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(カンボジアで使用するお金は、左列のUSドルと右列のカンボジアリエル)
シェムリアップは街全体が観光客用のツーリストエリアとなっています。そのため、円をドルやリエルに両替できるブースはいたる所に存在します。
シェムリアップ空港にもレートは悪いですが両替所が設置されているため、空港到着時点で手持ちが日本円しかなくても心配は不要です。市内までのタクシー代は、空港到着後でも用意できます。
また、隣国タイから陸路でシェムリアップに入った場合でも、到着場所にいるトゥクトゥクドライバーに頼めば、両替所へ連れて行ってくれます。
市内の両替所は20:00くらいまでは開いているため、到着が深夜でない限り、円から現地通貨への両替は到着後でも大丈夫と考えておいて良いです。
ただ、シェムリアップの両替所は諸外国同様に、両替所によってレートが異なります。各両替所におけるレートの差は意外と大きく、実は安易に考えることはできません。
実際に1万円が86ドルになる店もあれば、78ドルという店もあったからです。
シェムリアップは端から端まで歩いて回れるくらい小さな街なので、どうせ両替するのであれば、レートの良い両替所へ行くべきと言えるでしょう。
そこで今回の記事では、シェムリアップ市街にある最もレートの良い両替所3軒を紹介します。
また、初めてシェムリアップへ行く人へ向けて、後半ではシェムリアップで両替する際の注意点も記載しています。合わせて参考にして頂ければと思います。
シェムリアップでおすすめの両替所3軒
以下はシェムリアップの高レート両替所の場所を記したGoogle Map
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- おすすめの両替所は茶色の¥マークの場所に並ぶ2軒と緑色の¥マークの場所に位置する1軒です。
- アイコンをクリックすると営業時間が表示されます。
注意しておきたいのは各店舗の営業時間。
店頭スタッフに営業時間は確認していますが、スタッフの都合や客足が少ない等で早々に店じまいしたり、開店が遅れるケースもあります。
日中であれば間違いなく営業していますが、カンボジアではこうしたいい加減な一面もあることを考慮しておきましょう。
両替レートは日々変動しますが、2017年〜2018年と立て続けにシェムリアップへ訪問した際、相変わらず街中では下記3軒がベストレートでした。
適当な両替所へ行くよりは、紹介する下記3軒で両替する方が確実です。
ちなみに、諸外国とは異なり両替時にパスポートの提示は求められません。パスポートを持ち歩くのが不安な人は、ホテルのセキュリティボックス等に入れたままで大丈夫です。
<茶色の¥マーク>ホイキアン エクスチェンジとアプサラ エクスチェンジ
(左:アプサラ エクスチェンジ 右:ホイキアン エクスチェンジ)
シェムリアップ随一の繁華街「パブストリート」から約260m、徒歩2分の場所にて連なる2軒の両替所「アプサラ エクスチェンジ」と「ホイキアン エクスチェンジ」
2軒とも、シヴォタ通りというメインストリートに入り口が面しているので見つけやすいです。
2017年7月滞在当時、街中にあるその他の両替所のレートが1万円に対して84ドル。アプサラ エクスチェンジとホイキアン エクスチェンジは、1万円に対して86ドルでした。
差は2ドル。2ドルもあれば近場へのトゥクトゥク移動や観光客向けレストランでビールを飲める金額なので、その差は大きいです。
アプサラ エクスチェンジとホイキアン エクスチェンジは隣り合わせで並んでいるので、両方のレートを聞いた上で高い方で両替すると良いでしょう。
自分が行った時は両方同じレートでしたが、異なる日もあります。
どちらの両替所も、シェムリアップ在住の日本人や他国の旅行者からの評判も高いので、まずは2軒へ向かうのがおすすめ。
営業時間
- アプサラ エクスチェンジ(Apsara Currency Exchange)/6:00〜19:00
- ホイキアン エクスチェンジ(Huy Keang Currency Exchange)/07:00〜20:00
定休日はありませんが、年末年始や4月14日〜16日のカンボジア正月時は閉店します。
<緑色の¥マーク>ホイキアン エクスチェンジ5(Huy Keang Exchange5)
上で紹介したホイキアン エクスチェンジの支店。緑色の外壁が目印。
こちらの両替所の入り口も、市街のメインストリートであるシヴォタ通りに面しているので見つけやすいです。
シェムリアップ市街の北側に位置しているので、国道6号線やラッキーモール近辺に滞在している人におすすめ。
2017年7月当時のレートは、1万に対して85ドル。上で紹介した2店舗より1ドル低いですが、この程度は日々の変動によって上回ったり下回ったりする範囲。
上記2店舗とほぼ同じレートの良さと考えて良いです。
支店であるためか、上記2店舗よりは知名度が低く混み合わないので、待つことなく両替できるのがメリット。
営業時間
06:00〜20:00
定休日はありませんが、年末年始や4月14日〜16日のカンボジア正月時は閉店します。
シェムリアップで両替する際の注意点
カンボジアは日本や周辺諸外国とは異なり、自国通貨(カンボジアリエル/Riel)の他にUSドルが流通しています。
シェムリアップのような観光地においては特にUSドルの通用度が高く、USドルの方が主流と言っても過言ではありません。
上記で紹介した両替所でも、何も言わなければ基本的にドルへ両替されます。
また、ホテルやレストランといった外国人向け施設はもちろん、屋台やトゥクトゥクドライバーなど全ての支払いにおいてUSドルが使えます。
ただし、補助単位のセントは流通していません。そこで、カンボジアリエルが補助通貨としての役割を果たしています。
0.5ドルの物を購入する際に1ドルで支払いをしたら、お釣りはリエルで返ってきます。
カンボジアリエルは優先的に使い切ることを意識すべきです。なぜなら、リエルは信頼度が低いため、日本に持ち帰っても日本円に両替できないからです。
また、リエル以外にもカンボジア特有の注意点がいくつか存在します。
シェムリアップへ初めて行く人は、以下の
- 1ドル = 4,000リエル
- 両替所にはレートの案内がない
- ドルの偽札
- 50ドル札や100ドル札は使い辛い
の4点には最低限注意しておきましょう。
1ドル = 4,000リエル
公式には1ドルは4,100リエルと発表されていますが、街中での支払い時は基本的に1ドル4,000リエルで計算されています。
空港内レストランなど、一部では1ドル=4,100リエルで計算する店もありますが、その場合は店頭に1USD=4,100Rielなどと表記されています。
(空港内レストランのレシート。「Exch Rate R4100」との記載がある)
注意しておきたいのは、親切な店だと値段にドルとリエルを併記していますが、どちらかと言えばドル表記のみの店の方が多い点。
(スーパーの水。ドル表記のみなので、リエルでいくらかは自分で計算しなくてはならない)
0.5ドルと言われれば即座に2,000リエルだと計算できますが、自分を含め計算が苦手な人だと0.35ドルと言われても即座に計算ができないでしょう。
ただ、計算方法は至って簡単。ドル表記の値段に4,000をかけるだけです。
例えば上写真にある0.3ドルの水を買うなら
0.3 × 4000 = 1200。つまり0.3ドルの水は1,200リエルで買えるということになります。
0.35ドルなら、0.35 × 4000 = 1400。
スマートフォンの計算機アプリでサクッと計算して、細々としたリエルを優先的に使用しましょう。
両替所にはレートの案内がない
諸外国の両替所には上表のような「BUYING」「SELLING」が記載されたレートの案内がありますが、シェムリアップの両替所には存在しません。
そのため、当日のレート相場がいくらなのかを自身で確認した上で両替すべきと言えます。
なぜなら、案内がないのをいいことに、何も知らない旅行者だと思って悪いレートで両替させようとする両替所もあるからです。
実際、当日の相場が1万円 = 86USドルだったのに、ある両替所では75ドルなどと言われた経験があります。あまりにも安くて驚いていると「80ドルでいいよ」と、何故か金額が上がりました。
この記事で紹介した3軒でも、スタッフによっては若干悪いレートを言ってくることがあります。最初に「83ドル」と言われ、「安くないか?」と聞いたところ88ドルに上がった経験があります。
なので、ボッタクられないように、当日のレートを自身でも調べて目安にしておきましょう。
スマートフォンで両替レートを調べるには、無料の通貨計算アプリが便利。
日本円で金額を入力するだけで、他国通貨に換算できます。
詳しい使い方やダウンロードについては、以下の海外旅行に便利なアプリまとめ記事を参考にどうぞ。
ドルの偽札が流通している
実際に出会うことは殆どないですが、カンボジアでは偽札が蔓延しています。
そのため、50ドルや100ドルなどの大きな金額の札は渡された時は、注意深く偽札でないかを確認しておきましょう。
「透かし模様はあるか」「ぼやけ、にじみはないか」「ザラザラしているか(日本のお札同様にUSドルも手触りはザラザラしている)」など。
この3点を確認するだけで偽札は回避できます。
50ドル札や100ドル札は持たない方が良い
カンボジアの物価は安く、大抵の買い物は1ドル札や5ドル札、20ドル札などの小額紙幣で済みます。
そのため、50ドル札や100ドル札を出しても「お釣りがない」と支払いを断られることは珍しくありません。
できるだけ小額紙幣に両替してもらいましょう。
リーさん
2日も滞在すると勝手が分かってくるので、大きな心配はいらないでしょう。
シェムリアップ旅行で必ず行きたい見所のまとめや、アンコールワット遺跡群の回り方については、以下の記事を参考にどうぞ。
シェムリアップ旅行に必要な予算。カンボジアの物価を紹介。
シェムリアップ空港から市内へのアクセス方法については、以下の記事を参考にどうぞ。
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