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パークモー(Paak Moh / ปากหม้อ)は、タイ東北地方イサーンで親しまれている伝統料理です。米粉で作られた薄いクレープ状の生地に、豚肉ミンチやエビ、もやし、にんにく、ハーブを包んで蒸し上げた一品で、生春巻きのようなモチモチとした食感が特徴です。
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タイ料理の中では比較的地味な存在で、ヤワラートやナイトマーケット等の屋台で見かけることはあっても、意識しないと見過ごしてしまうことが多い料理です。タイ在住者との会話でも、パークモーが話題に上がることは少ないかもしれません。
そんなパークモーですが、実はプラカノンにパークモー専門の食堂があります。この店では、従来のパークモーに加えて、目玉焼きをのせたバリエーションや、卵で包んだユニークなバージョンなど、多彩なメニューを楽しむことができます。
パークモーは地味に見える料理ですが、その奥深さと美味しさに驚かされること間違いなしです。タイ料理が好きな方は、ぜひこの隠れた名店を訪れてみてください。
プラカノンのパークモー食堂「パークモー・パリス(ปากหม้อปารีส)」
BTSプラカノン(Phrakanong)駅から徒歩約7分、スクンビットSoi71に入って200mほど進むと、左手に「パークモー・パリス」の看板が見えてきます。
周辺にはWマーケットなどがあり、外国人も多く訪れるエリアですが、このパークモー・パリスは完全にローカルな食堂です。店内はタイ語のみの表示で、普段から意識していないと何のお店なのかもわからないほど、地元の雰囲気に溶け込んでいます。
店頭では、店員がパークモーの生地を作っている様子が見られます。生地を薄く広げて蒸し、その後、具材を包みます。
この工程はまるで餃子を作っているようです。「パークモーってどんな料理?」と聞かれたら、「タイの餃子」と答えると分かりやすいかもしれません。
メニュー
メニューはタイ語オンリーですが、写真付きなのでタイ語がわからなくても指差し注文が可能です。一応、以下に各メニューを記載しておきます。
左側のメニュー
- ปากหม้อธรรมดา(パークモー・タマダー / 普通のパークモー)
- 4個:65バーツ
- 6個:95バーツ
- ขนมปังยัดไส้กุละ(カノムパン・ヤットサイ・クラ / パンに具を詰めたもの)
- 65バーツ
- ปากหม้ออุโทน(パークモー・ウトン / 卵で包んだパークモー)
- 70バーツ
- ปากหม้อไข่ฝาด(パークモー・カイファード / 目玉焼きをのせたパークモー)
- 80バーツ
- ปากหม้อไข่ข้วน(パークモー・カイチュアン / 焼いた卵をのせたパークモー)
- 70バーツ
右側のメニュー
- ปากหม้อไข่ดาว(パークモー・カイダオ / 目玉焼きをのせたパークモー)
- 70バーツ
- ข้าวเกรียบกรอบไม่ใส่ไข่(カオクリアップ・クロープ・マイサイカイ / 卵なしの揚げご飯)
- 90バーツ
- ข้าวเกรียบกรอบใส่ไข่(カオクリアップ・クロープ・サイカイ / 卵入りの揚げご飯)
- 100バーツ
- ปากหม้อไข่พับ(パークモー・カイパップ / 折りたたんだ卵をのせたパークモー)
- 70バーツ
パークモーとクイジャップユアンを実食
今回は、パークモー・タマダー、パークモー・カイダオ、そして麺料理のクイジャップユアンをオーダーしました。
パークモーの感想ですが、「美味しいは美味しいですが、特別にめちゃくちゃ美味いってほどでもない」というのが正直なところです。今まで紹介してきたミシュラン掲載のお店などと比べると、そこまで記憶に残る味ではありませんでした。しかし、パークモーという馴染みのない料理を試す価値は大いにあります。
一番美味しかったのは、このパークモー・カイダオ(目玉焼きのせパークモー)です。半熟の目玉焼きが乗った料理は、やはり期待を裏切りません。特製のソースをかけていただくと、さらに美味しさが引き立ちます。
今日は普段とは違った料理を楽しむことができ、新しい味の発見に満足です。パークモーという料理を通じて、タイの食文化の一端を感じることができます。
パークモー・パリスの店舗情報
- 営業時間 / 毎日9:30〜19:00
- お店のFacebookページ
タイのローカルグルメを堪能
今回改めて感じたのは、やはりタイの食文化の面白さです。同じアジアなので日本人でも比較的食べやすいですが、日本にはない絶妙な違いや特徴があり、それが日本人の心に刺さります。在タイ日本人の中には、タイグルメの虜になり、様々なローカルフードを追い求める人も少なくありません。今日パークモーを食べて、その魅力をなんとなく理解できました。
皆さんも興味を持ったら、ぜひこのパークモーを食べにプラカノンに足を運んでみてください。
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