時間30分くらいだったでしょうか。
食事料金はビール合わせて20USドル程度。20USドルで飲食できて、昼寝もできて蓮も眺められるのであれば悪くはありません。満足に楽しめたと言えます。
蓮畑(レッドロータスファーム)への行き方
レッドロータスファームは、シェムリアップ中心街から南方へ約7.5kmの場所に位置しています。
トゥクトゥクでの所要時間は、片道15分〜20分といったところ。
トゥクトゥクは往復チャーターで(料金目安は10USドル)
複数人のドライバーに交渉してみましたが、トゥクトゥク料金は往復で10USドルが相場でした。
高くても12USドルに落ち着けたいですね。
トゥクトゥクは必ず往復チャーターしましょう。なぜなら、蓮畑周辺には流しのトゥクトゥクが走っていないからです。
片道だけで来てしまうと、帰りの足を確保できません。
トゥクトゥクに行き先を告げる際は、「レッドロータスファーム」と言って当記事の写真を見せるか、クメール語表記「ចម្ការឈូក(カタカナ読みするとジョム ガー チョ」を見せれば伝わります。
トンレサップ湖も一緒に観光すると良い
蓮畑は、シェムリアップ中心街からトンレサップ湖へ行く道中にあります。
せっかくなら、トンレサップ湖へ行く前(もしくは観光後)に寄ってみると良いです。
通常、シェムリアップからトンレサップ湖へのトゥクトゥク往復チャーターは、以下記事に記載しているように15USドル〜25USドル程度。
レッドロータスファームは、トンレサップ湖へ行く道中にあるので、立ち寄ってもらったとしても+2〜3ドル程度の料金に収まるでしょう。
ツアーを利用する場合は、催行会社に相談して立ち寄ってもらうのもあり。プライベートツアーなら立ち寄ってもらえるでしょう。
蓮畑の営業時間
レストランの営業時間は8:00〜22:00とのことですが、蓮畑自体には早朝6:00くらいから入って朝日を見る人もいるようです。
念のため、朝日を見たい人は前日からトゥクトゥクドライバーに可否を相談しておくと良いでしょう。
特に休日はありません。先述したように、行くなら出来るだけ午前中に行くのがおすすめ。
入場料金2,000リエルを取られる場合もある
一応、2,000リエルの入場料が設けられています。ただ、何故か自分は取られませんでした。運が悪ければ取られると思っておきましょう。
シェムリアップの癒しスポット
アンコールワット遺跡群やトンレサップ湖に比べるとインパクトこそ欠けますが、癒しという観点で見れば印象に残る観光地でした。
外国人観光客が殆どいない上に、周りがカンボジア人観光客だらけだと新鮮感もあります。人とは違った場所に行きたいという人にとってはおすすめのスポットです。
シェムリアップは本当に観光客が多いので、こうしてハンモックに揺られながら時間を忘れらるような場所は意外とホテル以外にないんですよね。
なので、癒しを求めて是非行ってみましょう。
シェムリアップで人気観光地に関しては、以下のまとめ記事を参考にどうぞ。
遺跡観光以外ならここもおすすめ!シェムリアップ随一のサーカス「カンボジア サーカス ファー」
シェムリアップのおすすめホテルまとめ。格安から高級までコスパの高いホテルを厳選して紹介しています。