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スリウィライ スコータイ(Sriwilai Sukhothai)は、スコータイ歴史公園から約2kmの場所に位置するホテルです。
スコータイでは数少ない高級ホテルであり、唯一の「ライトアップされた遺跡が敷地内から望めるホテル」でもあります。
スコータイは世界遺産遺跡が点在するものの、意外にも外国人ウケするホテルや飲食店が少ないです。
世界遺産があるのに、悪く言えば地味な町です。
そんなスコータイでの過ごし方と言えば、遺跡観光以外の時間はローカルな食堂でご飯を食べたり、マッサージを受けるくらい。そういった過ごし方も悪くありません。
しかし、ホテル巡りが趣味の筆者としては、せっかくなら”スコータイらしさ”を反映した高級ホテルで、スコータイならではの夜を過ごす楽しみも味わいたいところ。
というわけで、兼ねて「スコータイでナンバーワンのホテル」と名高いスリウィライ スコータイに泊まってみました。
一言で宿泊してみた感想を言えば「感動」です。
非日常を感じられるプール、手入れされた美しい中庭、スパ、レストランなど従来の高級ホテル同様の設備はもちろんあります。
そして、上記の設備以上に素晴らしい「スコータイならでは」な特徴が、敷地内からライトアップされた遺跡が望める点。
さらに、敷地内にはスコータイの県木でもある赤蓮の池が広がっています。
(残念ながら筆者の宿泊時には咲き乱れてはいなかったが)
どこを見ても美しいです。凝ってます。
ホテルでは無料で自転車をレンタルできるため、歴史公園の遺跡観光も楽です。文句なし。確かにスコータイでナンバーワンのホテルでした。
今回の記事では、スリウィライ スコータイの様子を詳しくレポートします。ホテルステイが好きな人には本当におすすめ。満足度が高いホテルです。
1泊の宿泊料金は、スーペリア9,000円〜スイート20,000円ほど。今回、筆者がレポートするのはスイートルームです。
スリウィライ スコータイ(Sriwilai Sukhothai)宿泊レポート
(チェックインロビー)
高級ホテルにしては珍しく、チェックイン時にデポジットやクレジットカードの提示は求められません。
チェックイン後は、英語が堪能なスタッフの案内で部屋へ行きます。
チェックインロビーの屋根付きソファー。洒落ています。
(アーチ型の客室棟入り口がスコータイ遺跡を連想させます)
田舎のホテルなので小さいのかなと思いきや、全54室もある大きなホテルでした。
敷地内の大きな蓮池を囲むように客室棟が並んでいます。
ホテル周囲には里山が広がっています。とても長閑な雰囲気。派手な演出がないのもGood。上手く自然との調和が取れているように感じます。
植物も手入れされています。清々しいです。
スイートルーム(Suite Room)
今回、筆者が宿泊した客室はスイート(Suite)。他の客室とは異なり、スイートのみが完全独立のコテージタイプです。
スリウィライスコータイが設けているスイートは2部屋のみ。
コテージの外観からだけでも一般客室にはない贅沢な間取り、広々とした空間が見て取れます。
部屋の広さは55平米。
アンティークのランタン照明、天蓋カーテン付きのベッド、山岳民族手縫いの刺繍入りクッションなどアジアンテイストな調度品でまとめられています。
雰囲気が良いです。窓が多く明るい。日光もよく入ってきます。
個人的に良かったと思える点は、窓などに小さな隙間がないため、虫が全く入ってこなかったこと。
こういったコテージタイプのホテルは(特に田舎だと)、細かい作りが雑で少々虫が発生するのは当たり前だったりします。
しかし、スリウィライスコータイのスイートルームは良く出来た作り。
一切の隙間がないため、虫が侵入してきません。万が一虫が入ってきた時に備えて殺虫剤も完備しています。
壁や家具に一切の剥がれや傷も無し。日本にあってもあってもおかしくない高級貸別荘のようです。日本人も十分に満足できます。
エアコンはタッチパネル有り、天井への埋め込み式です。
送風音はしません。部屋の設備は近年の五つ星ホテルそのもの。
バルコニーから見える「ワット チェディ スーン(Wat Chedi Sung)」
バルコニーに出ると、正面に蓮池を挟んで「ワット チェディ スーン(Wat Chedi Sung)」が見えます。
ワット チェディ スーンは、14世紀後半(スコータイ王朝末期)に建てられたとされる高さ33mのパゴダです。
他の遺跡に比べて見た目に大きなインパクトはないため、宿泊者以外の参拝客は皆無。
草原の中にポツンと建っているパゴダは物悲しい雰囲気。しかし、あえてこの切な荒涼感に捉われてみるのも遺跡の楽しみ方。
鳥の鳴き声だけが響く静かなバルコニーでソファーに腰掛け、遺跡を眺めながら思いを馳せます。
日が暮れると遺跡はライトアップされます。
人知れず放置された遺跡が、華麗さを取り戻し息を吹き返したように感じられる瞬間。美しいです。
この情緒的な景観を満喫できるのが、遺跡の町にある高級リゾートならではの贅沢でしょう。
バスルーム
バスルームもランタン照明やアンティーク家具で統一されています。
洗面台は2台設置されているため、朝の身支度がスムーズ。
そして、バスタブ前にも窓ガラスが設置されているため、湯船に浸かりながら景色を眺められます。
ピカピカのバスタブ
アメニティは歯ブラシ・シャワーキャップ・クシ・シャンプー・リンス・ボディソープ・固形石鹸など一通り完備しています。
クローゼットの中には、室内スリッパ・傘・ガウン・セーフティボックスも完備。
バスルームも広々としていて使い勝手が良かったです。
ホテル内の施設(プールとレストラン)
高級ホテルの醍醐味と言えば、プールとホテル併設のレストラン。
どちらも素晴らしい施設でした。
特にプールは、これまで宿泊したスコータイのホテルの中でナンバーワン。
プール
縦およそ25mある大きなプール。
プール周りには里山連なる田舎の風景、上には青空が広がっていて、避暑地みたく涼しさと清々しさを一度に感じられます。
ちなみに、プールの深さは1.2m〜1.6m。
深さ0.5mの子供用プールもあるので、家族で遊べます。
子供用プール
夕食はホテル併設のレストランで
スリウィライ スコータイ周辺には、夜まで営業している飲食店が少ないです。また、ホテル周辺は田舎道なので、夜は出歩けません。
そのため、夕食はルームサービスかホテル併設のレストランで取ります。筆者達はレストランで食べました。
ホテル内のレストラン
レストランのメニューはタイ料理5割:洋食5割。
マッサマンカレー・グリーンカレー・カオパッド・ソムタムなどの定番タイ料理、パスタ類・バーガー・ピザなど定番の洋食料理があります。
物凄く美味しい!というわけではありませんでしたが、外国人向けのレストランとして標準値超えはしてます。
タイ料理各種は、注文時に「ノースパイシー」と言えば辛くないものが出てきます。
2人で食べてビールを飲んでも、1,000バーツもあれば足りるでしょう。
ホテルの立地。観光の利便性は?
スリウィライ スコータイは、世界遺産の遺跡が点在するスコータイ歴史公園から約2km離れた場所に位置しています。
そのため、遺跡観光の利便性は良いです。また、ホテルでは自転車を無料でレンタルしています。自転車で遺跡を観光すると良いです。
(レンタル自転車。ちゃんと整備されている)
ホテル周辺では、歩いていける場所にコンビニがありません。
コンビニは、ホテルからスコータイ歴史公園側へ約1.6kmの場所にあるセブンイレブンへ。
ホテルからセブンイレブンの道中は、日が暮れてからは人通りが少なくなります。そのため、必要な物は日中のうちに購入しておくと良いです。
セブンイレブン周辺には安い食堂や薬局、マッサージなどもあります。
特別なスコータイ旅行にうってつけのリゾート
これまで宿泊したスコータイのホテルの中では間違いなくナンバーワンでした。
やはり、ホテル内からライトアップされた遺跡が望めるのは素晴らしいです。遺跡の町でないと見られない景色ですからね。
宿泊料金はそれなりにしますが、スコータイを120%満喫したい人なら泊まってみる価値はあります。
スタッフの数は多くて英語も通じやすいため、子連れ旅行者など心配要素が少しでもある人にとってもおすすめです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他、スコータイにある全てのおすすめホテルについては以下の記事を参考にどうぞ。格安・中級ホテルも紹介しています。
スコータイの観光ガイド。おすすめスポットについては、以下の記事を参考にどうぞ。