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ザ・ナイト・ハウス・バンコク(The Knight House Bangkok)は、バンコクで最も有名な寺院「ワットプラケオ」から徒歩わずか10分の場所に位置する、コロニアル様式のブティックホテルです。
ホテルが位置するバンコク旧市街という場所は、良くも悪くも昔ながらの面影が残り、オリジナル・バンコクの風情を楽しめるエリア。
(バンコク旧市街の街並み。洗練された都会エリアとは全く雰囲気が異なる)
ただ、バンコク旧市街は都会と異なりホテルの数が非常に少ないです。そのため、旅行の拠点として選択肢に入れている人は少ないでしょう。
そんなバンコク旧市街において、高級ホテル慣れしている人でも高い満足度を得られる数少ないホテルがナイト ハウス バンコクです。
旧市街の寺院観光に便利なのはもちろん、ホテル周辺の景観が良かったり、周辺には有名タイ料理食堂が点在しています。
バンコクを100%以上満喫できる便利な立地にあるのもおすすめポイント。
従来のチェーンホテルでは絶対に味わえない、バンコク旧市街ならではの魅力を感じたい人は是非。
バンコク旧市街のホテルは、ワットアルン対岸に並ぶホテル以外は微妙なホテルばかりですが、
良いホテルがワットプラケオ近くにありました
ラーマ5世時代からある建物を改装した、2部屋のみのナイトハウスバンコク ホテル
高級ホテル並みのホスピタリティで快適に過ごせます
>https://t.co/Aao31MjENX pic.twitter.com/rPa7zNeD4Q— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) May 15, 2023
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- チェックイン開始時間 / 12:00
- チェックイン最終時間 / 18:00
- チェックアウト最終時間 / 12:00
- フロント受付終了時間 / 23:00
- 建物内にはエレベーターがありません。階段のみ
ナイト ハウス バンコク宿泊時に当ブログ(runbkk.net)を見たとホテルスタッフに言っていただくと、無料でアフタヌーンティーをもらえます(提供時間は14:00〜15:00の間)。是非ご利用ください。
ナイト ハウス バンコク(The Knight House Bangkok)
ナイトハウスバンコクは、客室数たったの2部屋の小さなブティックホテルです。1階にはカフェがあり、2階と3階にそれぞれ1部屋ずつ客室があります。
建物はコロニアル様式でありながら、外観窓には蓮の花のレリーフアートが施され、「西洋と東洋の融合」が上手くデザインされています。
ホテルの入り口。
中に入ると小ぢんまりしたカフェスペースがお出迎え。内装もコロニアル様式でお洒落。
チェーン系のホテルにはない独創的なデザインです。従来のホテルに慣れている人ほど、こうした個性的なホテルに入るとテンションが上がるでしょう。
カフェの席数は少ないですが、居心地は抜群。風通しが良いです。
また、屋外席には目隠しの植木があるため、外からの視線が気になりません。ゆったりコーヒーを楽しめる空間です。
このカフェは旧市街を観光する白人や、周辺に住むタイ人に人気。
日中に多くの観光客やタイ人が訪れています。
(コーヒーが美味しいのはもちろん、周辺に住むタイ人からは特にクロワッサンやケーキが美味しいと評判。寺院観光中の休憩にカフェで一息つきましょう)
実は歴史があるホテル
ホテルのマネージャーの話によれば、この建物自体はラーマ5世の時代(在位 / 1868年10月1日 – 1910年10月23日)から存在していたとのこと。
ナイトハウスバンコクは、これまでに建物を所有してきた独創的な3人の女性達からインスピレーションを受け、現在の東洋と西洋を織り交ぜたコロニアルデザインのホテルに変貌しました。
建物の最初の所有者である女性は非常に英語が堪能で、容姿が西洋人そのものだったそうです。西洋人のような見た目の容姿は当時の庶民の間では珍しく、目立った存在であり憧れでもあったという。
次の建物の所有者は理髪師の女性。建物を所有したのち、理髪店として改装し運営しはじめました。彼女はヘアカットの基本技術だけを学んだ後、単身で海外へ行き複数のコンテストで受賞するほど腕をあげ帰国。彼女の技術は非常に評価が高く、当時のタイの首相もこの理髪店に通っていたそうです。
カフェ1階には当時使用されていたバーバーチェアが飾られてあります。訪れた際には是非ご覧になってみてください。
ちなみに、ホテル名の「ナイト ハウス」の「ナイト」は、この理髪師女性の名前(あだ名)が「ナイト」だったことに由来しています。
そして3人目の所有者は、上述した理髪師が引退した後、この建物の前所有者だった「西洋人風のタイ人女性」と「理髪師」への敬意を込め、建物を西洋と東洋の雰囲気を織り交ぜたホテル兼カフェに改装したとのこと。
筆者の英語力とタイ語力が乏しいので、ところどころ聞き取れなかった話もありますが、おおまかなホテルの歴史としてはこんな感じ。
ブアルアン ルーム(Bualuang Room)。客室もお洒落で可愛い
今回、筆者が宿泊した客室タイプは3階に位置するブアルアン ルーム(Bualuang Room)。
アゴダ等のホテル予約サイトではデラックス ダブルルーム(Deluxe Double Room)と表記されています。
ブアルアンとはタイ語で「蓮」を意味します。蓮のイメージのとおり、可愛らしくて優しい雰囲気のデザインの部屋です。
壁には大きな蓮の絵がデザインされています。インテリアや天井の造り、クッションなどの色合いも含めて、まるで西洋諸国にある高級ホテルのようで可愛い。外観からは想像できないほど良い部屋でした。
クローゼットの中にはガウン、冷蔵庫、セーフティボックス、傘を完備。
シャンデリア風のライト
こういった古い建物を改装したホテルは、ソフト面こそ良くてもハード面が乏しい…なんて経験をしたことある人はいるでしょう。
しかし、ナイトハウスバンコクはハード面の問題は全くないです。
部屋に入るまでは、他の部屋からの話し声などの騒音が響いたり、エアコンの調子が悪いとか、水の出が良くないとか、色々想像していたのですが、全てにおいて問題なし。
普通に高級5つ星ホテルの部屋と同じくらい快適に過ごせます。
バスルーム
バスルームのタイルも蓮柄。象の置物も可愛いです。
ちょっと残念だったのはシャワーブースがなかったことくらい。バスタブの中でシャワーを浴びるのですが、気をつけないと床が水浸しになります。
バスルームにはボディスクラブやドライフラワーも完備。まったりバスタイムを楽しみましょう。
シャンプー、リンス、コンディショナーは備え付けの物を使います。
風呂上がり後、21時くらいにスタッフが就寝前のミルクを部屋に持ってきてくれました。嬉しい心遣い。
親切な親戚の家にホームステイさせてもらったような、ほっとした気持ちで床につけました。
豪華な朝食
ナイトハウスバンコクの朝食には期待して良いです。美味しくてボリュームたっぷり!
メインディッシュの他に、カフェでも人気のクロワッサン、コーンフレーク、フルーツで豪華な内容。
筆者が選択したメインディッシュはグリーンカレー。ココナッツの甘味たっぷりで美味しい。高級レストランで食べるかのような味。そして器も可愛い。
クロワッサンも本当に美味い。表面ぱりぱり、中はもっちりふくよか。口に入れると、層がパリパリと割れていく感触が快感…!
量が多すぎて持て余してしまいましたが、味が良いので大満足できます。
ホテル周辺は見どころが多い。名店と言われる飲食店も多数
ナイトハウスバンコクは、上述したようにワットプラケオから徒歩約10分の場所に位置しています。この辺りには、他にも多くの見どころとされる寺院が点在している、バンコク随一の観光エリアです。
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- 青色の家マーク / ナイトハウスバンコク
- ❶〜❽ / 旧市街のおすすめ寺院
- オレンジ色のナイフとフォークのマーク / おすすめ飲食店
ナイトハウスバンコクは旧市街の寺院巡りをするのに抜群の立地です。半日あれば見どころとされる寺院は全て観光できるでしょう。
旧市街で絶対行くべきおすすめ寺院については、以下の記事を参考にどうぞ。
ホテル目の前にはトゥクトゥクが待機しているので寺院観光のさいは利用しましょう。
料金の目安は、ホテルからワットプラケオまで片道40〜50バーツ程度です。
車で3分の場所にはMRT(地下鉄)もある
MRTを利用すれば、他エリアへの観光も楽ちんです。車でたった3分の場所にMRTサナーム チャイ(Sanam Chai)があるので積極的に利用しましょう。
(バンコクの路線図。ピンク色の四角で囲んでいる場所がMRTサナームチャイ)
クルア・アプソン(ครัวอัปษร / Krua apsorn)で絶品のカニオムレツを食べるべし!
ホテルから徒歩10分(車で3分)の場所にあるタイ料理レストラン「クルア・アプソン」はめちゃくちゃおすすめ。2018年から毎年ミシュラン・ビブグルマンに掲載されている店です。
この店のカニオムレツ「ไข่ฟูปู(カイフープー / Fluffy Crab Meat Omelette)」は抜群に美味しいと評判が高いです。
以下は筆者のインスタグラム投稿↓↓
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評判どおり、びっくりするくらい美味しかったです。ナイトハウスバンコク宿泊の際は、是非クルア・アプソンにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ホテルの住所
- 英語 / 21 Thanon Bamrung Mueang Khwaeng San Chao Pho Sua, Khaosan, Bangkok, Thailand, 10200
- タイ語 / 21 ถ. บำรุงเมือง แขวง ศาลเจ้าพ่อเสือ เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200
バンコクにある2ヶ所の空港「ドンムアン空港」「スワンナプーム空港」いずれかからのアクセスにはタクシーを使うのがベストです。両空港内にあるタクシー乗り場の場所については、以下の記事を参考にどうぞ。
VIPなホームステイを味わいたい人におすすめ
部屋が2部屋しかないことと、日本人の宿泊レビューが一切見当たらない(日本人で泊まったことある人がいない…?)ため、実際に泊まるまでは不安もありました。
しかし、断言できます。このホテルは従来の大型チェーンホテルに飽きている人なら絶対に気に入ります。
部屋も建物の雰囲気も全てが素敵すぎて、もう1泊したいと思ったくらい楽しい滞在になりました。
また、旧市街の寺院もトゥクトゥクを使って楽に巡れたのも良かったです。是非次回のバンコク旅行の拠点として検討してみてはいかがでしょうか。
ナイト ハウス バンコク宿泊時に当ブログ(runbkk.net)を見たとホテルスタッフに言っていただくと、無料でアフタヌーンティーをもらえます(提供時間は14:00〜15:00の間)。是非ご利用ください。
その他、バンコク旧市街のホテルならこちらもおすすめ。ライトアップされたワットアルンが望めるホテルについては、以下を参考にどうぞ。
バンコクにある全てのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。エリアごとの特徴解説とあわせてコスパの高いホテルを厳選して紹介しています。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行くべきマストスポットをまとめました。
タイの寺院が好きな人はこちらも参考に。タイで行きたい絶景寺院のまとめ。