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イサーン イサン ブティック リゾート バイ アンダキュラは、カオヤイ(国立公園入り口から距離約750m)に位置する4つ星ホテルです。
カオヤイには、ユニークなテーマ性やデザイン性を持つホテルが様々存在します。
中でもイサーン イサン ブティック リゾートは、タイ全土を見ても珍しい「イサーンの文化」をテーマとした面白いホテルということで、開業後よりタイ国政府観光庁で紹介され注目を集めていました。
- 緑が多くカオヤイの山々が見える
- 藁葺き屋根で古民家風の客室棟
- イサーンを象徴する沢山のオブジェ
- 中庭にイサーン料理に使うハーブが植えられている
- レストランで飲めるハーブ酒ヤードンが美味しい
緑が多く、素朴で癒されるホテルです。写真スポットも多くて散策が面白い。
1泊7,000円前後で比較的安いのもおすすめできるポイントです。
イサーン イサン ブティック リゾート バイ アンダキュラ(Isaan-Isan Boutique Resort by Andacura)
(ホテルレセプション)
「イサーン」とは、タイ東北部の呼称であり、しばしばタイにおける「田舎」「貧困」の代名詞的に語られることがあります。
イサーンは都市部やビーチリゾートに比べると地味な地域ですが、他地域にはない奥深い歴史や独自の食と文化、個性的な寺院が多く見どころが多いです。
このホテルは、そんなイサーンの代表的な文化をテーマとして、オブジェや料理、小物など細部に至りイサーンの魅力をデザインしています。
今回はイサーン出身のタイ人女性と宿泊しましたが、とても満足していました。タイ文化に興味がある人なら楽しめるホテルです。
(レセプション)
レセプションの横にある、ルーイ県で毎年6〜7月に開催されるピーターコーン祭りの精霊の像
木製の二輪ワゴンと水牛の像。タイの田舎では水牛がワゴンを牽引している光景をよく見かけます。
竹林の道
人口の池。遠くにはカオヤイの山々が見える。
カオヤイのホテルにしては広くないです(徒歩で敷地内を回れる)。ただ、広くないだけに中庭はどこも手入れが行き届いていて綺麗。
全ての客室棟の屋根は藁葺き屋根です。ステレオタイプなイサーンの田舎さや素朴さを表現していて、ホテル全体が温かみのある雰囲気。
また、敷地内をよく見てみると、タイ料理で使用する定番の植物もいくつか植えられています。
バイガパオ
パパイヤ「トン マラゴー」の葉
トムヤムクンに使用するハーブ「カー」
敷地内で育てられている植物は、ホテル内で提供されるレストランの料理で使用されています。
(プール)
1泊10,000円以上の高級ホテルと比べて、遜色ない素晴らしいホテルです。安っぽさは皆無。イサーンがテーマなだけあって、日本の里山にあるホテルにも共通する、ほっこり和む雰囲気に癒されます。
これで1泊7,000円前後ならコスパが高いです。
客室:スーペリア ダブル(Superior Double)
今回、筆者が宿泊した客室タイプはスーペリア ダブル。広さは29平米です。部屋自体は一般的な中級ホテルと同じです。バスタブ無し、シャワーブースのみ。
ソファーやテーブルなどは備えられていないため、高級ホテルに比べるとくつろげる空間ではありません。とは言え、1泊7,000円前後であることを考慮すれば許容できます。
バルコニーが完備してあるのは良かったです。
バルコニー。椅子2つとテーブル1台を完備。バルコニーからは人工池や遠くの山が見える。
洗面台。蛇口は竹型。お洒落。
ベッド上には竹かごのライトがあったり、客室内のインテリアにもこだわりがあります。また、ベッド横にはコンセントの他、読書灯などもあり使い勝手も良し。
ホテル敷地内で履くサンダル、ミニバー、セーフティボックス、ガウン、アメニティなど必要な物は一通り完備しています。
歯ブラシやコンディショナー、ドライヤーなども全て完備。
シャワールーム
夕食はチムチュムとヤードン
ディナー会場もイサーンをテーマにしたホテルならではな造りです。テーブル席の他に、屋外シアターが設置されています。
屋外シアター。タイの映画を英語字幕で流しています。タイの田舎に行くと、寺院の境内やマーケットで屋外シアターが上映されている光景をたまに見かけます。
タイの屋外シアターは、日本で言う「紙芝居のおじさん」的な存在でしょうか。近所の子供達や親御さんが集まり、素朴でどこか懐かしい光景が見られます。
ただ、屋外シアターは、今ではあまり開催されていません。外国人観光客が多い都会や観光都市で見かけることは殆どないです。
一緒に泊まったイサーン出身のタイ人女性は、小さい頃、週末に家族で屋外シアターを見に行くことが多々あったようで、この光景に懐かしさを感じていました。
イサーン料理が旨い
イサーンがテーマのホテルなので、やはり一押しのメニューはイサーン料理とのこと。
イサーン料理の他にも一般的なタイ料理もありますが、今回は
- チムチュム
- ラープムー
- ソムタム
をオーダー。チムチュムの料金は失念してしまいましたが、料理はいずれもそんなに高くないです。
ラープムーやソムタム、その他にもカレー系やカオパッドなど色々メニューはありますが、大体1品90〜180バーツ程度。ホテルのレストランにしては高くない金額です。
チムチュム。筆者がカオヤイに訪れた12月はやや肌寒かったので、鍋料理がいつもより美味しく感じます。
ソムタム
竹の容器に入ったラープムー。結構辛かったが美味しかったです。注文するなら「辛くしないで」と伝えておきましょう。
デザート。ボリュームたっぷり。
ヤードンで酔う
ヤードンはタイで親しまれている薬草酒です。バンコクでも提供しているバーは至る所にあり、日本人でも好きな人は多いです。
日本のタイ料理レストランでも提供していることがあります。カクテルやショットにして飲む事が多く、筆者はショット派。
ウイスキーよりも飲みやすいですが、酔いは結構ガツンときます。上写真の3杯を飲めば確実に酔っ払うでしょう。
ヤードン。ウイスキーと違って後々に響かないような、スッキリとした酔い方ができます。くいっと1杯飲んで、ほろ酔いで食べるチムチョムが美味しかった。
ヤードンはスタッフが一押ししていたので、ホテルで夕食を食べる人は是非。美味しいですよ。
朝食はビュッフェ
朝食はタイ料理と洋食のビュッフェ。
カオパッドやパッタイ、カットムなどの定番タイ料理の他、朝食にもラープムーやソムタムなどのイサーン料理があります。さすがイサーンをテーマにしたホテル。
数泊しても飽きないくらい種類は豊富です。
ホテル周辺の様子
ホテル周辺には果物の売店が並んでいます。周辺の農園で栽培した採れたてのイチゴやぶどう、ミカン、マスカットなどが売られています。
また、ホテルの真横にも、これまたイサーン料理のレストラン「ペンラオス(GoogleMap)」があります。
(料理は1品120バーツ前後。ホテルのレストランと同じくらい)
ホテルに数泊する人は、場所を変えてペンラオスで食事してみるのもおすすめです。ペンラオスはGoogleMapでの口コミもそこそこに高く、確かに美味しかったです。
イサーン文化を感じられる面白いホテル
静かで自然に溢れていて温かみを感じるホテルでした。2018年に開業したホテルなので全体的に新しいし、安くて面白いのでコスパは高いです。
イサーンの雰囲気が好きな人ならおすすめできます。
その他、カオヤイにある全てのおすすめホテルについては、以下の記事も参考にどうぞ。
カオヤイ観光の完全ガイド。初めてのカオヤイ旅行で行きたいマストスポットをまとめました。
バンコクからカオヤイへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。