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建物カフェ(Kafae Tuktheaw / กาแฟ ตึกแถว)は、エアポートレールリンクのラームカムヘーン駅から約3kmの場所にあるカフェです。
今では見かけなくなった日本の昭和レトログッズをインテリアとして飾っているカフェです。タイ人の間で話題になっています。
日本人であれば絶対に誰もが反応してしまう洒落た店です。
(店内には昔懐かしのレトロ旗がずらり)
ARLフアマーク駅近くにある日本風の昭和レトロカフェ「建物カフェ」に来ました。70〜80年代のポスターやら昔懐かしのアーケードゲーム機、昔の電話機などがあります。面白い。
全てのインテリアはオーナーが日本で購入した物で、このカフェは3年前にオープンしたらしいです。https://t.co/EF4jaaA6Kr pic.twitter.com/dU46X5Nolm
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) August 26, 2020
最近、バンコクではお洒落なカフェが続々と登場していますが、こうしたレトロを売りにしたカフェは珍しいです。
珍スポット・B級スポットが好きな人は、足を運んでみてはいかがでしょうか。カフェ内ではコーヒー等が飲める他、牛丼やカレーなどの日本食も食べられます。
建物カフェ(Kafae Tuktheaw)
(入り口には郵便ポストとベンチがある)
建物カフェは、親日のタイ人オーナーが日本で購入したレトログッズをインテリアにしているカフェです。
筆者はてっきりオーナーは日本人かと思っていましたが、タイ人オーナーです。よほど日本が好きな人なのでしょう。タイ人に昭和レトロの魅力を理解してもらえるのは、なんだか嬉しいです。
ちなみにカフェがオープンしたのは2017年頃とのこと。
店先にはJRの駅名標風の看板があります。これは作ったのでしょう。凝っていますね。店先を見ているだけで、すでに面白いです。
(「只今営業中です」のスタンド看板もある。田舎の商店街に立ってそうなデザインが良い)
店内に入ると昭和へタイムスリップ
店内に入ると、昔懐かしな昭和の空気漂う旗やポスターがずらり。また、ソフトクリームのオブジェやタバコの自販機、学校机など、見かける機会が少なくなった物がたくさんあります。
(市営バス乗り場の看板)
(マツダサバンナRX-7 GTリミテッドのポスター)
(小さい頃に駄菓子屋でよく見かけたアイスクリームボックス。パインアイスめちゃくちゃ好きだったな〜)
そこまで古い物ではありませんが、タバコの自販機もあります。古い物ではないと言っても、マイルドセブンが300円表示ということは10年以上も前の機械か…
金鳥のホーロー看板!レトロと言ったらこれですよね。今でも田舎の木造家屋に貼られているのを見かけます。
こうしたレトロ空間の、過ぎ去った時代を大切にしている感覚が好きです。レトロな物ってノスタルジーに訴えかけてくるのはもちろん、遊び心で溢れているのも見ていて面白いです。
特にポスターの文字やロゴは、今では絶対に見ない強烈なデザインばかり。年齢、文化、国に関係なく惹かれるものがあるのでしょう。
メニュー
コーヒーや軽食の他、カレーライスや牛丼などの日本食、ハンバーガーやスパゲティなどのメニューもあります。
- コーヒー・ティー(各45〜80バーツ)
- トーストなどの軽食(20〜40バーツ)
- カレーライス(100〜160バーツ)
- 牛丼(85〜95バーツ)
- ハンバーガー(130〜230バーツ)
- スパゲティ(110〜140バーツ)
- ホットドッグ(70〜140バーツ)
- かき氷デザート(95〜115バーツ)
など。
そんなに高くないです。カフェとしてはごく普通の料金。
牛丼。美味しかったです。
2階のコレクションルームも必見
2階はコレクションルームになっていて、オーナーが集めた自慢の物品が所狭しと飾ってあります。
コレクションルームに飾られているレトログッズも中々マニアックで面白いです。自由に見学して良いので見てみましょう。
鉄人28号の大型フィギュア。50〜60代の人はテンションが上がるはず。
頭文字Dの藤原とうふ店(自家用)のアーケードゲーム機。
頭文字Dのゲーム機って、普通はハンドルと座席がついたドライブゲーム機なのでは?どうやって遊ぶのだろうか。
ヤンマーディーゼルの旗。どうやってこんな物探してきているのでしょう?
ちなみに、筆者は1988年(昭和63年)生まれなので、昭和時代は全く知りません。平成初期も殆ど記憶にありません。
ほぼデジタルネイティブ世代です。しかし、こうしたレトロな物に懐かしさと魅力を感じずにはいられません。知らない物なのに、どうしてなんでしょう?
色にムラがありまくりのポスター、存在感のあるフォント、暖色系の色合い。全てが愛おしいです。
思い出してみれば、アンパワー水上マーケットのノスタルジックな雰囲気も大好き。
(アンパワー水上マーケット)
身の回りの物全てがデジタルの現在、デジタル特有の無機的と言いますか味気のなさに若干の飽きがきているのかもしれません。
デジタルは何もかもが完璧で美しすぎるのかな?さらに言えば淡々としすぎているのかも。だからこそ、逆に洗練されているとは言い難いレトロな物に惹かれるのでしょう。
レトロな物からは「貧しくも優しさがある時代」も感じられます。人の温かみですね。
もちろん、そうは言っても便利なデジタルライフから後戻りなんてできませんが。ただ、たまにはこうしたレトロな空間を楽しんでみるのも良いものだなと思いました。
建物カフェの場所と営業時間
建物カフェの最寄り駅はエアポートレールリンクのラームカムヘーン駅(Ram Khamhaeng)です。
ただ、駅からカフェまでは約3kmも離れています。
自家用車等の足がない人は、駅からモーターサイ(バイクタクシー)やタクシーを利用すると良いです。駅から徒歩でのアクセスは少々大変です。
駐車場
カフェには駐車場がありますが、車2台しか停められない狭いスペースです。
車で来る人は、カフェの駐車場が空いてなかった場合、カフェの裏にある広い駐車場に停めると良いです。
(セブイレブン脇の小道を入る)
(駐車場。筆者もここに停めました)
営業時間
- 毎日7:30〜19:30
- 詳細は建物カフェのFacebookページも参考に
タイで日本を感じられるおすすめカフェ
タイでは日本食や一部の日本文化は、ブームをとうに超えて浸透しています。なので日本を感じられる場所自体は珍しい存在ではありません。
ただ、こうしたレトロな物に焦点を当てた場所は珍しい存在です。かなりテンションが上がりました。風変わりな場所、B級スポットが好きな人は行く価値ありです。
たまにノスタルジックな空間に浸るとリフレッシュできますしね。
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