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Cassia Rama 9 Bangkok(カシア ラマ9 バンコク)は、MRTラマ9世駅(Phra Ram 9)から車で約10分、ラマ9世通り沿いに2024年に開業したサービスアパートメント兼ホテルです。
アコーホテルズ傘下のバンヤンツリーグループが手がけており、全室がデュプレックス(2階建て)構造というユニークなつくりが特徴。子連れ旅行者やファミリー層を主なターゲットに設計された、新築ならではの快適さと広さを備えたホテルです。
今回は、実際に一人で宿泊した筆者自身の視点に加えて、子連れで宿泊した友人の体験も参考にしながら、Cassia Rama 9 Bangkokの魅力を詳しくご紹介します。
なぜ子連れに向いている?Cassia Rama 9 Bangkokの構造と設計
Cassia Rama 9 Bangkokは、全344室すべてが2階建て構造のデュプレックスタイプ(メゾネット)。
ホテルとしては珍しく、生活空間と寝室が階で分かれていることが最大の特徴です。
客室タイプは主に以下の2種類:
- 1ベッドルーム(約37㎡・定員2名)
- 2ベッドルーム(約64㎡・定員4名)※ホテル客室全体の約40%を占める
2階にベッドルーム、1階にリビングがある構成により、子どもが就寝した後も大人が気兼ねなく過ごせる空間的余裕があります。

2ベッドルーム
2ベッドルームに至っては、1階と2階にそれぞれ寝室が分かれており、親子・兄弟・祖父母など多世代の同時滞在にも対応できます。
こうした設計は、まさに「住めるホテル」として、子連れ旅行者にとって理想的な構造と言えます。
それでいて、宿泊料金は1ベッドルームで1泊1万円前後〜、2ベッドルームでも約2万円前後と、同等クラスの駅近ホテルに比べて5,000〜1万円ほどリーズナブルな価格設定も大きな魅力です。
子連れ旅行で大切なのは、”駅近”よりも安心して過ごせる空間と設備
Cassia Rama 9 Bangkokは、MRTラマ9世駅から車で約10分と駅近とは言えない立地にあります。
しかし、子連れ旅行においてはそもそも徒歩移動を前提とするケースが少なく、タクシーや配車アプリ(Grab)による移動が基本となります。
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バンコク市内は交通量が多く、歩道も狭いため、子どもを連れての徒歩移動には不向きな場面も少なくありません。
その点で見ると、「多少駅から遠くても、安全で清潔、設備の整ったホテル」という視点で選ぶ方が現実的です。
また、ホテル1階にはローソンをはじめ、カフェやレストランも併設されているため、滞在中のちょっとした買い物や食事にも困ることはありません。
移動手段さえ確保していれば、駅からの距離はデメリットにならない──これが、Cassia Rama 9 Bangkokが“子連れにちょうどいい”と言えるもうひとつの理由です。
ホテルらしい華やかさとアートが印象的なロビー空間
ホテルのエントランスを抜けるとまず目に入るのが、タイらしさを感じさせるアートや装飾の数々。
ロビー全体に広がる洗練されたデザインが、非日常の旅の始まりを演出してくれます。
サービスアパート系のホテルは、利便性に優れる一方でどうしても没個性的な印象になりがちですが、Cassia Rama 9 Bangkokはその点で明らかに異なります。
タイに来たことをしっかり実感できるこのロビーは、旅行気分を高めてくれる空間としてよく考えられており、思わず写真を撮りたくなるような装飾やアートが随所に散りばめられているのも魅力です。
全室メゾネット。新築デュプレックスによる快適なホテルライフ
全室が2階建て構造という、ホテルとしては珍しいデュプレックスタイプを採用しているCassia Rama 9 Bangkok。
1階のリビングには大きな窓があり、さらにソファーベッドも備え付けられていて、開放感のある居住空間が広がります。
天井が高く設計されていることも、このホテルならではの特長です。
筆者が宿泊した21階の客室では、バルコニーからバンコクの街を一望できました。特に夜は、大都市らしいスカイラインが光に包まれ、印象的な眺望を楽しめます。
バスルームは1ベッドルームだとシャワーのみですが、2ベッドルームタイプであれば、1階にバスタブも完備(2階はシャワーのみ)。
子どもと一緒の滞在や、長期滞在にも対応できる設備が整っています。
ベッドルームにはベッド脇の電源コンセントや、PC作業に適したデスクスペースもあり、「住むこと」を前提とした設計思想が随所に感じられます。
もちろん、サービスアパートとしての機能も充実しており、簡易キッチンや収納スペースも完備。従来のホテルでは得られない、「暮らすように滞在する」快適さがここにはあります。
ファシリティ紹介|子どもも大人も楽しめる“ちょうどいい”設備の充実度
共用設備としては、キッズルーム・屋上プール・フィットネスジムなど、一般的なホテルと同様のラインナップですが、子連れ旅行者にとって特に注目したいのがキッズルームです。
このキッズルームは、従来のホテルよりも圧倒的に広く、子どもがのびのび遊べる空間が確保されています。
滞在中、サービスアパートとして入居していると思われるベトナム人兄妹と、筆者の友人の子どもがすぐに仲良くなり、一緒に遊ぶ様子が見られました。言葉を超えて自然に打ち解ける、子ども同士の柔軟さをあらためて実感させられます。
屋上プールはL字型で、37階に位置するだけあって眺望は抜群。バンコクの都市風景が一望でき、特に夕暮れ時や夜景は印象的です。
ただし、子ども用の浅いプールが用意されていない点は、唯一惜しいポイントかもしれません。
とはいえ、開業直後の現時点では、広々とした屋上空間がまだ活用されておらず、今後のアクティビティ展開にも期待が持てそうです。
大人も子どもも気軽に楽しめる屋外エリアとして、さらに魅力が増す可能性があります。
また、フィットネスジムには基本的な有酸素・筋トレマシンが揃っており、旅行中の軽い運動には十分な設備。
「住むように滞在する」スタイルにふさわしい、過不足のない共用施設が整っています。
滞在にちょっとした彩りを。ロビーで楽しむカクテルDIY
Cassia Rama 9 Bangkokに滞在したら、ぜひ体験してみてほしいのが1階ロビーのバーカウンターで行われているカクテル作り体験(DIY)です。
ホテルに勤務するプロのバーテンダーが、英語で丁寧にカクテルの作り方をレクチャーしてくれるもので、宿泊者であれば誰でも気軽に参加することができます。
材料の選び方からシェイカーの使い方まで教えてもらい、自分だけの一杯をつくるプロセスは思い出に残るひととき。
本格的でありながら、観光の合間にちょっとした非日常を味わえるアクティビティとしておすすめです。
子どもが参加する場合は、アルコールを使わないモクテル(ノンアルコールカクテル)などを一緒に作ることも可能。
スタッフの方々もとても親切で、子どもにも優しく教えてくれる雰囲気が印象的でした。
子連れでの参加でも、夫婦や家族で交代しながら楽しめる点もこのアクティビティの良さのひとつです。
Cassia Rama 9 Bangkokホテル情報
- 公式ウェブサイト:www.cassia.com
- SNS:Instagram / Facebook
バンコクの空港「スワンナプーム空港」や「ドンムアン空港」からホテルへのアクセスについては、以下の記事を参考にご覧ください。
またホテル周辺には「RCA」というクラブ街や、「ラジャマンガラスタジアム」などがあります。クラブでの夜遊びやコンサートに合わせた旅行にも便利な立地です。
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