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(ソイカセムサンを歩くバックパッカー)
バンコクにおけるゲストハウス街といえば、カオサン通りをはじめ、ルンピニー駅周辺、チャイナタウンが挙げられます。
とりあえず上記3エリアに宿泊しておけば、他のバックパッカーと交流を深められるという理由から、いずれかのゲストハウス街に宿泊を予定する人は多いでしょう。
ただ、いずれのエリアも、元々は料金の安さのみを追求した場所である為、繁華街からは多少離れた立地というデメリットもあります。
これから紹介するゲストハウス街ソイカセムサン(Soi Kasem San)は、繁華街であるサイアムスクエア周辺やプラトゥーナム周辺へのアクセスを優先したい場合や、翌朝に他都市への移動予定がある場合に最もおすすめのエリアです。
ソイカセムサンは、BTS ナショナルスタジアム(National Stadium)駅目の前という場所にあり、他エリアより割高ですが、手頃な料金のゲストハウスが数件密集しています。あまりメジャーな場所ではありませんが、利便性を追求した長期滞在者には人気です。
上記3エリアでの滞在に飽きた人や、交通の便を優先したい人は是非滞在してみてはいかがでしょうか。
ソイカセムサン(Soi Kasem San)
(上から見たソイカセムサン。一見ゲストハウスが密集しているようには見えない)
ソイカセムサン(Soi Kasem San)は、BTS ナショナルスタジアム(National Stadium)駅前にある脇道の通称です。通りの長さは約300メートルで、両脇には10件前後のゲストハウスが並んでいます。
正式名称はカセムサン ソイ1(Kasem San soi1)と言います。
カセムサン(Kasem San)が通りの名称で、ソイ1(soi 1)はタイで用いられる脇道の番号です。
カセムサン ソイ1の東側には、同じようにカセムサン ソイ2、ソイ3…と番号が続いた脇道が伸びている為、一般のタイ人には正式名称を言わないと場所として伝わらないこともあります。
ただ、旅行者にとっては、カセムサンと言えばゲストハウスが連なるソイ1のことを指すので、ソイカセムサン = カセムサン ソイ1と認識されているのです。旅行者慣れしているタクシーやトゥクトゥクのドライバーであれば、「ソイカセムサン」とだけ言えばカセムサン ソイ1のことだと理解してくれるでしょう。
バックパッカーが集う長期滞在に適した環境
(通りに並ぶカフェ)
ゲストハウス”街”と呼ぶには規模が小さいですが、バソイカセムサンはバックパッカーが長期滞在するには十分な環境が整っています。
通り内にあるランドリーショップ。1kg/60バーツで、洗濯と乾燥まで行ってくれる。
長期旅行には欠かせない格安のタイローカル食堂が並んでいる。
欧米食中心のお洒落なカフェもあり、小さい通りの割にはバラエティ豊かな料理が食べられる。
深夜まで営業しているマッサージ店。
客待ちしているトゥクトゥクやタクシーも多い為、足の確保は容易。
個人的には、ソイカセムサンはカオサン通りから派手なエンターテイメント性を一切無くし、大幅に規模を縮小したような場所という印象を持っています。
しかし、徒歩圏内には後述するMBKセンターやサイアムスクエア等があるので、通りの外にも目を向ければ、一番利便性に富んだゲストハウス街だといえるでしょう。そのため、宿泊費を抑えながらも繁華街にすぐに出歩ける距離に滞在したい時は、自分は必ずと言っていいほどソイカセムサンのゲストハウスを利用しています。
ソイカセムサンのおすすめゲストハウス
今回紹介するゲストハウスは、全て以下MAPに記載しています。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 各ホテルの位置は A,B,C,D,E です。
- 黒色のライン = ソイカセムサン
- 灰色の色塗り部分 = サイアムスクエア
- 青色の電車マーク = BTS ナショナルスタジアム
- 黄色の$マーク= サイアムエクスチェンジ
- オレンジ色、紫色の星マーク = ジムトンプソンの家とMBKセンター
下記リンクからも、それぞれのホテルの宿泊料金詳細・予約確認が可能です。
No. | ホテル名 |
A | エー ワン イン |
B | ウェンディーハウス |
C | ムアンポルマンション |
D | メロウ フェロウ ホステル |
E | ラップ ディー バンコク サイアム スクエア ホテル |
宿泊料金にかんしては、シーズンによって変動するおそれがあるのでご注意下さい。
また、旅行当日に近ければ近いほど、料金が値上がりする傾向があるので、早めに予約する方が良いです。
A. エー ワン イン (A One Inn)
エー ワン イン (A One Inn)は、ソイカセムサン内では比較的日本人からの人気が高いゲストハウスです。
ゲストハウス内の注意書きが日本語で書かれていたりするため、利用しやすいのが良い点です。初めての海外旅行でも安心でしょう。
日本人バックパッカーが多いので友達を作りたい人にもおすすめです。
客室はシンプルでコンパクトな作り。最低限必要なテレビ、エアコン、シャワールームも設備されています。
部屋タイプは、シングル、ダブル、ツインに加えトリプル(上写真)もあるので、友達同士での旅行の場合、シェアをして安く抑えるのもありです。
バルコニーは大通りに面していないので静か。ゆったりと過ごしたい人向け。
朝食はバイキング形式。ゲストハウスの朝食を期待している人は少ないと思いますが、ここの朝食は宿泊料金の割には種類が多く、美味しいです。
ロビー兼朝食会場。清潔感があり、さわやかな朝を迎えられる。
エーワンインは、ソイカセムサンの中では、料金・ 客質共に一番無難なゲストハウスです。バンコクが初めてなら、まずは1〜2泊滞在して空気に慣れてみるのに最適な場所でしょう。
料金の詳細確認・予約は以下リンクから可能です。
その他おすすめのゲストハウス
その他のおすすめゲストハウスとして、地図上Bのウェンディーハウス (Wendy House)は、欧米人をはじめとしたバックパッカーが多く、雰囲気重視の明るいゲストハウスです。
また、地図上Eのラップ ディー バンコク サイアム スクエア ホテル (Lub d Bangkok Siam Square Hostel)は、価格の割にはデザイナーズマンションのようなお洒落な内装が、若い人からの注目を集めています。
>>>ラッブ ディー バンコク サイアム ホステル【agoda】
>>>Lub d Bangkok – Siam Square【Expedia】
どのホテルも立地に大差はないので、予算や雰囲気の好みで宿泊先を決めたら良いと思います。
その他、同エリアの上記以外のゲストハウスは、以下リンクより検索可能です。
>>>MBKセンター、ソイカセムサン周辺のホテル一覧最低価格保証付き
ソイカセムサンから徒歩圏内の施設
ソイカセムサン近辺には、バンコク関連のガイドブック等では必ず搭載されているおすすめの観光地や高レートの両替所があります。
詳しい場所は、おすすめのゲストハウスを含めた上MAPに記載していますので、ここではそれぞれの施設の概要を説明していきたいと思います。
MBKセンター(マーブンクロンセンター)
平均で10万5千人の客が毎日訪れる巨大ショッピングモール。通常のショッピングモールとは異なり、バンコクの電脳街と呼ばれています。
(MBKセンター内部)
その名の通り、モール内には携帯電話やパソコンをはじめとした電化製品が格安で並んでいるのが目に付きます。
シムフリーのI phoneが16000バーツ(約49,060円/2016年5月現在)という格安の値段で売られています。中には数千バーツの物もありますが、あまりにも安い物は偽物なので購入時には注意が必要です。
ただ、例え偽物でも、店員は惜しみなく「偽物だよ」と答えてくれるので、怪しいと思ったら聞いてみましょう。
旅行者用のツーリストSIMカードも売られています。購入したらすぐ使えるように設定も行ってくれるので、シムフリー端末を使っている人は要チェックです。
タイのSIMカードについては以下記事も参考にどうぞ。
その他、MBKセンター内には8番ラーメンや小船等のレストランもあるので、日本食が恋しくなった時の助け舟となるでしょう。
営業時間 | 定休日 |
10:00〜22:00 | 年中無休 |
SIAM EXCHANGE(サイアムエクスチェンジ)
バンコクで5本の指に入る高レートの両替所。
この近辺ではサイアムエクスチェンジよりレートの良い両替所はないので、円からバーツへの両替は必ずここで済ましておきたいです。
その他バンコク内の高レート両替所については以下記事を参考にどうぞ。
SIAM SQUARE(サイアムスクエア)
300 x 150メートル程度の一区画に若者向けのファッション雑貨店やスイーツの店があるショッピングタウン。若いタイ人の最先端カルチャー発祥の地となっており、常に客足が絶えないエリアです。
サイアムスクエアで売られている物の中には、露店で買える服より高価な物が多いです。
しかし、ここでしか買えないオリジナルブランドも多数存在している為、タイのカルチャーに興味があれば一度くらいは足を運んでみるのもいいかと思います。
自分はいわゆる裏原宿のようなストリートブランドの店が好きなのですが、サイアムスクエアにも共通したようなストリート系のショップが多いので、よく足を運んでいます。ただ、日本よりやや安い程度なので、予算は多めの方が良いでしょう。
しかし、割と高価な店でも、学生と思われる若いタイ人が惜しげもなくナイキのエアジョーダンシリーズを購入している姿もちらほら見られます。
(サイアムスクエア内のあちこちで若いタイ人達が腰を降ろしてダベっている。まるで日本の様だ)
サイアムスクエアの詳細については以下記事も参考にどうぞ。
Jim Thompson House(ジムトンプソンの家)
タイシルクを世界中に知らしめたアメリカ人、ジムトンプソンが第二次世界大戦後に住居としていた家。
チーク材を用いたタイの伝統様式家屋の中には、生前のジムトンプソンが収集していた東南アジアの芸術品や骨董品が数多く並んでいます。戦後、衰退の一途を辿っていたタイシルク製品を、現在に至るタイの一大産業にまで押し上げたジムトンプソンのセンスが伺える場所です。
敷地内には木が生い茂っており、見た目もさることながら風通しも良い為、大都会のオアシスとも呼ばれています。ジムトンプソンに興味がある人なら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
雑感
ソイカセムサンに滞在した感想としては、やはり立地の良さを実感することが多かったです。
通りを出たらBTSがあり、歩いてMBKセンターまで行ける。一見あたりまえのニーズではありますが、実はバンコク内にここまで立地の良いゲストハウスは少ないです。
多少宿泊料金は高めですが、それでも満足できるほどに良い場所だったと思います。
今回紹介したエーワンインをはじめ、ソイカセムサン近辺のゲストハウスはあまり多くの旅行者に知られてはいませんが、リピーター率が非常に高いというのも納得できました。
これからバンコクへ泊まる予定の人は、是非一度この利便性の良さを味わってみてはいかがでしょうか?
ソイカセムサン以外のバンコクにおける全てのゲストハウス街については、以下の記事を参考にどうぞ。
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