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チャイナタウンにあるゲストハウスの種類は様々です。比較的綺麗で新しい建物から、典型的な安宿といえる古い建物、2,000〜3,000円代の中級ホテルに近い建物までバリエーションに富んでいます。
昔は、日本人がチャイナタウンで集うホテルといえば、ジュライホテル(1995年閉鎖)、楽宮旅社(2004年閉鎖)、台北旅社(2015年閉鎖)の三箇所であり、これらは売春とドラッグの聖地とも言われていました。
自分より一世代上のバックパッカーの中には、今では人に言えないことを同ホテルで楽しんでいた人がいたようです。
(閉鎖したジュライホテルの跡地)
現在のチャイナタウンは、少なくとも当時よりは健全な路線になっていると思えます。ジェライホテル跡地の付近では日中でも立ちんぼをよく見かけますが、ドラッグ等の話は聞いたことありません。
良くも悪くも、チャイナタウンは昔よりはクリーンになったのでしょう。
今回は、チャイナタウンでおすすめのゲストハウスを紹介していきます。
チャイナタウンは、国鉄フアラムポーン駅から列車を使って他都市へ行きたい人や、MRTを使ってタニヤ、バッポン等近隣の繁華街へ素早くアクセスしたい人に便利な場所です。加えて観光地としての魅力も高いです。
(チャイナタウンがどんな場所かについて知りたい人は、バンコクのチャイナタウン(ヤワラート)を100倍楽しむための観光・グルメ情報。を参考にどうぞ)
バックパッカーであれば数日滞在してみることをおすすめします。
紹介するゲストハウスの地図
今回紹介するゲストハウスは、全て以下地図上に記載しています。
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
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- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するゲストハウスは A,B,C,D です。
- その他のアイコンは、おすすめの食堂、観光地や駅です
下記リンクからも、ゲストハウスそれぞれの宿泊料金詳細・予約確認が可能です。
No. | ホテル名 |
A | バンコク ストーリー ホステル (Bangkok Story Hostel) |
B | SK ブティック マハナコン ホテル (SK Boutique Mahanakhon Hotel) |
C | サイアム クラシック ホステル (Siam Classic Hostel) |
D | ファンナコンバルコニー (Feung Nakorn Balcony) |
各ゲストハウスの特徴も述べていきます。
A. バンコク ストーリー ホステル (Bangkok Story Hostel)
バンコク ストーリー ホステルは、フアラムポーン駅からチャイナタウンへ行く際の入り口となる中華門から伸びるソイ ヤワラート1(Soi Yaowarat)にあるドミトリーです。
建物全てが真新しく、まだアゴダのレビューも少なかったので、おそらく建てられて間もないホテルです。若者をターゲットにしたようなお洒落な作りが特徴的。
入り口
一つの部屋には2段ベッドが8台、合計で16床あります。
自分は窓側のベッドで寝ていましたが、窓からチャイナタウンの往来を見渡すのは中々新鮮で面白かったです。現地の人からすれば何気ない日常でしょうが、やはり外国の風景は見飽きません。
この辺りは騒音が響くような場所でもないので、可能であれば窓側を確保するのがいいでしょう。
また、これはその時の状況によりますが、自分が宿泊した時は迷惑をかけてくるような宿泊客はいませんでした。挨拶程度は交わしましたが、頻繁に向こうから話しかけてくるようなことはなく、最低限プライバシーは守られていました。
共同の洗面台とシャワールームは3階にあります。
上写真のように、3階は一部吹き抜けとなっています。風が当たって気持ち良いですが、酔っ払って足でも踏み外したら真っ逆さまなので注意が必要。
しかし、自分はこのありえない設計がお洒落に感じ、なぜか惹かれてしまい宿泊することを決めました。普段はドミトリーを利用しませんが、外国ならではな設計のホテルに泊まってみたいと思えたのです。
シャワールーム
共同のトイレも洗面台やシャワールーム同様に綺麗な作りでした。
他旅行者の中には親子連れで宿泊している白人もいました。子供の頃にこういう場所に泊まる経験をさせてみるのは面白い考えだと思います。
ドミトリーには女性専用室もあるので、女性の利用も問題ありません。
ゲストハウスより安価で宿泊できるので、極限まで宿泊費を抑えたい人は、汚らしい場所よりこうした綺麗な場所に泊まる方がいいでしょう。
宿泊料金詳細・予約確認は以下リンクより可能です。
B. SK ブティック マハナコン ホテル (SK Boutique Mahanakhon Hotel)
SK ブティック マハナコン ホテルは、フアラムポーン駅周辺で中級ホテルに近い設備を持ったゲストハウスです。フアラムポーン駅のほぼ向かい側に位置している為、翌朝一番で電車で他都市へ向かう人には都合の良い立地です。
ベッド
一人で寝るには十分な大きさ。
テレビや小さいながらも作業机も設置されている為、一人の空間が欲しい人には値段の割には過ごしやすい部屋かと思います。
温水シャワー付き
ホテル内の通路にはソファーがあります。人恋しくなった時は、ここで他の旅行者と話したりするのも良いでしょう。
ゲストハウスの目の前からはフアラムポーン駅が見えます。地方都市への移動に備え、チャイナタウン観光をついでに一泊だけするという利用方法も良いかと思います。
宿泊料金詳細・予約は以下リンクより可能です。
C. サイアム クラシック ホステル (Siam Classic Hostel)
サイアム クラシック ホステルは上で紹介したSK ブティック マハナコン ホテルと近距離にあるホテルです。同ホテルよりかは値段が下がる為、建物の古さは否めませんが、寝るだけで良いという方には立地も料金も悪くないでしょう。
客室内はベッドと鏡だけという簡素な配置。自分が部屋に入った時は何故かハシゴが置いてありました。
必要ないのでもちろんどかしてもらいましたが、安宿はよくこういうことがあります。物置変わりに使っていたのでしょうか。
エアコン付き
シャワーは水シャワーのみですが、値段も安いですし寝るだけと思えば悪くありません。シャワーヘッドが固定式ではないのがありがたいくらい。
建物は古いですが、雰囲気がアットホームです。また、大通りから少しだけ南に入った場所にあるので辺りは静かです。
加えて、各部屋の間隔があるので、隣の部屋の物音はしません。まさに寝るだけなら申し分ないゲストハウスではないでしょうか。
レビューにも書いてありましたが、サイアム クラシック ホステルを経営されている年配のおじいさんは人当たりが良く、全体的に気持ちの良い時間を過ごせました。料金を抑えて個室に宿泊したい人にはおすすめです。
宿泊料金詳細・予約確認は以下リンクより可能です。
D. ファンナコンバルコニー (Feung Nakorn Balcony)
最後に紹介するのは、チャイナタウンの西のはずれにあるファンナコンバルコニーです。このホテルは丁度、チャイナタウンとワットプラケオをはじめとした王宮周辺の観光地の間に位置しています。
ファンナコンバルコニーは、王宮周辺まで徒歩10分でアクセスできるので、どちらかというと同地区を観光する人の利用が多いです。
しかし、フアラムポーン駅へもタクシーで40バーツ程度でアクセスできますし、街歩きが好きな人なら徒歩でチャイナタウンを散策することも可能です。贅沢な位置にあるホテルです。両エリアをじっくり観光したい人におすすめ。
また、立地もさることながら客室やホテルスタッフの対応が非常に良かった印象もあります。
ホテル予約サイトのレビューを見てみると、日本人女性からの評価が高いのも頷けます。
(ホテル予約サイトのレビュー。特に日本人女性からの評価が高い)
客室内は中級ホテル並みにゆとりのある作り。壁はうるさくない程度のかわいいピンク色。
シャンプー、ボディーソープ等のアメニティもある。
水周りも清潔感がある。シャワールームにはカーテンがあるので、シャワーを浴びた後にトイレ周辺が水浸しにならないのも良い。洗面台がデパートにありそうなお椀型の作り。センスを感じます。
客室の外にある喫煙スペースと休憩場。壁には可愛い猫の絵が描かれていたり、休憩場には横になれるソファーが置いていたりと、なにかと落ち着く。
ホテルはコの字型になっており、中心部には手入れされた庭が広がっています。
朝の時間に庭を散歩すると気持ち良いのでおすすめ。自分は朝食後は必ず庭を散歩して観光に出かけていました。
チャイナタウンだけでなく、王宮周辺も含めてバンコクの歴史的なエリアを十分に観光したい人におすすめです。
上記で紹介した3ホテルより値段は上がりますが、立地と快適度を考慮して、穏やかな時間を過ごしたい人は是非。
宿泊料金詳細・予約確認は以下リンクより可能です。
その他のゲストハウス
チャイナタウンには、その他にも多数のゲストハウスが点在しています。旅程や予算の兼ね合いによっては、上記で紹介した以外のゲストハウスの方が都合が良い人もいるでしょう。
以下リンクより、その他のチャイナタウンの全てのホテルを確認できるので参考になると思います。
バックパッカーとチャイナタウン
冒頭でも紹介したように、チャイナタウンは一昔前まで観光地としてより、日本人バックパッカーの滞在場所として有名でした。
当時は様々な日本人が滞在していたようで、インターネット上では今だに当時のチャイナタウンを「伝説」として語り継いでいる人もいるほどです。
それは、単純に居心地の良いゲストハウスがあったからなのか、売春ができたからなのか、薬や大麻が手に入ったからなのか。
当時を体験していない自分には知るよしもありませんが、全てをひっくるめてチャイナタウンという町が持つパワーが日本人を魅了していたのでしょう。
当時のチャイナタウンの様子にかんしてはネットだけにとどまらず、書籍も出ているほどです。
タイ旅行を一つの文化に押し上げた当時の日本人達のリアルな様子を、現在のチャイナタウンと対比しながら読んでみるのも面白いかもしれません。
チャイナタウン観光の前に知っておきたいヤワラートを100倍楽しむ歩き方。
チャイナタウンを含め、バンコクにある全てのゲストハウス街の詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
バックパッカー必見。
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