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(カーブ 360 ホテル カオヤイ)
カオヤイにある宿泊施設は「ホテル」と言うよりも、日本の山岳避暑地と同様に「リゾート」が多いです。
リゾートでは、コテージやヴィラみたく広い敷地内に戸建の棟が並び、レセプションや朝食会場などは別棟になっています。
レセプション棟でのチェックイン後、ゴルフカートで荷物を自室の棟まで運んでもらうというシステムです。自室から朝食会場が遠い場合など、ホテル内での移動時にもゴルフカートを利用することがあります。
(ゴルフカート。高級ホテルほど敷地が広いため利用頻度が高い)
カオヤイのホテルは都市部同様ピンからキリで、1泊2,000円台の格安ホテルもあれば1泊20,000円台の高級ホテルまで様々です。
ただ、格安ホテルはできるだけ避けて、最低でも1泊1万円前後の4つ星〜5つ星ホテルへの宿泊を強くおすすめします。
なぜなら、カオヤイは都市部と違って夕暮れ以降出歩けるような場所が少ないからです。必然的にホテルにいる時間は都市部での滞在時よりも長くなります。
高級ホテルは雰囲気や景観が素敵なのはもちろん、敷地内のレストランやプールも広く、休暇・余暇を過ごすには最適です。
一方の安ホテルは、設備が悪いホテルも多く、レジャー拠点としては不十分な施設が多いという印象です。
そのため、この記事でも1泊1万円前後で快適に過ごせるコスパの高いホテルを中心に紹介しています(シーズンによって料金の変動あり)。
立地についても詳しく記載しているので、是非参考にして頂ければと思います。
カオヤイのおすすめホテル地図
以下は紹介するホテルの場所を記したカオヤイの地図です。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するホテルは地図上❶〜❻です。
ホテルの立地はどこでもいい?
上地図にて緑色の¥マークで記している場所がカオヤイ国立公園の入り口です。緑色の¥マークより下部のアイコンは、カオヤイ国立公園内ということです。
ご覧の通り、カオヤイには国立公園以外にも、様々な見所が広範囲にわたって点在しています。
そのため、カオヤイ国立公園近くにあるホテルの方が必ずしも立地的に便利というわけではありません。
また、カオヤイへ訪れる人なら自家用車あるいはレンタカーなどの交通手段を持っているでしょう。なので、カオヤイ国立公園から近かろうが遠かろうが、立地的な利便性の差は感じません。
❶ キリマヤ ゴルフ リゾート アンド スパ(Kirimaya Golf Resort and Spa)
カオヤイ国立公園の入り口から距離約7km、車で9分程度の場所にある日本人に大人気のホテル。
個人的に今回紹介するホテルの中で一番おすすめ。万人受けするリゾートです。京都の祇園にありそうな和モダンな雰囲気なので、日本人には取っつきやすいでしょう。
ホテル敷地内には手入れされた綺麗な池があり、生い茂る水生植物が高原ならではの非現実さを演出しています。
どこもかしこも手入れされていて、清々しい敷地内。散歩するだけで心が晴れます。これぞ高原リゾート。
敷地内の歩道は少々アップダウンこそあるものの、ベビーカーを押しても十分歩けます。
写真の客室はプランテーションビュー(Plantation View)。広さは42平米です。
ベッド後ろの竹加工インテリアが良い雰囲気。カーテンやベッドスローがどことなく和モダンなのも良いです。落ち着きます。
特に素晴らしかったのが、バルコニーテラス。大人二人が寝転がれるくらいの大きなソファーが完備されています。蚊取り線香も置いてあるので、テラスで中庭の景色を見ながらのんびりと過ごせました。
バスルーム。アメニティはシャンプーやコンディショナー、ボディソープなど基本的な物は全て完備しています。
レセプション近くに設置されているプールとレストラン。夕食は是非ここのレストランで取ってみて欲しいです。席からはホテルに併設されているゴルフコースが見えて良い景色。
しかも料理も美味しいです。料理の料金は、1品200バーツ〜300バーツほど。
朝食会場。朝食内容はタイ料理と洋食中心のブッフェです。種類は多く、デザートも豊富です。五つ星ホテルとして遜色ない内容なので満足できます。
キリマヤ ゴルフ リゾート アンド スパは、とにかく全てにおいてバランスが取れているので人を選ばないホテルです。ゴルフコースが併設されているので、ゴルフ合宿にも良し。
ちなみに、レセプションではタクシーサービス(1日2,500バーツ〜3,000バーツ。回る場所の数によって料金の変動あり)もあります。自家用車やレンタカーがない人にも便利。
カオヤイで絶対に外すことのできない超おすすめホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❷ カーブ 360 ホテル カオヤイ(Curve360 Hotel Khao Yai)
カオヤイ国立公園の入り口から距離約4.5km、車で6分程度の場所にある中規模ホテル。
2017年にオープンしたため、比較的新しいです。敷地内やホテル施設はどこも綺麗。
このホテルの大きな特徴は、目の前にそびえ立つ大きな山。全ての客室で爽快なマウンテンビューが望めます。
1泊の宿泊料金が7,500円前後(シーズンによって変動あり)と、しっかりとしたリゾートホテルの割にはリーズナブルなのが魅力。外国人観光客よりもタイ人の家族連れ客が多いです。
ホテル敷地内。山に囲まれた緑豊かな光景。手入れされた綺麗な芝で子供達が遊んでいて和やか。
朝は小鳥の声が聞こえて特に気持ち良いです。
写真の客室はスーペリアB(Superior B)。広さは30平米です。
客室自体にはコレと言った特徴はありませんが、部屋から見える山々の景色が素敵です。喧騒とは全く無縁の世界。雲の色とのグラデーションが朝・昼・夜で異なる表情が見られます。
ガウンや室内スリッパ、冷蔵庫や無料の水・コーヒー類などは全ては完備。
朝食の種類は少なめ。タイ料理が6種類くらいとパンのみです。ただ、子連れ宿泊客が多いからか、コアラのマーチやポッキーなどのお菓子も出しています。
安い宿泊料金でカオヤイらしいマウンテンビューのホテルを探している方におすすめ。敷地内には子供が走り回れるような綺麗な芝とスペースがあるので、子連れ観光客にも良いホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ テムズ バレー カオヤイ ホテル(Thames Valley Khao Yai Hotel)
良い意味でカオヤイらしくない、ヨーロッパの街並みを再現したかのようなホテル。客室棟や朝食会場などが、ヨーロッパ家屋独特の重圧感ある見た目になっているのが特徴。
敷地内には迷路園のように生垣で作られた仕切りや、小さいですが石造りアーチ橋などもあり、どこを見ても絵になります。
バルコニーテラスには普通のバスタブの2倍はある大きな風呂があって快適。1泊の宿泊料金は14,000円前後。洋風スタイルが好きな人は是非。
写真の客室はデラックス ハイガーデン(Deluxe High Garden)。広さは40平米です。
特筆すべきは広々としたバスタブ。
大人二人が入ってもスペースに余裕がある程広いバスタブです。更に、バスタブのブラインドを開けると景色が広がっているのも気持ち良いです。
バスタブが大きいだけに浴槽を溜めるのに時間こそかかりますが、他ホテルよりものんびりできます。
人工大理石で造られているので高級感あり。
シャワールームには画家が使うような鉛筆や筆のオブジェもあって、いちいちお洒落。
朝食会場も高級レストランのような造りで朝からワクワクします。さすがヨーロッパ風ホテルだけあって、パンの種類は豊富。トーストの他に、クロワッサンやガーリックトースト、クランペットなどもあります。
スタッフに言えばコーヒーを持ってきてくれるので、朝から優雅に朝食を堪能しましょう。朝食会場にはテラス席もあり。
ホテル敷地内にはプールの他に子供用のアスレチックスペースもあり。
家族で楽しめるリゾートです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ ララ ムカ テンティッド リゾート カオヤイ(Lala Mukha Tented Resort Khao Yai)
日本でも徐々に人気が出てきている「グランピング」リゾート。キャンプみたく手間をかけたくないものの、キャンプみたいな雰囲気の中で快適に過ごしたい人におすすめのホテルです。
アウトドア好きなら楽しめるでしょう。
グランピングとは、宿泊施設の見た目こそキャンプそのものですが、室内にはエアコンやテレビ、冷蔵庫、ベッドなどホテルライフに必要な物が揃っています。
キャンプ経験のない人やキャンプ道具を自身で準備するのが面倒な人、キャンプよりも快適に過ごしたい人が気軽に自然体験できるいいとこ取りの宿泊施設というわけです。
カオヤイの良かったホテル「ララ ムカ テンティッド リゾート」
所謂グランピングのリゾートで、一見キャンプ場だけど、テントの中にはエアコンやテレビ、セーフティボックス、ベッドを完備
夜7時からはキャンプファイヤーの演出がある
キャンプは面倒だけど、雰囲気は味わいたい人におすすめ pic.twitter.com/cUPruo5QlS
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) October 18, 2018
2005年に英国で誕生したグランピングは、2015年に星のや富士が日本初のグランピングリゾートを開業したことにより、日本人の間でも知名度が上がってきています。
敷地内は本当のキャンプ場を上手く演出しています。
大きな溜め池や吊り橋があったり。基本的に手入れはされていますが、一部では雑草が好き放題生えていたりでワクワクする環境。
もちろん、宿泊者以外は敷地内に立ち入れないので安心して宿泊できます。
今回、自分が宿泊したのは上写真のエコ サファリ テント(Eco Safari Tento)。宿泊料金は1泊10,000円前後。広さは32平米ということですが、普通のホテル客室よりは狭く感じます。
しかし、屋根は二重になっているので雨が降っても大丈夫ですし、ちゃんと入り口には鍵をかけられるので安心。
(鍵はカード式。入り口ファスナーにかける)
テント内。入って驚きました。ダブルベッドやテレビ、エアコンに冷蔵庫があるのはもちろん、ソファーや扇風機、ライトまできちんと完備されています。
確かに普通のホテル客室よりかは快適度は落ちるものの、まさにテントとホテルのいいとこ取り。
しかも、窓もあります。
さすがにシャワーとトイレは設備されていません。敷地内にある共同シャワーを利用します。
共同と言えど、清掃が行き届いている上にロッカーが完備してあるのでストレスなく使えます。
真夜中にもよおして目が覚めた時は、テントから出てトイレに行くのが面倒でした。しかし、この何でも便利な現代で、あえてこうした不便を感じてみるのもキャンプらしさがあって良い。
真夜中に外出する時は、チェックイン時に渡されるライトを持って歩きます。いやあ、キャンプらしいです。自分はキャンプ経験が殆どないので、これだけでワクワクしていました。
敷地内にはレストランもあり。19時からはレストラン前でキャンプファイアーが始まります。
ララ ムカ テンティッド リゾート カオヤイは、特に子連れ宿泊客が多いです。子供達がキャンプファイアーを見てはしゃいでいるのを見て、自分も童心に返って楽しい気持ちになれました。
ホテル敷地内にはプールや休憩スペースもあり。のんびりとくつろげます。
普通のホテルに比べると、どうしても細かい所で不便を感じる(例えばテント内には姿見がないなど)ので、個人的には連泊はおすすめしません。しかし、カオヤイ滞在が2泊以上あるなら、1泊は是非滞在してみてほしいです。
想像以上にキャンプ気分を満喫できます。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
1泊1万円以下の高コスパホテル2軒
以下で紹介するホテルは、上記で紹介したホテルより高級感こそ若干劣るものの、宿泊料金が4,000〜7,000円前後(シーズンによって異なる)と安いです。
それでいて、上述したホテル同様にそれぞれ面白いテーマを持っています。
ホテルの快適度(広さや清潔さ、機能性など)は高いです。安いとは言え、十分におすすめできるコスパの高いホテルです。
1泊10,000円前後で予算を感がている人は、以下のホテルも検討してみてはいかがでしょうか。
❺ イサーン イサン ブティック リゾート バイ アンダキュラ(Isaan-Isan Boutique Resort by Andacura)
カオヤイ国立公園から距離約750mの場所に位置するホテル。
タイの東北地方「イサーン」をテーマにしています。
緑があふれる中庭にイサーン地方にちなんだ像、オブジェが並び、ホテル内レストランでの食事メニューもイサーン料理が中心という徹底ぶり。
(ホテル敷地内。人工池や植物が並び自然にあふれている。遠くにはカオヤイの山々が見える)
(ホテル内レストラン。広場にゴザを敷き映画を見ながらチムチュムを食べられる)
イサーンと言えば、人によっては「何もない田舎」「地味な場所」という印象を持っているかと思います。筆者もイサーン地方には何度か訪れたことがあり、多くの人同様に地味な場所という印象を持っています。
しかし、一方でバンコクやチェンマイといった観光都市にはない奥深い歴史建造物や文化が色濃く残る面白い地域です。
このホテルでは、そんなイサーンの魅力をうまく具現化しています。
ルーイ県で開催されるピーターコン祭りの像や、水牛の像などが並んでいます。
スーペリアルームの客室。広さは29平米。バルコニーもあり、1泊7,000円前後ならコスパが高いと思えます。
ホテル内の敷地は徒歩で歩けるくらいの広さ。
どこを見ても手入れが行き届いていて気持ち良い中庭です。
タイには個性的なテーマを持ったホテルが多々存在しますが、イサーンをテーマにしているホテルは「イサーン イサン ブティック リゾート バイ アンダキュラ」くらいではないでしょうか。
素朴、のどか、しかし洗練されているという、田舎の良さをお洒落な形で表現している面白いホテルです。
(レセプションの建物も独特な形をしている)
イサーン文化が好きな人には強くおすすめできます。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテルの詳細については、以下の宿泊レビューも参考にどうぞ。
❻ バラタ カオヤイ リゾート(Valata Khaoyai Resort)
バラタ カオヤイ リゾートは、カオヤイ国立公園の入り口から約20km(車で約20分)離れた場所に位置する子連れ向けのリゾートです。
上述したテムズ バレー カオヤイ ホテルみたく、やや洋風の出で立ちですが、客室棟などホテルの建物自体にはそれほど大きな特徴はありません。
バラタ カオヤイ リゾートの特徴は、ホテル敷地内で複数の動物が飼われていることです。ウサギやアヒルなどの小動物は放し飼いされています。
(ホテルの敷地。結構広いが歩いて回れる)
放し飼いされているウサギとアヒル。
日中は草木の影に隠れていたりしますが、餌(レセプションで購入できる)を持って中庭をうろついていると、ひょっこり現れます。
人に慣れているため、餌を差し出したら食べてくれます。癒される。可愛いです。
小さい子供なら喜ぶでしょう。
その他にも鹿やオウムなども飼育されています。いずれの動物にも餌やりが可能です。
動物の種類は多くないですが、ホテルなのにプチ動物園みたいで面白い。
プール。子供用の小さな滑り台を完備。
スタンダードルームの客室。アゴダには広さ20平米と記載されていますが、テラスやシャワールームも含めると体感的には35平米くらいはあります。
これで1泊の宿泊料金が4,000〜5,000円なのでかなり安いです。
シャワールーム
各部屋にはテラスがありテーブルと椅子を完備しています。
客室内にはテーブルがない(化粧台はある)ため、ルームサービスでオーダーした料理は、テラスのテーブルで食べました。
客室内にソファーなどのくつろげる家具は完備されていませんが、部屋自体は明るい雰囲気で綺麗です。清掃は行き届いています。
ホテル内にはレストランもあるため、食事に困ることはないです。(ただし料金はちょっと高め。カオパッドが150バーツだった)
しかし、それでも1泊5,000円を切るのは非常に安いです。ホテル敷地内には放し飼いにされた動物がいる他、ブランコなどもあり子連れが楽しめる造りになっています。
実際、レビューを見ても子連れ旅行者からの評価は高いです。
子連れ旅行かつ比較的安い予算でカオヤイを旅行する人なら検討してみても良いかと思います。
カオヤイにある全てのホテル
個人的に一番のおすすめは、キリマヤ ゴルフ リゾート スパ。しかし、2泊以上滞在するなら、1泊はララ ムカ テンティッド リゾート カオヤイに滞在してみると面白いでしょう。
以下は、バンコクからカオヤイへの行き方(レンタカー中心)を解説している記事です。カオヤイの旅行を検討している方は是非参考にどうぞ。
カオヤイのおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。