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(ルンピニーのゲストハウス街を歩くバックパッカー)
バンコクのゲストハウスに滞在する場合、多くの人にとって最初に思い浮かぶ場滞在所はカオサンロードになるかと思います。自分もバックパッカーのように安宿を巡る旅行形態が好きなので、カオサンには何度も泊まったことがあります。
ただ、自分も含め多くの人は「カオサン以外にもゲストハウス街はないのか」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
カオサンロードは、世界中から外国人が集まり非常に賑やかですし、バックパッカーの聖地と言われているだけに、生活必需品や日本語が通じる旅行代理店などバックパッカーにとって必要なものはなんでも揃っています。
ただ、一方で滞在回数を重ねすぎると「騒がしすぎてやかましい」「日本人が多すぎる。外国に来た時くらいあまり日本人に出会いたくない」「バンコクの中心街から遠すぎる」という気持ちにもなってきます。
そこで今回は、脱・カオサンを考えているバックパッカー達へ、カオサン以外のおすすめゲストハウス街ルンピニーエリアを紹介したいと思います。
カオサンほど繁華街化しておらず、静かで中心街からも近い、まさにバックパッカーのオアシスのような場所です。カオサンに飽きた人は是非滞在してみてはいかがでしょうか。
ルンピニーとは
(バンコクの路線図。ピンク色の四角で囲んである駅がMRT ルンピニー)
ルンピニーとは、バンコクの地下鉄MRT ルンピニー(Lumphini)駅周辺一帯のエリアを指します。
タニヤ通りで有名なシーロム、チャイナタウンがあるフアラムポーンまでは同路線で1〜3駅、またナナプラザがあるBTS NANAまでは乗り換えをして4駅という利便性に優れた場所です。
スワンナプーム空港からも、乗り継ぎをすれば電車だけで行くことも可能です。
ルンピニーの特徴
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- ❶〜❺は、ルンピニーにあるおすすめゲストハウスです。
- その他のアイコンはルンピニー周辺の施設です。
下記リンクからも、それぞれのホテルの宿泊料金詳細・予約確認が可能です。
予算や日程によっては、ここに載せているゲストハウス以外で宿泊する方が都合の良い人もいると思います。
ルンピニー周辺は、特に見どころになる場所が少ないため、ゲストハウス街以外ではあまり外国人観光客の姿は見かけません。
2014年までは、駅前にルンピニースタジアムという収容人数約1万人の巨大ムエタイスタジアムがありました(現在はドンムアン空港付近に移転)。スタジアム周辺には関連グッズを扱う専門店などが多々並び、外国人観光客も賑わいを見せていたのですが、今は良くも悪くも街並みは落ち着いています。
現在のルンピニー周辺で日本人が足を運ぶ場所といえば、ルンピニー公園(地図上緑色の範囲)と日本大使館(地図上赤茶色の星マーク)くらいです。
ルンピニー公園<地図上緑色の範囲>
ルンピニー公園は、敷地面積57平方メートルの巨大な公園です。ラーマ6世の時代(1910年-1925年)に、タイで初めての公共公園として王室の土地を使って作られました。
ルンピニー公園の名前は、ブッダの生誕地であるネパールのルンピニからとったものです。ルンピニーという地名自体も、このルンピニー公園から由来しています。
広大な敷地の公園内には、緑あふれる木々や図書館などの公共施設が並び、まるで都会のオアシスといわんばかりに爽やかで落ち着いた時間が流れています。
(公園入り口にはレンタル自転車もある。自転車に乗って園内を散策するのも気持ち良い)
ルンピニー公園といえば、2010年に近辺一帯を赤シャツ派が占領し、公園内で銃声が響くという恐ろしい事件もありました。
また、第二次世界対戦中には、日本軍の駐屯地になったという歴史も持っています。物騒なイメージの公園ですが、現在では打って変わって平穏な空気が流れています。
昼間に行くと子供の遊び声が聞こえてきたり、日陰で昼寝しているサラリーマンがいたりと、散歩するだけで癒される場所です。
日本人大使館<地図上赤茶色の星マーク>
旅行者にとって日本人大使館といえば、パスポート紛失をした際に届け出をする場所でしょう。そういう意味では絶対にお世話になりたくない場所ですが、旅行中は何が起こるかわかりません。
もちろん、紛失しないよう最善の注意を払うべきですが、万が一の時の為に、”ルンピニーに日本人大使館がある”ということを頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
ルンピニーのゲストハウス街
ルンピニーのゲストハウス街は、地図上で言えば紫で囲まれている部分です。この辺りに格安のゲストハウスが並んでいます。
また、ゲストハウスだけではなく、コインランドリーや旅行会社、薬屋などといったバックパッカーに必要な環境が揃っています。
1回20バーツで洗濯できる洗濯機
薬屋。タイ料理を食べて腹痛を起こすことはよくあるので有難い。
旅行代理店。近隣諸国へのVISAを代行して発行していもらう時に役立つ。
その他にコンビニやスーパーなどもあるので、生活する上で困ることはないです。
ルンピニー駅からゲストハウス街への行き方
ルンピニー駅からゲストハウス街までは徒歩10分程度で行ける為、そう遠くはありません。しかし、中には行き方がわかりづらい人もいると思うので、駅からのアクセス方法を紹介します。
まずMRT ルンピニー(Lumphini)駅の1番出口を出ます。
駅を出たら、右へ向かって大きな通り沿いを歩いていきます。
400mほど歩くと、右手に「CIMB THAI」という赤い看板の銀行が見えるので、手前を右折します。
右折すると、少しづつ安宿や旅行代理店が見えてくる為、ゲストハウス街付近の雰囲気になってきます。
右折後、格安ホテルのひとつであるエッツ ホステル (Etzzz Hostel)がすぐ左手に見えます。
>>>Jellybean Ezy Hostel Sathorn 旧:エッツ ホステル(Etzzz Hostel)
そのまま300mほど直進すると、今度は右手にMap❺ マレーシア ホテル バンコク (Malaysia Hotel Bangkok)が見えます。
マレーシアホテルバンコクの向かい側。このセブンイレブンが角にある道を入るとゲストハウス街です。
ゲストハウス街は、地図上の紫色のライン部分です。
おすすめのゲストハウス
ゲストハウス街には、格安から中級ホテルに近い建物まで様々なゲストハウスが連なっています。これからルンピニーに滞在予定の人に向けて、おすすめのゲストハウスを紹介していきます。
とても過ごし易い場所なので、一度泊まってみてはいかがでしょうか。
❶ ペンギン ハウス (Penguin House)
ルンピニーにあるゲストハウスの中でも、特に部屋が広いことで有名なゲストハウス。
宿泊費を抑えながらもゆったりとした空間で過ごしたい人におすすめしたい場所です。
客室は中級ホテル並みにのびのびとした空間。通常のゲストハウスの室内と違い、椅子やテーブルもある。
客室内にはクローゼット、化粧台、アメニティも完備。
タイにはゲストハウスがたくさんあるが、ここまで豪華な部屋は見たことありません。
水周りも清潔感がある。
ホットシャワー付き。
ゲストハウス内の階段もしっかり清掃が行き届いています。
また、入り口はオートロックセキュリティシステムなので、女性の方はその他のゲストハウスより安心感があるのではないでしょうか。ゲストハウスといえど、中級ホテルに近い設備を求める人にはうってつけの場所です。
ただ、ペンギンゲストハウスはルンピニーの中でも上位に入る人気ゲストハウスなので、予約は早めに取っておいた方がいいです。
実際、自分は予約なしで行って、空き部屋がないという理由で何度か断られたことがあります。良いゲストハウスなので仕方ないと言えば仕方ありませんが。
ペンギンゲストハウスの詳細は以下より確認可能です。
その他のゲストハウス
ルンピニーのゲストハウス一覧は以下より確認できますので、自分に合った場所を探してみてはいかがでしょうか。
>>>ルンピニー周辺のホテル一覧最低価格保証付き
雑感
実際にルンピニーに滞在して思ったのは、やはり地下鉄(MRT)が近くにある為、中心地へのアクセスがしやすいという点です。
ただ、カオサンに比べて静かで過ごし易いという気もしましたが、いざカオサンから離れたらそれはそれでなんだか寂しい気にもなりました。
バンコクに長期滞在するのであれば、こうしたゲストハウス街エリア一箇所に固まらず、バランスよく過ごすのがいいかもしれませんね。カオサンしか知らなかった人は、新たな滞在拠点候補にしてみると良いのではないでしょうか。
ルンピニーを含め、バンコクにある全てのゲストハウス街については、以下の記事を参考にどうぞ。
バックパッカー必見。
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