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大学生になると多くの出会いがあり、世界一周などのバックパッカー体験をした人と話す機会もあるでしょう。
バックパッカーを実際に体験した人の話は非常に興味深く、好奇心を刺激されて「いつかは自分自身もバックパッカーを体験してみたい」と感じた人も少なくないと思います。
迷う必要はありません。もし興味がわいたのなら、より経済的に余裕が出てくる社会人になってからではなく、学生のうちに行っておくべきです。
なぜなら、社会人になってから会社を辞めてバックパッカーをするのはリスクがあるからです。学生のうちであれば、休学して1年卒業が遅れるのは大したリスクとは思いません。
むしろ、バックパッカーという体験を得られる貴重な投資になるでしょう。
今回の記事では、バックパッカーに興味がある学生に向けて、学生のうちにバックパッカーをしておくべき理由と、旅に出る前に揃えておきたい学生ならではの便利アイテムを紹介します。
このブログで何度か言っていますが、バックパッカーは行けると思った時が行くべき時です。
一度レールを踏み外すと軌道修正しにくい日本社会の構造に、勝算のない時期から逆らう必要はないでしょう。学生という身分を最大限に活かせる今だからこそ、チャレンジしておくべきです。
バックパッカーは大学生のうちにしておくべき理由
自分は社会人になり、仕事を辞めてからバックパッカーを経験した人間です。だからこそ、「学生のうちに経験しておけば良かった」と思った点が多々ありました。
もちろん、自分を含め社会人になってからバックパッカーになる人はたくさんいます。そして、ほぼ全員が全員「後悔はない」「会社を辞めてまで行って良かった」と言います。
この気持ちは正直なものであり、決して嘘ではありません。
人生はバックパッカーが終わってからの方が長い
とは言っても、バックパッカーをしているのは人生のうち、ほんの数ヶ月(長くて1年程度)で、後は日本での生活が待っています。
会社を辞めてしまった自分は、日本に帰って再度就職活動をする必要がありました。
正直言って、辞める前より将来に対する不安が大きかったです。
その後、運良く知り合いのツテで今の会社に就職できましたが、自分と同じように会社を辞めてバックパッカーをした人の中には、ずるずるとフリーター生活を送り続けている人もいます。
バックパッカーは社会的に評価されるわけではない
バックパッカーという経験は、内面的な成長を得られたり自分自身への理解が深まるため、非常に素晴らしいことではあります。
ただ、残念ながら一度会社を辞めた人間にとって社会的な評価は無いに等しく、それどころか長いブランク期間は再就職において減点対象とすらなりえます。
しかし、学生であれば「学生」という身分を保持したままチャレンジできます。これは社会人には与えられない期間で、学生にのみ与えられた特権です。
休学 & バックパッカーはアピールポイントにできる
ただ、休学をしてバックパッカーをすることに、全くリスクがないとは言えません。
私立大学であれば、休学中とは言え少なからず費用を払う必要があります。
また、留学やインターンシップと違い、就職活動においてそれほど有利に働くこともないでしょう。
しかし、会社を辞めて旅に出る社会人バックパッカーより、リスクは遥かに少ないです。
それどころか、やり方によっては休学という投資に見合うだけの大きなアピールポイントを作ることもできます。
例えば旅に「遺跡」「グルメ」と言ったテーマを絞り、それらをブログやSNSで発信していけば、他のバックパッカーには真似できない、自分自身の名刺やブランドになります。
また、海外に行って何を得たのか?を聞かれた時に、単なる放浪の旅ではなく、明確な企画・計画の上で旅をしたことをアピールできれば有利に働くでしょう。
面接官も興味を持って聞いてくれます。こうして、行動力・実行力においての評価を高めることは十分に可能です。
(タイのアユタヤ遺跡)
社会人になると心にブレーキをかけなくてはならない時もある
社会人になると、旅に出たい欲求があっても、心にブレーキをかけなくてはならない時がしばしばあります。
わずかな期間とは言え、生活やその後の人生に大きく関わってくるからです。
また、社会人になると学生の時以上に周囲の理解も得づらくなります。確かに自分のように会社を辞めてまで旅に出て、その後なんとか再就職している人も多いです。
ただ、本当に旅に出るのは一大決心でした。「今の立場を失う」というリスクが何度も頭をよぎったのです。
なので、もしあなたが学生で、今バックパッカーをしようか悩んでいるのであれば、社会人になる前に今行くべきだと声を大にして言います。
社会的リスクのない学生の今だからこそ、バックパッカーで得られる体験を十分なメリット・アピールポイントに変えることは容易です。
内面的な成長に加え、外部からの評価を高めることができるのは、学生である今だけです。
大学生バックパッカー旅におすすめのアイテム
以下で紹介するものは、海外へ行くのであれば必ず持っておくべき必需品であり、同時に学生が無料で使えるアイテムでもあります。
世の中には、学生を優待するサービスが溢れています。学生を優待するサービスの中には、バックパッカーの旅において便利なものも多いです。
経済的に社会人より余裕のない学生だからこそ、こうしたサービスを活用するのが上手に節約するコツと言えます。
いずれのアイテムも無料なので、学生バックパッカーは所持しておくと良いでしょう。
学生向けの海外旅行保険自動付帯クレジットカード
多くのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯されています。海外旅行中に所持しておけば、何かあった時に定められた金額分の補償をしてもらえるのはご存知でしょう。
日本とは違い「医療もビジネス」と言われる海外では、保険に入っていないと、何かあった時に到底支払うことが不可能な治療費を提示されます。
また、お金がなければまともな治療を受けられません。
そのため、海外旅行保険を付帯したクレジットカードは、今や海外旅行においての必需品となっています。
ただ、クレジットカードには各社様々な特徴があります。学生では申し込みできないもの、海外旅行保険が利用付帯(旅行時に何かしらの交通機関をクレジット払いしないと保険が適用されない)のカードもあります。
以下で紹介するカードは、学生でも申し込み可能です。
海外旅行保険が自動付帯、加えて年会費が無料なので、実質タダで海外旅行保険に入ることができます。注意点を含め、以下で詳しく紹介します。
エポスカード
エポスカードは学生でも申し込みが可能です。加えて年会費・発行料等が全て無料です。
海外旅行保険付帯のクレジットカードの中では、最もおすすめと言えます。
通常、学生用のクレジットカードと言えば、在学期間中のみ年会費無料という場合が多いです。
しかし、エポスカードは卒業しても年会費無料です。卒業後に切り替えや退会の手続きをしなくて良いので楽でしょう。
エポスカードの補償内容
エポスカードの特徴は、年会費・発行料無料で自動付帯のクレジットカードの中では、最も補償額が高いことです。
学生パッカーが必ず1枚は所持しておきたいカードです。
エポスカードの詳しい使い方などについては、以下の記事にて詳細を記載しているので参考にどうぞ。
2枚目のカードにJCB EIT
上のエポスカードの海外旅行保険内容の記事にも記載していますが、海外旅行保険付帯のクレジットカードは、複数枚持つことで補償額を合算させることができます。
1枚のクレジットカードに付帯された保険金額だけでは心配な場合、クレジットカードを複数持つことによって補償金額を合算することができます。
(エポスカードの補償内容)
ただ、上画像の記載にもあるように、合算される項目は傷害死亡・後遺障害保険金を除いた項目のみとなります。
傷害死亡と後遺傷害にかんしては、保有しているカードのうち最高保険金額の補償が適用されます。
これは自動付帯や利用付帯、またはカード会社に関わらず基本的に上記の合算方が採用されています。
エポスカードの海外旅行保険付帯だけでは、補償金額が心もとないので、JCB EITと合わせて2枚持つことをおすすめします。
エポスカードとJCB EITを、合わせて持った時の補償金額は以下の通りです。
また、以下は日本と他国の治療費の比較をしている表です。
高い高いと言われるアメリカでの盲腸手術治療費でも、上記のカード2枚を合わせて持っておけば、合算した補償金額で賄えることがわかります。
そのため、余程のことがない限りエポスカードとJCB EITの2枚を持っておけば大丈夫でしょう。
JCB EITも年会費・発行料が無料で海外旅行保険は自動付帯です。
もちろん学生の申し込みも可能です。万が一のことを考えて、エポスカードとJCB EITを合わせて2枚持っておくのがおすすめです。
クレジットカードの海外旅行保険の注意点
ただ、上記のカードに限らず、全てのクレジットカードの海外旅行保険付帯は、補償期間の限度を90日までと定めています。
東南アジアのみ程度のバックパッカー旅行であれば90日もあれば事足りるでしょう。
しかし、世界一周などの超長期が予想される旅行では90日では恐らく足りません。
そのため、90日以上の旅を予定する場合は、91日目からは有料の保険に加入するのが一般的です。
上の海外旅行保険は、世界一周旅行者にとって最もポピュラーな海外旅行保険です。
大抵の人が上で述べたように、91日目〜最終日までの期間は上記の保険に加入します。
多少費用がかかってはしまいますが、保険なくして海外旅行はありえません。経済的余裕がない学生といえど、保険だけはきちんと入っておくべきでしょう。
アマゾン スチューデント(amazon student)
バックパッカーをするにあたって、多くの人がネット通販で必要な持ち物を揃えるでしょう。
現在は店舗で買うよりネットで探した方が、安くて良いものが見つかります。
ネット通販の最大手と言われる「Amazon」には、学生のみが無料で使える「amazon student」というサービスがあります。
これを利用しない手はありません。
amazon studentは、加入すると(6ヶ月間無料)「お急ぎ便」「日用品・サプリ15%OFF」などのバックパッカー旅行の持ち物を揃える際に便利なサービスから、「文房具・ノートが20%OFF」などの、旅が終わった後も使えるお得なサービスを利用できます。
(アマゾンスチューデント会員特典の一部)
利用してみて気に入れば有料会員になるのもありですし、旅が終わって使う機会がなかったら退会すれば良いでしょう。
>>>アマゾン スチューデント(amazon student)
クレジットカードの使いすぎが心配な人はプリペイドカードを持っておく
上で紹介した2枚のクレジットカードは、買い物やキャッシングにも使用できますが、ついつい使いすぎるのを心配してしまう人もいるでしょう。
自分はまさに、クレジットカードを持ってしまったら衝動買いが増えるタイプなので、買い物やATMからのキャッシングにはプリペイドカードを利用しています。
プリペイドカードとは、わかりやすく言うと「自分が入金(チャージ)した金額のみ、利用できるクレジットカード」です。
見た目はクレジットカードそのものですし、買い物等でもクレジットカード同様に使えます。
しかし、あくまで事前に入金した金額分しか利用できません。使いすぎの心配をしなくて良いカードです。
プリペイドカードも、もちろん発行料・手数料が無料です。加えて入金していなかったら、失くしてしまっても何の問題もありません。
そのため、盗難や恐喝に備えて、本物のクレジットカードのダミーとして所持しておくという使い方もできます。
何かと使い勝手が良いので、持っておくと便利です。
大学生だからこそハードな環境の旅にも耐えられる
自分も未だに現役のバックパッカーとして、旅に出たいとは思っている人間の一人です(仕事の都合上、中々長期間の旅に出ることはできませんが)。
ただ、社会人になった今でも、短期ではありますが海外にはしょっちゅう行っています。
しかし、年を重ねるごとに身にしみて実感するのが、「昔ほどは無茶ができなくなったし、ハードな環境に行けなくなった」ということです。
20代前半でバックパッカーをしていた頃は、シャワー・トイレ共同でエアコン無しのおんぼろゲストハウスに泊まることなんて、全く苦ではありませんでした。
2013年、初めてのバックパッカーで泊まったカオサンの宿の写真を見返してたら、あの時は幸せだったなと思って泣けてきた
・7 Holder Guesthouse
・Kawin Place
・3枚目はどこか忘れた
もう全部コロナで潰れたのかな?当時、貧乏だけど長期間旅したかった自分には十分すぎるくらい居心地の良い宿でした pic.twitter.com/IfqHiQ5NlH— ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) January 17, 2021
むしろ、そこにいる他の旅人と会話をしたりすることが楽しくて「バックパッカーならボロゲストハウスに泊まってなんぼ」とすら思っていました。
しかし、徐々に30代に近くにつれ、海外へは足を運びますが、何よりも綺麗・清潔・安全を優先しようとしている自分がいます。
これは歳を重ねたことも原因でありますが、それ以上に、社会に出て悪い意味で丸くなってしまったからかもしれません。
学生の年頃だと、今の自分のように一歩引いた構えではなく、もっと「何でも見てやろう」という気持ちで、様々な場所に突っ込めると思います(もちろん安全性は考えるべきですが)。
バックパッカーは、「何でも見てやろう」という気持ちが一番大事です。こういった気持ちがあるからこそ、旅を面白くさせるんだと思います。
学生であれば、旅が終わっても学生という身分が保証されているだけ余裕と安心感もあります。
余裕があるだけに、社会人では思いつかない面白い発想・ひらめきが旅の途中で出てくるでしょう。
是非、バックパッカーに興味がある学生は、躊躇せずに海外へ飛び込んでみてほしいと思います。
行ける時が行くべき時です。
バックパッカーの定番、東南アジアのおすすめ周遊ルートと旅に必要な持ち物については、以下の記事を参考にどうぞ。
学生がバックパッカー費用を貯めるのにおすすめの「リゾートバイト」については、以下を参考にどうぞ。
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