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バンセンはタイ人に人気のビーチリゾートですが、日本人にはまだ馴染みが薄く、ホテル選びに悩むことも多いエリアです。
エリアを外すとコンビニや飲食店が少なくなり、飲み歩きもしづらく、バンセンを満喫しにくくなることも。
そこで本記事では、筆者が実際に泊まってよかったビーチに近く、立地の良いホテル5軒を厳選しました。さらに、自家用車がある人におすすめのホテルも紹介します。
快適さが違う-バンセンのおすすめエリア解説
バンセンビーチは、ロンハット バンセンロード(Long Had Bangsaen Rd)を境に、北側と南側で夜の雰囲気が大きく異なります。
・北側:飲食店が少なく、夜は静か。夜に歩いて楽しめる場所がほとんどないため、アクティブ派にはやや不便。

バンセンビーチの北側。ふらっと夜出歩いて飲んだりするのにはやや不便
・南側:ビーチ沿いにレストランやバーが並び、若者が集まる賑やかなエリア。夜も歩いて楽しめるのが魅力(南側の動画↓↓)。
バンセンビーチの夜
夜は全く人がいないと思いきや、思ったよりバーやレストランが多くて賑わってます綺麗なビールガールがいるバーもちらほら
おもろい! pic.twitter.com/Q43BqZyQJN— リーさん🇹🇭WEBライター (@AsiaThailand208) July 8, 2019
特に、夜出歩かない子連れ旅行者でなければ、南側に宿泊するのがおすすめ。
ただし、自家用車がある人やGrabを利用するなら、エリアのこだわりはそこまで重要ではありません。その点も考慮してホテルを選びましょう。
紹介するホテルの地図
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- 紹介するホテルは黒丸番号❶〜❺です。
- 赤色のラインはロンハット バンセンロードです。
バンセンのホテルは意外と高い?週末の宿泊は要注意!
バンセンは外国人観光客が少なく、タイ人が多く訪れるローカルビーチですが、ホテルの宿泊費は決して安くありません。
特に週末や祝日は、宿泊料金が平日の1.5倍以上になることもあるため、早めの予約が必須です。
コスパ重視なら、平日の宿泊が圧倒的におすすめ!
❶ コースト バンセーン(Coasta Bangsaen)
ビーチ目の前の好立地。コンパクトながら快適な3つ星ホテル
カラフルな外観が特徴的な全36室のブティックホテルです。規模は大きくありませんが、バンセンビーチまで徒歩数秒という好立地が魅力です。
立地の良さが際立つホテル
ホテルの目の前にはバンセンビーチが広がっており、波打ち際まで徒歩すぐの距離です。また、周辺にはセブンイレブンが3軒あり、軽食や飲み物の購入にも困りません。

ホテル目の前のバンセンビーチ。アクセス抜群。
さらに、ホテルから徒歩5分のロンハット バンセンロード沿いには、24時間営業のマクドナルドがあります。夜遅くの食事にも便利です。

バンセンビーチ唯一のマクドナルド(24時間営業)。
徒歩圏内に飲食店やカフェも点在しており、食事の選択肢も豊富です。
宿泊レビュー:1ベッドルーム スイート シービュー
筆者が宿泊したのは、「1ベッドルーム スイート シービュー(1 Bedroom Suite Seaview)」です。
リビングとベッドルームが分かれた広々とした70平米の客室で、開放感があります。
- 宿泊料金(平日):1泊 6,700円
- 週末・祝日:8,000円前後(時期による)

広さ70平米のスイートルーム。リビングとベッドルームが分かれた快適な空間。
ソファも大きめで、ゆったりとくつろげる設計になっています。3つ星ホテルということで期待はしていませんでしたが、想像以上に快適な空間でした。
リビングとベッドルームの両方にバルコニーがあり、そこからビーチロードとオーシャンビューの眺望を楽しめます。

バルコニーからのオーシャンビュー。ヤシの木がリゾート感を演出。
朝、海を眺めながらゆっくりとコーヒーやビールを飲む時間は、まさにビーチリゾートの醍醐味です。
設備のクオリティは3つ星相応
全体的に満足度は高いですが、やはり3つ星ホテルらしい部分もあります。
- ドアにシミがあるなど、やや古さを感じる箇所がある
- ルームキーが旧式タイプ
設備面で高級ホテル並みのクオリティを求めると物足りなさを感じるかもしれませんが、立地と部屋の広さを考えれば十分に満足できるレベルです。
バスルーム
バスルームはバスタブとシャワーブースが分かれているタイプです。

シャワーブース付きのバスルーム。必要なアメニティは揃っている。
アメニティは以下が用意されています。
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- 石鹸
- シャワーキャップ
プール

海を眺めながら入れるプール。風が心地よい。
1階にはオーシャンビューの小規模なプールがあります。プールサイドのビーチチェアは数が少ないですが、テーブルや椅子が設置されており、くつろぐことは可能です。
海から吹く暖かい風を感じながら入るプールは、想像以上にリラックスできる空間でした。
朝食
朝食はタイのお粥「ジョーク」またはアメリカンブレックファーストの2種類から選べます。
3つ星ホテルの朝食としては標準的な内容ですが、シンプルながら十分なボリュームです。
- ホテルの目の前がバンセンビーチ
- 徒歩圏内に飲食店・コンビニが充実
- スイートルームは広く、快適に過ごせる
- 設備の細かい部分は3つ星相応
「バンセンで海を感じながら、アクセスの良いホテルに泊まりたい」 という方にはおすすめです。
❷ カルム バーンセーン ホテル(Kalm Bangsaen Hotel)
落ち着いた雰囲気とプライベート感が魅力のブティックホテル
バンセンの賑やかなエリアに位置する、小規模ながら洗練されたデザインのホテルです。
部屋の広さは約25平米と標準的ですが、プールアクセスルーム(Pool Access Room)の快適さが特に際立っています。
プール付きの部屋で、バルコニーからダイレクトに水へ飛び込める贅沢な滞在が可能です。
- 宿泊料金(平日):約8,500円
- バンセンのホテルとしてはやや高めの価格帯
価格は少し高く感じますが、おしゃれなデザインと快適な設備を考えると、カップルや夫婦での滞在には満足度が高いでしょう。

エントランス。カップルや夫婦の宿泊客が多いのも特徴。
客室:機能的でコンパクトな空間
筆者が宿泊したのは、「プールアクセス ルーム(Pool Access Room)」です。
部屋自体はパタヤやチェンマイなら5,000円前後で泊まれるような客室ですが、清潔感があり、コンパクトながらも設備は十分に整っています。
設備一覧:
- セーフティボックス
- ドライヤー
- 冷蔵庫
- エアコン
部屋に過度な豪華さを求めない方なら、十分に快適に過ごせるでしょう。
バルコニーから直接プールへ!
このホテルの最大の魅力は、バルコニーから直接プールへアクセスできることです。扉を開ければ、すぐ目の前にプールが広がっています。

バルコニーから直接プールへアクセス。気が向いた時にすぐ入れる贅沢。
バンセンのホテルは週末こそタイ人旅行者で混雑しますが、平日は空いていることが多いため、筆者が宿泊した際も、プールを独占できる状態でした。
なので浮き輪やビーチボールで遊んだりと、気が済むまでプールを堪能しました。平日にバンセン旅行を計画している方で、プールでゆっくり遊びたい方には最適です。
バスルーム
バスルームには独立したシャワーブースはありませんが、バスタブが完備されています。プールで遊んだ後に、湯船に浸かってリラックスできるのは嬉しいポイントです。
アメニティ一覧:
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- 歯ブラシ
- シャワーキャップ
- 綿棒
- 石鹸
アメニティも一通り揃っており、不便を感じることはありませんでした。
朝食
朝食はオーソドックスなアメリカンブレックファーストです。品数が特別多いわけではありませんが、シンプルながらも必要十分な内容でした。
プールを楽しみたい方にはおすすめ
- バルコニーから直接プールへ入れる開放感
- 清潔感のある客室と充実した設備
- カップル・夫婦の滞在向けの落ち着いた雰囲気
- 宿泊料金はバンセンの相場よりやや高め
宿泊費が少し高めなことを除けば、プライベート感のある滞在が楽しめるホテルです。特に平日にバンセン旅行を計画している方にはおすすめできます。
❸ BBG シーザイド ラグジュリアス サービス アパートメント(BBG Seaside Luxurious Service Apartment)
ビーチ最南端に佇む、絶景オーシャンビューのサービスアパート
バンセンビーチの最南端に位置するサービスアパート兼ホテルです。
最南端にありますが、コンビニまでは約450メートルと徒歩圏内で、ラーメン屋やおでん屋などの日本食店もあります。周辺は賑やかすぎず、落ち着いた雰囲気の中でオーシャンビューを楽しめるのが魅力です。
また、ホテル前の海沿いにはお洒落なレストランが点在しており、静かに過ごすには最適な環境です。さらに、ホテル目の前には夕日が美しい桟橋があり、写真スポットとしても人気があります。

ホテルから徒歩2分のレストラン。南国らしい雰囲気が魅力。

ホテル目の前の桟橋。夕方の景色が美しい。
客室からのオーシャンビューも素晴らしく、「癒し」を重視してホテルを選びたい方には最適な宿泊先です。
客室:開放的なオーシャンビューが魅力
宿泊したのは「1ベッドルーム スイート(1 Bedroom Suite)」です。
広さは40平方メートルで、リビングとベッドルームが分かれたキッチン付きの間取りになっています。タイの一般的なサービスアパートのような雰囲気で、長期滞在にも適した設備が整っています。
宿泊料金(平日)は約5,000円で、この広さと設備を考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと感じました。

バルコニーから見える水平線。時間帯によって異なる表情を見せる海が魅力。
また、ベッドルームの窓からも海を眺めることができ、朝目覚めてカーテンを開けた瞬間に広がるオーシャンビューは最高のひとときでした。
設備一覧
- ドライヤー
- セーフティボックス
- 冷蔵庫
- エアコン
シャワールーム
設備面で唯一気になったのは、シャワールームの狭さです。
さらに、なぜか洋式便器の横に小便器が設置されており、空間がさらに圧迫されている印象を受けました。
バスタブが設置されていればより快適だったと感じますが、宿泊料金の安さ考えれば、シャワーの水圧や温度に問題がなかった点は評価できます。
アメニティ一覧
- シャンプー
- コンディショナー
- 石鹸
- 歯ブラシ
- シャワーキャップ
朝食
朝食は3種類のメニューから選ぶスタイルで、スタッフが客室まで運んでくれます。朝食会場まで移動する必要がないため、部屋でゆっくり食事を楽しめるのが利点です。

客室に届けられる朝食。のんびりと過ごせるのが魅力。
- 客室のバルコニーから広がる絶景のオーシャンビュー
- 静かで落ち着いた環境、夕日の美しい桟橋が目の前
- 客室は広く、長期滞在向けの設備も整っている
- シャワールームが狭く、やや使いづらさを感じる
- 周辺にコンビニやバーがなく、利便性はやや低め
プール設備がないのは残念ですが、5,000円という価格で素晴らしいオーシャンビューが楽しめるのは大きな魅力です。
「海を眺めながらゆっくり過ごしたい」 という方には、最適なホテルと言えるでしょう。
❹ ブルーモンキー ハブ アンド ホテル バンセーン(Blu Monkey Hub and Hotel Bangsaen)
便利な立地と清潔感が魅力のブティックホテル
ビーチ沿いではなく、セカンドロード沿いに位置する小規模なブティックホテルです。2024年に開業したばかりのため、館内はどこも新しく、清潔感が際立っています。
ビーチフロントではないものの、海までの距離は約470メートル(徒歩4分)と十分に近く、アクセスに困ることはありません。
また、ホテルの隣にはセブンイレブンや飲食店が豊富に並び、食事や買い物にも便利な立地です。
1〜2人旅で予算8,000円前後の綺麗なホテルを探している方に最適なホテルです。また、1万円以上の予算を出せば、シービュールームやファミリールームにも宿泊可能です。
客室:シンプルで快適なデラックスダブルルーム
筆者が宿泊したのは、「デラックスダブルルーム」です。広さは26平方メートルで、一人旅には十分な広さでした。
部屋はバルコニー付きで、シンプルながらも明るくポップなデザインが特徴です。特筆すべきポイントはありませんが、新築ならではの綺麗さと清潔感があり、安心して滞在できる空間です。
設備面について
- ガウン、ドライヤー完備
- 室内スリッパなし
- アメニティは綿棒とシャワーキャップのみ
- シャンプー、ボディソープ、コンディショナーは備え付け
バス用品は最低限しか用意されていないため、必要なものは持参するか、ホテル隣のセブンイレブンで購入しましょう。

シャワールーム。清潔感があり、快適に利用できる。
海が見える屋上プール
このホテルの大きな魅力の一つが、最上階に設置された屋上プールです。サイズは大きくありませんが、バンセンの海を一望できる抜群の景色が特徴です。
日当たりも良好で、日中はプールサイドでのんびり過ごすのもおすすめです。ビーチへ行かずとも、開放的な気分を味わえる快適な空間になっています。
- 2024年開業の新築ホテルで清潔感がある
- ビーチまで徒歩4分と近く、隣にセブンイレブンや飲食店が豊富
- 屋上プールからバンセンの海を一望できる
- アメニティ類は最低限のため、必要なものは持参推奨
初めてバンセンを訪れる方にも快適に過ごせるホテルです。
❺ ウィーラー ベッド アンド バイク ホテル(Wheeler Bed and Bike Hotel)
バンセン唯一のデザイナーズホテル。二輪愛好家向けの個性的な空間
バンセンで唯一の洗練されたデザイナーズホテルです。バンセンビーチから約1km離れた丘の上に位置しており、車がある人向けのホテルと言えます。
このホテルの最大の特徴は、「二輪愛好家」向けにデザインされた空間です。館内の至るところに自転車やバイクをモチーフにした装飾が施されており、他のホテルにはない独特な雰囲気が漂っています。
また、ホテル内のレストラン兼朝食会場もスタイリッシュなデザインで統一されており、洗練された空間が広がっています。
手入れの行き届いた中庭やサンセットスポットもあり、リラックスした時間を過ごせます。
ビーチに行かずとも、ホテル内で過ごすだけで充実した滞在ができるほどの魅力を持つホテルです。
1ベッドルーム プールヴィラ(1Bedroom Pool Villa)
筆者が宿泊したのは、「1ベッドルーム プールヴィラ(1 Bedroom Pool Villa)」です。プライベートプール付きの贅沢な客室で、価格は平日22,000円前後でした。
客室はキッチン、プライベートプール、ヴィラタイプの寝室とバスルームで構成されており、まさに特別な空間。
プールは決して広くありませんが、プライベートで遊ぶには十分なサイズです。また、敷地を囲む壁が高いため、外からの視線を気にすることなく滞在を楽しめます。
このプールヴィラは他の客室エリアとは隔離されたエリアにあるため、他の宿泊客の声が気になることもなく、完全にプライベートな時間を満喫できるのも大きな魅力です。
寝室とバスルーム
寝室とバスルームだけで40平方メートルほどの広さがあり、ゆったりとした空間が確保されています。
ベッドはふかふかで、清掃も細かい部分まで行き届いており、非常に快適な滞在でした。
バスルームには、歯ブラシを含む基本的なアメニティが完備されています。
また、バスルームの扉から直接プールへアクセスできる設計になっているため、朝の目覚めやリラックスタイムにそのままプールへ入れるのが嬉しいポイントです。
朝食
朝食は、6種類の基本メニューに加え、ベジタリアン向けの3種類を合わせた全9種類の豊富なラインナップ。
連泊しても飽きることなく楽しめる内容です。
サラダやデザートの果物も提供されており、バランスの取れた朝食を味わえます。
- 二輪愛好家向けの個性的なデザイン
- スタイリッシュなレストランや手入れの行き届いた中庭
- 完全なプライベート空間を確保できるプール付きヴィラ
- バンセンのホテルの中でもトップクラスの設備
- 車がないと移動が不便
筆者が宿泊したプライベートプール付きヴィラは22,000円と高めですが、スタンダードルームなら7,000円前後で宿泊でき、コストを抑えたい人にも選択肢があります。
また、スタンダードルームの宿泊者でもパブリックプールを利用可能なため、リーズナブルに楽しむこともできます。

パブリックプール
車がないと移動には不便ですが、ホテルのクオリティはバンセンでナンバーワンです。こだわりの空間で、特別な滞在を楽しみたい方には最適なホテルと言えるでしょう。
バンセンにある全てのホテル
バンセンのホテルはビーチ南側が最も賑わっており、飲食店やバーが充実しているため、特に車やバイクなどの移動手段がない方にはおすすめです。
バンセン旅行を存分に楽しんでください。
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バンセンの観光地について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。
バンコクからバンセンへのアクセス方法はこちらの記事で紹介しています。
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