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(インチャントリードゥープールの屋上プール)
カンチャナブリーのホテルエリアは、主に以下の2ヶ所に分かれています。
- 市街地エリア(バスターミナルや各観光地が点在する便利な場所)
- サイヨーク国立公園エリア(自然に囲まれた地帯。観光にはやや不便)
(両エリアの距離は、車で1時間30分程離れている)
市街地エリアには、バンコクからのバスが行き来するバスターミナル、泰緬鉄道が伸びるカンチャナブリー駅があり、コンビニ等が点在しています。
鉄板観光地として知られる博物館や寺院等が点在しているのも市街地エリアです。
初めてカンチャナブリーへ行く人であれば、市街地エリアに滞在するのが便利でしょう。バスターミナルからはエラワンの滝はじめ、郊外観光地へ行くバスも出ています。
一方のサイヨーク国立公園エリアは、観光はそこそこに自然に囲まれたリゾートでのんびりと休暇を過ごしたい人向けです。
(サイヨーク国立公園エリアのリゾートホテル)
周囲にはコンビニ等が一切ありません。手付かずの自然が残るジャングルのようなエリアです。
車がない人でも宿泊できますが、リゾートから各観光地へのアクセス利便性は悪いです。
今回の記事では、市街地エリアにあるおすすめホテル4軒とサイヨーク国立公園エリアにあるリゾートホテル1軒を紹介します。
カンチャナブリー市街の観光はあらかた回っても3泊あれば十分です。
そのため、4泊以上の滞在を予定している人は、市街地エリアで3泊して最終日にサイヨーク国立公園エリアで1泊するという過ごし方がおすすめ。
バランス良くカンチャナブリー滞在を楽しめます。
筆者も直近のカンチャナブリー旅行では、市街地で3泊した後、サイヨーク国立公園エリアで1泊しました。
カンチャナブリー市街のおすすめホテル4軒
以下は紹介するホテルの場所を記した地図です。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するホテルは黒丸番号❶〜❹です。
- 青色のアイコンはバスターミナルとカンチャナブリー駅です。
いずれのホテルもカンチャナブリー市街において最も利便性が良いエリアに位置しています。
ホテル周辺には24時間営業のコンビニはじめ、リバーサイドビューのレストランやバーもあります。
(夜12時くらいまでは人通りもそこそこある。レンタル自転車・バイクの店も多くて便利)
(観光客向けのリバービューレストランもある)
日本人でも不便なく過ごせる立地と言えるでしょう。
❶ インチャントリードゥープール (inchantreedoopool)
1泊5,000円〜6,000円程度(シーズンによっては4,000円台)で宿泊できるデザイナーズホテル。
カンチャナブリーのホテルで一番おすすめです。外観は一見普通の小さなホテルですが、内装に拘りがあってお洒落。屋上プールから見える夕日も素晴らしいです。
ナコンパノムからコラート経由してカンチャナブリーまで来ました
しばらくゆっくりしますチェックインしたホテル「インチャントリードゥープール」がとても良い
自然に囲まれたデザイナーズホテルで、屋上プールから綺麗な夕日が見える2017年開業なので割と新しめ
街中から近い1泊5,500円くらい pic.twitter.com/i3RrC1NuwW
? ri-(リー)@タイ一択 (@AsiaThailand208) June 20, 2019
また、上記ツイートでも述べているように「2017年開業」と比較的新しいのもポイント。
唯一の欠点はホテル内にエレベーターがないこと。
3階以上の客室に割り当てられると、部屋へ帰るのが少々疲れます。しかし、エレベーターが無い点を考慮しても、「この部屋でこの料金は安い!」と思える素晴らしいホテルです。
チェックインロビー
ホテル内の通路。竹筒がびっしりと張られています。
竹があるだけで涼し気だし、生気も感じられます。良い雰囲気。
今回、筆者が宿泊した客室はダブルベッドルーム(Double Bed Room)。広さは32平米です。
客室の内装はごく平凡な中級ホテルと言ったところでしょうか。
2017年開業だけあって、室内が綺麗なのは良かったです。中級ホテルにしては厚みがあってフカフカのベッド。
エアコンは壁埋込型。全然音がしなかったのもGOOD。
このホテルが素晴らしかったのは、バルコニーから望む大自然の景色(上写真)です。
バルコニーからは焼けるように綺麗な夕日と爽やかな木々が望めます。
小鳥のさえずりも聞こえてきて、清々しいのなんの。
早朝、目が覚めてカーテンを開けると目の前に森林が広がっているシチュエーションは最高です。
空気が美味しい。山岳リゾートに来たような気分です。
シャワールーム。
アメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシ、石鹸、シャワーキャップなど。
ドライヤーも完備。
2つ目の特筆すべき点は、屋上プール。
ホテル5階にプールが設置されているのですが、とにかく見晴らしが良いです。
カンチャナブリー市街には高層の建物がないため、周辺の木々や奥にそびえる山々がよく見えます。
何より夕日が素晴らしい。
プール自体は小さいですが、利用者が少ないのでプライベート感覚で利用できました。
朝食は1階のカフェ風レストランでのんびりと食べられます。
朝食の種類は3種類のみですが、1種類のおかずの品量が多いので飽きないです。
一人旅でもカップルでも友達同士でも楽しめるバランスの良いホテルです。
これで5,000円前後なら全然あり。シーズンによっては4,000円台で宿泊できる時もあります。4,000円台なら即決しても良いレベルでしょう。
綺麗、お洒落、清々しい最高のホテルでした。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテル敷地内に無料の駐車場あり
❷ ザ ブリッジ レジデンス ホテル (The Bridge Residence Hotel)
カンチャナブリー市街中心に建つサービスアパートメント風のホテル。
上記インチャントリードゥープールに比べると特徴は少ないですが、設備は優れています。
フィットネスジムやプール、1階にはレストランが設備されています。
ホテル横にはセブンイレブン、目の前にはマッサージ屋もあり。
デザインや雰囲気よりも利便性重視の人にはおすすめできるホテルです。
また、客室タイプには4名以上で宿泊できるファミリータイプの広い部屋もあります。
そのため、家族での旅行にもおすすめです。
レセプション
今回、筆者が宿泊した客室タイプはデラックス スイート(Deluxe Suite)。広さは55平米。
ご覧の通り、かなり広いです。
この時は2人で滞在しましたが、十分すぎるくらい広かったのを覚えています。家族向けの部屋ですね。
1泊の宿泊料金は9,500円。
そこまで広さを求めない方はスーペリア ダブル(Superior Double)の部屋で十分でしょう。スーペリア ダブルなら1泊4,500円程度で宿泊できます。
(スーペリアダブル。広さは28平米)
今回宿泊した部屋は、事前に高層階希望を出していたのが正解でした。
上述したようにカンチャナブリー市街には高層の建物がないため、景色が良いです。また、バルコニーはL字型で広々しているため、広範囲にわたって景色を見渡せます。
クウェー川も見えて良い雰囲気です。
シャワールームは一般的な三つ星ホテルレベルの作り。
アメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、シャワーキャップを完備。
ドライヤーもあります。
これでバスタブがあれば完璧だったのになあ…ちょっと残念。
フィットネスジムとプール。
カンチャナブリーのような地方のホテルではプールやフィットネスジムを使っている宿泊者が少ないです。なのでプライベート感覚で使えるのが良い点。
朝食は思ったより種類が多いです。タイ料理と欧米風ブレックファーストが中心。
パッと見で20種類はあったので、まず飽きることはないでしょう。
ホテルのデザインは普通ですが、広い部屋が必要な子連れ旅行者にはおすすめのホテルです。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテル敷地内に無料の駐車場あり
❸ ノーブル ナイト ゲストハウス(Noble Night Guesthouse)
1泊2,000円程度で宿泊できるバックパッカー向け格安ゲストハウス。
ゲストハウスながらもプールが設備されていて、中庭には植物が多くて良い雰囲気。
ちょっとしたリゾートのような造りです。
ゲストハウス敷地内の中庭。
喫煙所や休憩スペースもあります。
他国のバックパッカーとも交流を持てる空間です。
小さいですがプールも完備。
この時宿泊した客室タイプはラフト(Raft)。広さは15平米です。
ゲストハウスとは言え、ちゃんと金庫やバゲージラック、クローゼットやテレビ、冷蔵庫、エアコンなどの最低限必要な家具は全て完備しています。
(エアコンとファンの両方を完備)
ノーブル ナイト ゲストハウスには2泊しましたが、ちゃんと清掃も入ってくれて値段の割には全然上出来と言えるゲストハウスでした。
節約旅行の一人旅におすすめです。
シャワールーム。ちゃんと温水が出ます。ただ、アメニティは石鹸のみです。
ゲストハウスレセプションでは、郊外観光地へのツアー申し込みやランドリーサービスも承ってます。
また、ゲストハウス内にバーも設置されているため、他国の旅行者と交流を持てる機会が多くて楽しいです。
(ゲストハウス内のバー)
お酒を片手に外国人と仲良くしたい人は楽しんで滞在できるゲストハウスでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❹ P アンド P プレイス アパートメント カンチャナブリー(P and P Place Apartment Kanchanaburi)
1泊2,500円程度のサービスアパートメント格安ホテル。
2015年に開業したホテルなので、カンチャナブリーにある格安ホテルの中では比較的新しいです。
客室自体にこれと言った特徴はありませんが、宿泊料金の割には部屋が広々していて、清潔感があります。
ホテルスタッフの対応も良く、料金を考えるとかなりコスパは高いです。
日本人宿泊客のレビューを見ても、殆どが高評価。個人的にも格安ホテルを探している方には強くおすすめできます。
写真の客室タイプはスタンダード ダブルルーム(Standard Double Room)。広さは36平米です。
バンコクでも見かける一般的な安サービスアパートとほぼ同じ作り。
セーフティボックスや冷蔵庫、エアコンなど、滞在に必要な家具は一通り完備されています。
(バックパックを余裕で収納できる大きさのクローゼット)
個人的に気に入ったのは部屋の広さ。
1泊2,500円程度の部屋なのに、36平米もあるのは嬉しいです。得したような気分。
小さいですが、バルコニーも完備しています。
(バルコニー。喫煙者にとってはありがたいスペース)
シャワールーム。
格安ホテルながらも水周りは清潔。女性でも問題なく泊まれます。
共用部の通路も清潔です。
本当にコレと言った特徴はありませんが、寝るだけなら十分なホテルです。
ゲストハウスのようにバックパッカー達がワイワイしている雰囲気はありませんが、静かに過ごしたい人には良いでしょう。
客室タイプにはトリプルルームもあるので、グループ旅行にも最適です。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
ホテル敷地内に無料の駐車場あり
サイヨーク国立公園エリアのおすすめホテル
サイヨーク国立公園エリアは、市街観光には不便な場所です。
しかし、上述したように大自然に囲まれているため、のんびりと休暇を過ごすには最適。
以下では、近年特に話題となっている水上ホテルを1軒紹介します。
ザ フロートハウス リバークワイ リゾート(The Float House River Kwai Resort)
ザ フロートハウス リバークワイ リゾート(The Float House River Kwai Resort)は、カンチャナブリーを流れるクウェー川に浮くリゾートホテルです。
いわゆる水上ホテルであり、近年タイを旅行する日本人はじめ外国人からの人気を博しています。
このホテル、何が凄いかと言うと、文字通り川の上に浮かんでいる点。
客室テラスを出ると、目の前が川。また、周囲はコンビニ1軒もないジャングルのような場所です。
控え目に言ってもめちゃくちゃ非現実的な環境。
(自然に囲まれた環境で飲むビールは本当に美味しい)
「こんな場所、本当に泊まれるの?」と思われる方も多いでしょう。
ところがどっこい、リゾートの客室内は清潔な上に、電気やWiFiが通っていて、そこらの安ホテルよりも快適に過ごせます。
エアコンや冷蔵庫があり、シャワーは温水がバッチリ出ます。
また、リゾート内にはレストランまで設備されているのだから驚き。
(リゾート内のレストラン)
上述したように、立地的に観光には不向きなホテルです。
しかし、自然豊かなカンチャナブリーを満喫するためには是非とも1泊しておきたいホテル。
(ホテル目の前を流れる川で泳ぐ人もいる)
自然以外に何かあるの?と聞かれると、何もありません。
自然だけがあります。しかし、だからこそ良いです。
この近代的文化から隔離された環境で過ごす1日は、本当に心を浄化してくれます。
1泊の宿泊料金は14,000円前後。
少々高いですが、料金以上の価値があります。
ザ フロートハウス リバークワイ リゾートはカンチャナブリー市街から約70km離れた場所に位置しています。
市街地からのアクセス方法は、以下の通り。
- カンチャナブリー駅から列車でナムトック駅へ行く
- ナムトック駅からソンテウに乗ってプタキアン桟橋(英語:Phutakien Pier/タイ語:ท่าเรือ พุตะเคียน)へ
- プタキアン桟橋から専用の送迎ボートに乗る
詳しく解説すると長くなってしまうので、ホテルに興味がある方は、宿泊レポートとアクセス方法を写真付きで解説している以下の記事を参考にどうぞ。
予算と時間に余裕のある方には是非とも体験して欲しい、最高の自然リゾートです。
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カンチャナブリーのおすすめ観光地については、以下の記事を参考にどうぞ。
カンチャナブリーのマストスポット。戦場にかける橋を120%楽しめる歴史と見どころについては、以下の記事を参考にどうぞ。
カンチャナブリーのヒーリングスポット「エラワンの滝」の観光ガイド。
バンコクからカンチャナブリーへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。