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(柏屋旅館タイホテルの外観)
柏屋旅館タイホテルは、バンコクの日本人街「プロンポン」(BTSより徒歩5分の場所)に位置する旅館です。
客室は和室構造であり、旅館内には大浴場が設備されています。文字通りの「旅館」です。
(昔ながらの大浴場がある)
プロンポン周辺には、純和風の温泉施設や多くの料理屋・居酒屋が存在していますが、まさか旅館まであるとは驚きです。
1泊の宿泊料金は4,000円前後(スーペリアルーム)。悪くない料金です。
「わざわざタイに来てまで、そこまで日本を求めたいの?」と思われる方もいるでしょう。しかし、筆者のようにタイで長期滞在している人間は、時にはこういった日本文化に身を置きたくなるもの。
柏屋旅館タイホテルには、日本人スタッフあるいは日本語を話せるタイ人スタッフが常駐しています。朝食も美味しい日本食です。
バンコク旅行中に昔ながらの旅館でのんびりと過ごしたい方は、是非宿泊してみてはいかがでしょうか。
柏屋旅館タイホテル
(柏屋旅館タイホテルのロビー。共用玄関)
柏屋旅館タイホテルは、2008年頃に開業した旅館です。この記事を書いている2023年現在、開業して10年以上経っているわけですが、思ったより内装はくたびれていません。
2019年に入ってから本格的に集客に力を入れ始めたみたいで、ロビーの壁を塗り直したり家具を新調したとのこと。
そのためか、築10年以上とは言え綺麗に感じられました。清掃も隅々まで行き届いている様子。
ロビーには日本語の漫画やフリーペーパー、各種書籍が置いてあってくつろげる空間です。
ロビーでは日本人の宿泊者同士が雑談していて、ゲストハウスのような雰囲気でした。宿泊者同士で交流を持てるタイプの宿泊施設です。
チェックイン時には、感じの良い日本人スタッフがきちんと施設案内をしてくれました。
(客室の鍵。キーホルダー付きの古いタイプ)
(旅館は3階建て。エレベーターはないが、荷物はスタッフが運んでくれる)
スーペリアルーム
今回、筆者が宿泊したのはスーペリアルーム(Superior Room)。広さは23平米。
手前半分がベッドルーム、奥の半分が畳部屋という変わった構造です。
ベッド。タオルケットと小さめの抱き枕も完備。
枕元にコンセント2口あり。
和室の広さは3畳程度。部屋に入った瞬間、懐かしい畳の匂いで癒されます。
築10年だけあって木造家具や壁は少々くたびれていますが、それがまた何とも言えない雰囲気。
(クローゼット内にはセキュリティボックス完備)
窓からは竹が見えます。思ったより、しっかりと拘った造りです。
旅館と言えば、やはりお茶。しっかりとお茶パックと急須、湯のみを完備しています。
畳部屋で座卓に着き、温かいお茶をすする。気分は完全に日本。いやあ、これですよこれ。
ちなみに、最近のタイのホテルでは珍しく喫煙部屋があります。
かなりくつろげましたが、畳部屋にコンセントがないのがちょっと残念でした。
パソコン作業できるスペースが畳部屋の座卓しかないので、充電できなくて困ります。
テレビはもちろん日本の番組を視聴できます。
冷蔵庫や栓抜き、ドライヤー、電気蚊取りなどホテル滞在に必要な物は全て完備。
ウォシュレット付きトイレ
シャワールーム。
トイレはウォシュレット付きです。これも嬉しい設備。
アメニティは石鹸、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、髭剃りセット、くしを完備しています。
シャワーの湯温量は全く問題ありません。ただ、17:00〜0:00までは以下に記載する大浴場を是非とも利用しましょう。
大浴場あり!
大浴場と言っても、シャワーブース3つだけの小ぢんまりとした浴場ですが、しっかり湯船に浸かれます。
壁画にはお相撲さんや、タイらしくトゥクトゥクのデザインもあり。
壁画はタイ人アーティストに描いてもらった絵とのこと。完成度が高いです。細部にまで拘りが感じられます。
ロッカーや電動マッサージチェアー、髭剃りや歯ブラシ等も完備。
入浴後は客室に完備してある甚平に着替えます。
そして、ポカポカした状態で、和室でグイッとビール!!!!!
最高やー!何も言うことはありません。
いい感じでほろ酔いになり、旅館周辺のマッサージへ行きます。その後、部屋に帰ったら死んだように深い眠りにつけました。
美味しい和朝食
(朝食会場は和モダンなバースタイル)
朝食は想像していたよりもしっかりしていて美味しかったです。
秋刀魚の塩焼き、厚揚げと大根、人参の佃煮、たくあん、サラダ、納豆、味噌汁など。もちろん米は日本米(あきたこまち)。
朝食のオールスターです。丁度良いボリュームで美味しく頂きました。
スタッフによれば、料理自体は旅館ではなく近くの日本食酒屋で料理人が作っているとのこと。なので本格的な味です。
今後は朝食メニューの展開を増やしていく予定とのこと。楽しみですね。
柏屋旅館タイホテルへの行き方
柏屋旅館タイホテルは、BTSプロンポン(Phrom Phong)から距離約350m、徒歩約5分。
スクンビットSoi 26という通りの中に位置しています。
BTS プロンポンから柏屋旅館タイホテルへの地図
BTS プロンポンからアクセスする場合、まず駅の4番出口を降ります。
4番出口の階段を降りたら、即Uターン
Uターン後、100mほど直進すると、右手にSoi26の通りと看板が見つかります。
(Soi26の看板を右折)
Soi26の看板を右折後、約150m直進すると、右手に「ドリームヘブンマッサージ」という店が見えます。
この店が目印。
(ドリームヘブンマッサージ)
ドリームヘブンマッサージの手前を右折します。
右折すると、日本語の看板を掲げる飲食店やマッサージ店が並ぶ小道に入ります。
小道を突き当たりまで直進しましょう。右手に柏屋旅館タイホテルがあります。
旅館の入り口
柏屋旅館タイホテルの住所
- 英語 = 10/18-21, 12/17-18 Soi Sukhumvit26 Sukhumvit Rd. Klongton, Klongtoey, Bangkok 10110
- タイ語 = 10/18-21,12/17-18 ซอย สุขุมวิท 26 ถ. สุขุมวิท แขวง คลองตัน เขตคลองเตย กรุงเทพมหานคร 10110
柏屋旅館タイホテルの基本情報
- チェックイン開始時間/13:00(客室の空き具合で無料アーリチェックイン可)
- チェックアウト時間/11:00
- 朝食料金/200バーツ
- 朝食時間/6:00〜10:00
- 大浴場利用時間/17:00〜24:00
- 大浴場のみの利用(宿泊者以外)/200バーツ
- 喫煙部屋あり
- ランドリーサービスあり
- 荷物預かりサービスあり(チェックイン前後の預かりは無料)
/1週間500バーツ,1ヶ月1500バーツ - 日本の風邪薬、正露丸、シップ、体温計等完備
喫煙部屋があるのは嬉しいところ。
ちょっと残念なのは、大浴場の利用可能時間ですかね(出来れば改善してほしい)。大浴場があるだけ嬉しいのですが、朝風呂も利用できたら最高だと思いました。
施設全体に若干の古さが目立つなど細かい点を挙げればキリがないですが、スタッフは皆親切ですし、朝食は美味しかったし、個人的には大満足の旅館でした。
こんな人におすすめ
日本人スタッフや日本語を話せるタイ人スタッフが常駐しているため、海外旅行に慣れていない人・タイ旅行が初めての人にもおすすめですが、
どちらかと言えば海外滞在歴が長くて日本文化が恋しい人におすすめです。
バックパッカーがバンコクを中継する時なんかに利用するのに、とても良いのではないでしょうか。
短期旅行者でも、バンコクに慣れているリピーターでしたら、面白がてら泊まってみるのも良いかと思います。
完全に日本の旅館なので、不快感や不便さを感じることはありません。
ファンも多いようで、年間100日以上長期滞在している日本人もいるそうです。
客層はやはり日本人が殆どですが、現在はアゴダやエクスペディア等のホテル予約サイトに登録した影響で外国人客が増加中とのこと。
実際、筆者が泊まった時も複数の外国人宿泊客を見かけました。
旅館側の意向としては、日本人だけでなく様々な国籍の旅行者がロビー等で交流を持てるようなアットホームな施設にしたいそうなので、
ゲストハウス気質のあるエコノミーな旅館というイメージで泊まると良いでしょう。
個人的に子連れにはおすすめでないです。なぜなら、旅館が位置する通りにはエロマッサージ等の店舗もちらほらあり、日が暮れると色気のあるタイ人お姉さんが道に立っていることがあるからです。
子連れを除けば基本的にはおすすめ。
海外にある日本文化は面白いし興味深いです。ここまで完璧に旅館を再現していることに感動します。
スーペリアルームであれば5,000円以下というリーズナブルな宿泊料金も嬉しいところ。
スタッフの方々も素晴らしい方ばかりで、安心できる旅館でした。
興味のある方は一度泊まってみてはいかがでしょうか。
筆者は次回、露天風呂も完備しているスイートルームに泊まる予定です。
(スイートルーム)
日本好きのタイ人を連れてきて一緒に泊まるのも面白そうですね。
柏屋旅館タイホテルの宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
その他、トンローにある高級日本旅館「繭バンコク」も日本を 感じたい人におすすめです。詳細は以下記事を参考にどうぞ。
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