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バンコクにはチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットやプラチナムファッションモールといった、衣料品を中心に日本でも十分使えるセンスのアクセサリーや雑貨を安価な値段で得るエリアが存在します。
こうしたエリアは、周辺に屋台やレストラン、他のショッピングモールなどが連なっていて、街歩きや食べ歩きも含めて楽しめることから、単なるショッピングエリアではなく、観光地として人気を博しています。
今回紹介するボーベー市場は、チャトゥチャックやプラチナムファッションモールなどの観光地とは異なり、完全にローカル向けの卸売が主体となっています。
ローカル商店向けの卸売が主体であるため、上記観光地よりも衣料品の値段が安いところがボーベー市場最大の特徴です。
卸売の市場ですが、殆どの店が単品でも商品を売ってくれます。そして、例えばポロシャツ10枚で200バーツという信じられない値段がつけられているのです。
(1ピース=10枚で200バーツのポロシャツ。3ピース=30枚買えばたったの360バーツに値下げしてくれる)
ただし、観光地化されておらず観光客自体が少ないため、買い物以外の要素は何もない殺風景な市場でもあります。
また、衣類が9割を占めており、雑貨やアクセサリーなどは1割程度しか売られていません。
そして、ファッショナブルな服は多くはありません。イメージとしては、スクンビットやナイトマーケット等の露店で売られている”よく見かける”Tシャツやパンツが中心です。
(バンコクの路上でよく見かけるTシャツが1枚85バーツと驚きの安さで売られている。ファッションにこだわりがある人でも、2軍用の服や部屋着用、インナー用としては悪く無いかと思う)
そのため、人を選ぶ市場ではありますが、露店等で見かける衣類を安く購入したい・大量に購入したいという人にとっては良い買い物ができるでしょう。
今回の記事では、ボーベー市場の様子や市場で売られている衣類を紹介していきます。
“ここでしか手に入らない”という物は無いに等しいかと思いますが、興味がわいたら足を運んでみてはいかがでしょうか。
ボーベー市場
ボーベー市場は、センセープ運河の水上バス「TALAD BOBAE」PIERを降りてすぐの場所に広がっています(アクセス方法は後述)。
市場の面積はそれほど広くはありません。市場の中心に建つボーベータワーという建物の周辺を取り囲むように店が連なっています。
ざっくりと見て回るだけなら、2時間〜3時間もあれば十分な面積です。
市場の中はチャトゥチャックのように入り組んでいないので、迷うことはないでしょう。ただ、チャトゥチャック同様にエアコンが効いていないので、かなり蒸し暑いです。熱中症対策必須です。
市場のあちこちで上写真のように大量の衣類を持っている人達を見かけます。中には外国人のバイヤーと思われる人もいました。
ボーベー市場で売られている物
冒頭で述べたように、ファッショナブルなアイテムは決して多くないです。
繰り返しになりますが、バンコクの露店やナイトマーケットで見かけるローカル向け衣類が大半なので、人を選ぶでしょう。ファッションにこだわりがある方は、チャトゥチャックやプラチナムファッションモールの方が良いアイテムに巡り会えるかと思います。
では、以下でボーベー市場で売られている物の一部を紹介します。
若者向けのTシャツアイテム。サイズごとに値段が異なります。
Sサイズ=55バーツ、Mサイズ=65バーツ、Lサイズ=75バーツ、XLサイズ=85バーツ。
3枚買うと30バーツ前後まけてくれます。デザインの異なるTシャツを10枚1セットで500バーツで売っています。
卸売のみの店。物によって値段は異なりますが、Tシャツ12枚で300バーツ、ロングTシャツが12枚350バーツでした。
スウェット中心の店。スウェットは1本80バーツ〜90バーツ。
靴下は6足で180バーツ程度。自分がこの前スクンビットの露店で購入した時は、確か3足で150バーツだったので、かなりお買い得な値段です。
女性用の下着は、単品だと1枚50バーツ〜100バーツ。5枚セットだと150バーツです。
その他にも、ラスタカラーの衣類店や部屋着専門の店、エスニック柄の服専門の店など、一言に衣料品と言っても結構幅広いジャンルの店が揃っています。
確かにデザインは最先端ではありませんが、用途によっては使える物もあるので、こうした服を安く大量購入したい人にとっては大きな需要のある市場と言えるでしょう。
インドネシアのスカーフを扱う店もありました。10枚1ピースで500バーツ。
ボーベータワー/プリンス パレス ホテル (Prince Palace Hotel)
ボーベー市場の中心に建つボーベータワーはショッピングモールであり、プリンスパレスホテルというホテルが併設されています。
観光においては、BTSやMRTが近くにないので決して便利な立地とは言えませんが、ボーベー市場での仕入れや買い物が旅の主目的になる人なら、立地的におすすめの宿泊先と言えるでしょう。
ちなみに、ボーベー市場周辺には綺麗なトイレが少ないので、用を足したい時はこのホテルのロビーにあるトイレを利用すると良いでしょう。高級ホテルだけあってとても綺麗です。
プリンス パレス ホテルの客室(スーペリアルーム)。宿泊料金や口コミは以下より確認可能です。
ボーベータワーで売られている物
(ボーベータワー内。子供服も多い)
ボーベータワーの衣料品店舗は、地下〜8階に入っています。
タワー内で売られている物は、ボーベー市場で売られている物と少々ラインナップが異なるので要チェックです。
タワー内の方がファッショナブルな衣料品が多く、単品で売っている服も多いです。ただ、ファッショナブルな洋服ほど値段が高いのが特徴です。
デザイン性の高いTシャツやアーティストTシャツ、バッグも売られています。Tシャツは3枚で200バーツとかなりお買い得。
ボーベータワー内の方が、ボーベー市場よりか子供服の扱いが多かったように思えます。
子供服を探している方は、ボーベータワーにも足を運んでみるのがおすすめです。
ただ、先述したようにボーベー市場よりファッショナブルなアイテムは多いですが、全体的に値段がやや高いです(とは言っても他の買い物エリアより安いですが)。
誰もが見て明らかに質もデザインも良い服になると、Tシャツでも1枚500バーツやズボン1本1,100バーツという店もありました。
掘り出し物を見つけに行くような感覚で訪れてみると良いかもしれませんね。
ちなみに、タワー内上階にはフードコートもあります。1食60バーツ前後〜。買い物中にお腹が減ったらフードコートへ。
ボーベー市場への行き方
以下はボーベー市場の場所です。
ボーベー市場の近くには、BTSやMRTといった電車の公共交通機関が通っていないので、市場へアクセスするには、以下3ついずれかの交通機関を利用します。
- タクシー
- バス
- センセープ運河の水上バス
最もわかりやすいのはタクシーでしょう。「ボーベーマーケット」と伝えれば大抵の運転手は理解してくれます。伝わらなかった場合は、ボーベー市場のタイ語表記「ตลาดโบ๊เบ๊」を見せると良いです。
スクンビットやチットロム界隈からであれば、80バーツ〜120バーツ前後で到着できます。
もしくはグラブタクシー(使い方)を利用して、さくっとアクセスしてしまうのが楽です。
バスで行く場合は、53番バスが市場のほぼ目の前に止まります。
個人的におすすめなのはセンセープ運河の水上バスです。水上バスはタイ独特の公共交通機関なので、タイらしさを味わえます。
また、大抵のツーリストエリアからであれば、10バーツ〜20バーツ前後の料金しかかからないので安いです。
(センセープ運河の水上バス)
センセープ運河の船着場はバンコク内に複数箇所あるので、この記事では旅行者が多いアソーク近辺から水上バスに乗ってボーベー市場へ行く方法を記載します。
アソーク近辺からセンセープ運河の水上バスでボーベー市場へ行く方法
アソーク近辺からセンセープ運河の水上バスを利用する場合、まずMRTペッチャブリ(Phetchaburi)へ行き、2番出口を出ます。
(MRTペッチャブリ2番出口。最寄りのセンセープ運河船着場である「Asok Pier」が案内板に書かれている)
2番出口を出たら、右回りにUターンします。
Uターンしたら50mほど直進します。
すると、左側に上り階段が見えるのですが、階段は上らず、右の脇道を進んで下さい。
右の脇道に入ると、Asok Pierという船着場に到着します。
以下はAsok Pierの場所を記した地図。
Asok Pierに到着したら、向かって左側に行く水上バスと右側に行く水上バスが到着します。
ボーベー市場がある「TALAD BOBAE Pier」へは、右側に進む水上バスに乗ります。
水上バスに乗り込んだら船員が料金を回収しに来ます。料金は9バーツです。
TALAD BOBAEに到着したら、目の前がボーベー市場です。
ボーベー市場の営業時間
店舗によって営業時間は異なりますが、毎日朝6:00くらいから16:00くらいまで開催されているようです。
昼頃に行けば確実に開いています。
ボーベー市場のようなマイナー観光地が好きな人は、以下の珍スポットもおすすめです。
バンコク最大級のウィークエンドマーケット「チャトゥチャック」の完全ガイドについてはこちら。
バンコク観光の完全ガイド。初めての旅行で行きたいマストスポットをまとめました。
はじめまして、ローカルで面白い場所の紹介ありがとうございました。
こちらのblogを見てから私もボートでアソーク(ペッチャブリ)から行ってみました。
が、前日に落雷&豪雨でボート自体が中止したり、次の日もチャレンジしたのですが伊勢丹やビックCの近くで全員下ろされボーベーまではボートで行けませんでした…。
またボートは15バーツになっておりました。
本当にローカルなボート旅おもしろかっただけにボーベーまで行けなくて残念でした…。
けどそこでボートの路線図を見ていたのですが、その下ろされた場所からカオサンロード近くまでボートが出ているのを見かけました。
私の言語力では確かめる事は出来ませんでしたが、もし近くを通る時に見てネタにでも出来ましたらと思い書き込みにきました。
長文失礼しました…。
>>>イシイ様
落雷 & 豪雨で運行中止とは、タイらしいトラブルですね。トラブルも含めて楽しめてしまうのがタイの良さなのかなと思う次第です。
ボートの料金 & カオサン近くの降り場の情報ありがとうございます。確認次第追記しておきたいと思います。
お早いお返事ありがとうございましす。
良い情報を教えて下さったお礼に少しでもなったら幸いです。
…あと、大変図々しいお願いなのですが…もしまたタイやカンボジアに行かれる時にタイではアンチャン、英語ではバタフライピーを安定して購入出来る場所がありましたら是非載せて頂けると嬉しいです!
このバタフライピーはタイ等で売ってるらしいお花なのですが、日本では高いので現地で買えればと旅行に行ったのですがなかなか売っている場所見付けられませんでした…。
blogに載っていたマーケットも回りましたが見付からず、ビックCにラスト二つという品揃えでした…。
まだ日本でも知る人ぞ知るバタフライピーですが、美容大国ならではのこのお花をよかったら広めて頂けると嬉しいです…!
>>>イシイ様
お花ですか。自分が興味を持っていなかった分野なので、そういう物があることを教えて頂いてありがとうございます。機会があれば調べてみたいと思います。