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エラワンの滝(Erawan falls / น้ำตกเอราวัณ)は、カンチャナブリーのエラワン国立公園内に位置するタイで最も美しいと言われる滝です。
タイ国内には滝が見どころになっている国立公園が多いです。中でもエラワンの滝は、バンコクから日帰りできる距離にあり、躊躇なく泳げるレベルの綺麗な水質であるため、人気スポットとして知られています。
実際に行ってみた感想としては、確かにカオヤイなどの有名国立公園にある滝より水が綺麗です。
タイ国内の泳げる滝としては一番綺麗なのではないでしょうか。
丁度良い深さの滝壺があり、観光客が泳げるよう整備されています(救命胴衣のレンタルもある)。滝壺内には天然のドクターフィッシュ(wiki)が生息しています。
また、滝は全部で7段に分かれていて、各滝から滝へとトレッキングも楽しめます。
確かに、滝で遊ぶならここだなと思いました。1日たっぷり楽しめる場所なので、バンコクからの日帰り観光やカンチャナブリー旅行の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、エラワンの滝の見どころとアクセス方法を詳しく紹介します。
エラワンの滝(Erawan falls / น้ำตกเอราวัณ)
エラワンの滝は、石灰岩体からなる山を源流とした川が合流して形成されています。
エラワンの滝の水質が透き通って美しい理由は、簡単に言えば水に溶ける有機物の含有濃度や日光の角度により、藻や苔が繁殖しにくい環境にあるからです。
そのため、水は常にターコイズブルーやエメラルドグリーンの美しい景観を生み出しています。
(水中を泳ぐ魚がハッキリと見えるくらい綺麗な水。苔や藻が生えていないので、滝周りの岩場は滑りにくく歩きやすい)
(また、全7段の滝壺は、いずれも木陰が多く涼しい。水遊びに最適な環境)
ちなみにエラワンの滝の名称の由来は、水の流れがエラワン象(3頭を持つ象)に似ていることからと言われています。
が、どこがどう似ているのかは筆者には分かりませんでした。じっくり見れば似ていると思われる部分があるのでしょう。
エラワン7段の滝壺で水遊び
エラワンの滝に来たらせっかくなので滝壺で泳ぎましょう。せめてドクターフィッシュに角質除去くらいはしてもらいたいです。
ということで、以下ではエラワンの滝の様子がどのような物なのかをざっくりと紹介していきます。
まず、エラワンの滝は上述したように7層に分かれています。麓から7段目までの総距離は1,550m。
(各滝から滝までは階段が整備されている)
1段目〜4段目までの滝に関しては、ほとんど歩かずに到着できる高さにあります。そういうわけで、殆どの人が1段目〜4段目の滝で遊泳を楽しんでいます。
麓から各滝への距離は以下のとおり。
- 1段目の滝 / 20m
- 2段目の滝 / 170m
- 3段目の滝 / 220m
- 4段目の滝 / 520m
- 5段目の滝 / 1,120m
- 6段目 / 1,420m
- 7段目 / 1,550m
4段目の滝までは比較的歩く距離が少ないので人が多いですが、5段目の滝からは一気に人が少なくなります。
しかも割と道も険しくなってきます。
(5段目以上になると道が整備されていなくて、上写真のような道なき道を行く場所もある)
なので普通に遊泳を楽しむだけなら4段目の滝までで良いかなあというのが正直な感想。
一応、筆者は7段目の滝まで踏ん張って登りましたが、7段目だからと言って滝が特段綺麗というわけでもなく、まあ良い運動になったなと言ったところです。
各滝壺には上写真のような、滝壺のコンディションを示す看板があります。
緑色で”Safety”と書かれていれば、その滝壺で泳いで良いという意味です。
いずれの滝壺も深さは1.5〜3mくらいあります。ただ、浅瀬なら足が着くくらいの浅さなので子供でも泳げます。
また、4段目の滝までは救命胴衣のレンタルスペースや監視員がいます。5段目以上になると監視員がいないため、万が一何か起こった時が恐いです。
なので、やはり遊泳目的なら4段目の滝までで十分。5段目以降は完全にトレッキング専用と思っておくと良いです。
1段目の滝
沐浴場のような形の滝壺。浅瀬は成人男性の腰くらいまでですが、一番深い場所で3m。
エメラルドグリーンに輝いてて、水面に反射した木々の光景が神秘的。2段目の滝に比べると人が少ないのでゆったりと水遊びできます。
2段目の滝
広々として岩場が少ない滝壺。
一番泳ぎやすいため、一番人が多くて賑やかです。エラワンの滝で一番おすすめできる水遊びスポット。
一番深い部分で2.5m。ですが子供救命胴衣や浮き輪をつけて泳いでいます。
人が多いので、子連れでの水遊びも2段目が一番おすすめ。安心感があります。
こちらもエメラルドグリーンに輝いていて、飛び込みたくなるほど綺麗な水質です。
3段目の滝
一番ドクターフィッシュが多い滝壺。
浅瀬の岩場に腰掛け足だけ浸けると、瞬く間にドクターフィッシュが集まってきます。
このドクターフィッシュの角質除去マッサージがとても気持ち良い。最初はくすぐったいですが、慣れてくると「角質を食べてくれるなんてありがたや」という気持ちになってきます。
慣れてきたら足だけでなく手も入れてみたりして角質を取り除きましょう。
4段目の滝
ターコイズブルーに輝く美しい滝壺。
また、4段目の滝壺には岩石で出来た天然の滑り台があります。この滑り台が大人達に人気。多くの観光客が滑り台で遊んでいました。
下手なウォーターパークよりスリルがあって面白い。滝壺の一番深い場所で2.5m。
5段目の滝
泳いでいる人は少ないですが、滝壺をバックに座ってポーズを取れる岩場が多いため撮影スポットとして人気。
水はエメラルドグリーンでとても綺麗。
6段目の滝
一番地味な滝壺。泳いでいる人は皆無で、7段目の滝へ行く合間にちょっと覗いただけ。わざわざ見に行く価値はないです。
滝壺周りには鬱蒼としていて、人の気配もないためちょっと不気味。水もあまり綺麗ではない。
エラワンの滝で唯一地味な滝でした。
ここまで来たからには全部の滝を見ておかないと…!ということで、6段目の滝はちょっと写真を撮ったぐらいで、7段目の滝を目指してあとにしました。
いよいよ最上!7段目の滝
7段目の滝へ行くのは中々大変でした。なんせ、他の人は皆んなトレッキングシューズで来ていたのに、筆者はサンダルで来ていたので。
岩場を乗り越え
舗装されていない道も歩きました。5段目の滝以上になると、こんな感じで徐々にハードさが増していきます。
とは言え5段目から7段目までは大体20分くらいで到着します。道はハードですが、そこまで大変ではありません。
そしてたどり着いた7段目の滝。
見事なまでにターコイズブルーの美しい滝壺が広がっていました。タイの仁淀ブルーですね。
労力を費やして登ってきたからか、一段と綺麗に思えます。ただ、残念ながら筆者が訪れた日はコンディションが”Danger”と記載されていたため、泳ぐことはできませんでした。
うーん、一度でいいからこの美しいターコイズブルーの滝壺で泳いでみたい。
ちなみに滝壺の深さは1.5m。
全7段の滝壺はこんな感じです。
総括すると、水遊び目的なら1〜4段目の滝までで十分。さらにトレッキングも楽しみたいなら7段目まで目指しましょう。
エラワンの滝観光に持参すべき物
エラワン国立公園の入り口には、水着や浮き輪、タオルなどを売る売店が並んでいます。
なので手ぶらでもOK。また、上述したように救命胴衣は滝壺でレンタルできます。
売店でお金を使いたくない人は、海水浴に行く時と同じ物を持ってきましょう。
- バスタオル
- フェイスタオル
- 水着
- 浮き輪など
- トレッキングシューズ(5段目以上の滝を目指す人は)
上記の物があれば大丈夫です。
ちなみにエラワン国立公園入り口付近にはシャワールームが設備されています。
着替えはシャワールームで出来ます。
エラワンの滝への行き方
今回はバンコクから日帰りで行くことを想定して行き方・帰り方を詳しく紹介します。
合計片道約3時間30分。たったの160バーツでアクセスできます。
① バンコク南バスターミナルからカンチャナブリーバスステーションへ
以下はバンコク南バスターミナルの場所を記したGoogleMap
南バスターミナルのタイ語表記:สายใต้ใหม่(カタカタ読みすると「サイタイマイ」)
タクシーで行く場合は運転手に「サイタイマイ」と伝えるか、上記のタイ語を見せれば伝わります。
(南バスターミナル)
南バスターミナルに到着したら、1階のミニバス乗り場に行きます。1階には多くのミニバス乗り場が並んでいます。
1階のミニバス乗り場
カンチャナブリー行きのバスチケットカウンター
(カンチャナブリー行きのマイクロバス)
カウンターでチケットを購入したらマイクロバスに乗り込むだけ。
運賃は100バーツ。バスは朝5時〜22時まで20分間隔で出発しています。
カンチャナブリーまでの所要時間は約2時間30分です。
カンチャナブリーバスターミナルからエラワン国立公園行きのバスに乗る
(カンチャナブリーバスターミナル)
カンチャナブリーバスターミナル内にあるエラワン国立公園行きのバスに乗ります。
(エラワン国立公園行きのバス)
エラワン国立公園行きのバスは、8:00〜17:40までの間、約1〜2時間間隔で1便が出発しています。時刻表は以下のとおり。
エラワン国立公園行きバス時刻表 | |
8:00 | 14:30 |
9:00 | 16:00 |
10:00 | 17:40 |
11:15 | / |
13:00 | / |
運賃は60バーツです。バスは約1時間でエラワン国立公園の入り口に到着します。
エラワン国立公園からカンチャナブリーバスターミナルへ帰るバス
エラワン国立公園からカンチャナブリーバスターミナルへ帰るバスは、エラワン国立公園到着場所に来ます。
(帰りのバス。到着場所と同じ場所から出発する)
帰りのバス時刻表は以下のとおりです。
カンチャナブリー行きバス 時刻表 | |
5:20 | 12:00 |
6:10 | 14:00 |
8:30 | 15:00 |
10:00 | 16:30 |
帰りの運賃も60バーツです。カンチャナブリーバスターミナルまでの所要時間は約1時間。
バンコク発の日帰り現地ツアー
- 自家用車がない
- 自力でのアクセスが不安
- 海外旅行慣れしていない
上記に当てはまる人は、バンコク発の日帰り現地ツアーの利用がおすすめです。
現地ツアーであれば、行き帰りには送迎のバンに乗るため自力でアクセスするよりも楽です。
また、ツアーには日本語ガイドが付きます。
その他、現地ツアーはエラワンの滝以外にもクウェー川鉄道(戦場にかける橋)見学や象乗り体験もあり、カンチャナブリー観光を満喫できる内容になっています。
カンチャナブリーを日帰りで思い切り満喫したい人は現地ツアーを利用してみてはいかがでしょうか。
>>>クウェー川鉄道 + エラワンの滝 + 象乗りトレッキング日帰り観光ツアー【日本語ガイド + 往復送迎付き】
エラワンの滝の営業時間
- 毎日8:30〜16:30まで
- 公式Facebook
- GoogleMapで正確な位置情報を確認する
営業時間は16:30までですが、16:00頃から公園の係員が訪問者に退場を呼びかけ始めます。
16:00近くなると上段の滝へは行けなくなるので要注意。
最上段までのトレッキングを楽しみたい人は、午前中など早い時間から訪問しましょう。
入場料
1人300バーツ
カンチャナブリーの全おすすめ観光スポットについては、以下の記事を参考にどうぞ。泊まりでカンチャナブリを観光する人は必見です。
カンチャナブリーには素敵なホテルが沢山あります。できれば泊まりで観光するのがおすすめ。以下ではカンチャナブリーのおすすめホテルを紹介しています。
バンコクから日帰りで行ける観光地のまとめ。自力で行ける場所・ツアーが必要な場所に分けて紹介しています。