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バンコクの中でも極めて日本人居住者が多いトンロー(Thong Lo)周辺には、日本を感じさせる様々な飲食店や商業施設が存在します。
近年では、2019年2月22日にタイ初上陸を果たした「ドンキホーテ(Don Don Donki)」も記憶に新しいです。
各所でドンキの話題沸騰中の昨今、個人的にドンキ以上の衝撃を受けた施設がトンローにて開業していました。
それが、今回の記事で紹介する「マユ バンコク ジャパニーズ スタイル ホテル(繭バンコク)(MAYU Bangkok Japanese Style Hotel)」です。
畳、敷布団、緑色の砂壁、ちゃぶ台、掛け軸。写真だけを見たら日本としか思えない空間。
さらに、温泉風のバスタブや、和を意識した中庭まで設備されています。もちろん朝食は日本食。
以前紹介したプロンポンにある柏屋旅館タイホテルも、さすが日本人がオーナーだけあって本格的な旅館でした。
繭バンコクは、もう少し高級感のある旅館です。1泊の宿泊料金は、シーズンにもよりますが、最も安い部屋で1万2千円前後。スイートで3万円前後。
今回は、旅館慣れしている日本人が一人で泊まっても面白味がないと思い、「日本が好きだけど、まだ行ったことがない親日タイ人」と宿泊してみました。
トンローにある日本を再現した旅館「Mayu japanese style hotel」に
日本好きだけど行ったことないタイ人と宿泊しましたこの旅館、まだ開業して3ヶ月なので綺麗です
部屋の中に温泉風の風呂があるのが最高
朝食は豪華タイ人は、浴衣を着たらテンション上がってました
ウケはまあまあ良かったです pic.twitter.com/4lTnyJtuQ2? ri-@タイ一択 (@AsiaThailand208) 2019年2月23日
ツイートでも述べたように、タイ人からのウケは上々。
単身者よりもカップルや家族向けの雰囲気なので、筆者のようにタイ人と泊まってみるのも面白いかと思います。
タイでクオリティの高い日本旅館に宿泊したい人は是非。旅館の写真ギャラリーについては、以下の筆者インスタグラム投稿をどうぞ。
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AGODAでは何故か満室になっていることが多い
繭バンコク(MAYU Bangkok Japanese Style Hotel)
マユ バンコク ジャパニーズ スタイル ホテル(繭バンコク)は2018年末頃に開業した旅館です。
オーナーは日本人、かと思いきやスタッフに聞いたところタイ人オーナーとのこと。
旅館の女将として働くタイ人の方は、日本の旅館の「おもてなし」に感動を受け、その後数十回に渡り日本の旅館を研究しました。
旅館にある全ての物は日本から空輸で取り寄せたとのことです。どおりで全ての物から日本の雰囲気を感じ取れるわけです。
それにしても完成度高いですよね。
竹で造られた垣といい、沓脱石といい、敷石といい。完全に日本を知っている人の仕事です。
(プールもあるが小さい。完全に子供用)
日本人スタッフあるいは日本語を話せるタイ人スタッフはいませんでした。そのため、スタッフとのやり取りは英語かタイ語となります。
キングスイート(King Suite)の客室。風呂が良い!
今回宿泊した客室タイプは「キングスイート バルコニー付(King Suite with Balcony)」。
エクスペディアでは”Omeshi Honeymoon Suite Couple Onsen in room“と表記されています。
そう、この客室内には温泉風のバスタブがあるのです。
(スタッフが風呂を準備してくれる。もちろん朝風呂もOK)
(良い具合のにごり湯)
(至福のひと時)
鼻歌を歌ってしまうくらい良い湯です。最高の贅沢。
檜の風呂桶も完備してあって良い演出。
しかも二人で入れる広さです。カップルで宿泊している方は、是非一緒に入浴しましょう。
縁側からは手入れされた中庭が望めます。
広くはないですが、美しい庭です。
鹿おどし
風呂上がりには浴衣に着替えて記念撮影。
同行したタイ人は浴衣に一番テンションが上がっていました。生まれて初めて浴衣を着たそうです。
喜んでくれると、一緒に泊まって良かったと思えます。
シャワールーム。
トイレはウォシュレット付き。
ルームキー入れがお年玉袋だったりと、細部にまでこだわりが感じられます。
部屋の証明が中国のランタン風で、やや「なんちゃって感」も感じられましたが、8割は完全に日本です。
(照明。なぜか中華風)
普通に旅館です。
ただ、やはりタイにあることを考えると新鮮。
また、日本独自の文化が外国に浸透している様は誇らしいです。
一緒に宿泊したタイ人が、物珍しく写真をたくさん撮っているのを見ていると、なんだか鼻が高くなりました。
朝食はボリューム満点の和食セット
(朝食会場)
朝食は宿泊代とは別途で490バーツです。
アメリカンブレックファーストと日本食2種類から選べますが、ここは日本食一択でしょう。
朝食は割とボリュームがあります。
490バーツもするので当然と言えば当然ですが。
味は良し。特に人参、ちくわ、豆腐の煮物?が美味しかったです。
宿泊者は貸切温泉 アンド スパの入浴が10%オフになる
繭バンコクの隣には、貸切温泉 アンド スパという銭湯があります。
通常、貸切温泉 アンド スパの入浴料は700バーツ(45分)ですが、ホテル宿泊者は10%OFFで入浴可能です。
貸切温泉 アンド スパは、その名の通り完全個室の貸切温泉です。
一人用の檜風呂でゆっくり湯船に浸かれます。
(二人用の風呂もあり。異性とでも入浴できます)
筆者が宿泊したスイートルームにはバスタブがあったので、宿泊中は利用しませんでしたが、
バスタブがない部屋に宿泊する方は行ってみてはいかがでしょうか。
(貸切温泉 アンド スパも和風な造り)
ロビー
入浴後にはデザートのサービスあり。
- 毎日10:00〜22:00
- 月曜日〜木曜日の9:30〜15:00は入浴料金550バーツのプロモーションあり
繭バンコクへの行き方
繭バンコクの最寄駅はBTSトンロー(Thong Lo)です。
(ピンクの四角で囲んでいる駅がBTSトンロー)
以下は、BTSトンローからホテルまでの地図
BTSからの距離は約850m、徒歩にして約11分。
ギリギリ歩いていけるかなと言ったところ。荷物が多い人だと厳しいかもしれません。
タクシーを使う方が良いでしょう。メータータクシーなら運賃は40バーツ程度。
徒歩でアクセスする場合は以下を参考にどうぞ。
まず、BTSトンローの2番出口方面を出ます。
2番出口方面を出たら、連絡通路を奥まで進みましょう。
突き当たりまで進んだら、右手の階段を降ります。階段を降りたら120mほど直進。
右手に見えるSoi 51を右折します。
(ソイ51)
右折後、ソイ51を突き当たりまで約500m直進します。
突き当たり右手の脇道に入りましょう。ホテル敷地へと続いています。
(脇道の入り口にはホテルの看板がある)
宿泊した感想
「タイに旅館」というだけで、かなり新鮮味がありました。ツイッターでもそこそこの反応があったので知っている人は少なかったでしょう。
ただ、宿泊料金が高いなと感じました。
旅館なので維持費がある程度かかるのは仕方ないとは言え、スイートで3万はちょっと取りすぎかな。
3万も出せば、リバーサイドの高級ホテル「ペニンシュラ」に泊まれます。
とは言え、コンセプトは面白いです。
自分のように、日本好きなタイ人と宿泊したり、もしくは久しく日本に触れていない海外在住者は楽しめるのではないでしょうか。
ホテル周辺はフジスーパーはじめ日系の施設や飲食店が多いエリアです。存分に日本を味わえます。
AGODAでは何故か満室になっていることが多い
その他、プロンポンにあるエコノミーな旅館については、以下の記事を参考にどうぞ。こちらは1泊4,000円程度で宿泊できます。
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