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(バンコクツリーハウスの外観)
バンコクツリーハウスとは、バンコク近郊の観光地「バーンガジャオ」内に位置するカフェ兼ホテルです。
自然あふれるバーンガジャオ内には、景観を活かしたカフェがいくつか存在します。
その中で最も人気なのが、この記事で紹介するバンコクツリーハウス(Bangkok Tree House)です。
バーンガジャオへは日帰りで観光するのが一般的ですが、時間だけは持て余している自分は、この「バンコクツリーハウス」というネーミングに惹かれ、試しに1泊してみることに。
このホテル、客室構造が変わっていて(1客室3階建。屋上テラス含む)、一般的なホテルに比べると過ごしにくいものの、アウトドア派・自然に囲まれた場所で過ごすことが好きな人にはおすすめです。
(シャワールーム。なんと目の前には木々が生い茂る林が広がっている。もちろんカーテン付き)
また、バンコクツリーハウスの宿泊者のみが無料で参加できる蛍鑑賞ナイトクルーズも開催されています。
バンコク近郊で小旅行を計画している人は、是非バンコクツリーハウスに宿泊してみはいかがでしょうか。今回の記事では、バンコクツリーハウスの様子を詳しくレポートします。
バンコクツリーハウス(Bangkok Tree House)
ツリーハウスと言えば、一般にはアニメ等で登場する木の上に建てられた家をイメージしますが、バンコクツリーハウスはもっと近代的。ガラスや観葉植物を多用した自然派リゾートホテルと言った雰囲気です。
大げさに言えば「ジャングルか!」と思うくらい緑に囲まれています。目の前にはチャオプラヤー川(綺麗ではありませんが)が流れていて、ホっとできます。
どこに居ても良い眺め。空気が美味いとは、まさにこのこと。
カフェ・レストラン利用のみも可能【営業時間/8:00〜21:00】
バンコクツリーハウスは、どちらかと言うとカフェとしての知名度が高いです。ホテルにカフェが併設されていると言うより、カフェにホテルが併設されているイメージ。
土日の日中はタイ人や外国人のカフェ利用者で一杯になります。
(バンコクツリーハウスのカフェメニュー)
メニューはタイ料理各180バーツ前後や、デザート類各150バーツ前後、コーヒー類75バーツ前後、ビール99バーツ前後など。街中のカフェに比べると少々高めですが、雰囲気代込みと思えば全然あり。
料理に使われる野菜がカフェ敷地内で育てた有機野菜だったり、生ゴミは全て肥料にしたり、カフェレストランの照明は全て太陽・風エネルギーのみから供給したりと、エコに力を入れている模様。
イメージに合ったコンセプトのカフェです。
内装もお洒落ですし、バーンガジャオで一番の人気のカフェである理由に納得。
宿泊しない人も、バーンガジャオ観光中は是非立ち寄ってみて欲しい場所です。
カフェレストランの営業時間は毎日8:00〜21:00まで。
バンコクツリーハウスを含め、バーンガジャオのおすすめ観光スポットに関しては、以下の記事を参考にどうぞ。
⇒バーンガジャオを100倍楽しむ観光情報。サイクリングに蛍鑑賞もできる自然豊かなバンコクの肺。
ツリートップ ネスト(Tree Top Nest)の部屋に宿泊
(ウェルカムドリンク。マトゥーム茶やバタフライピーなど、色鮮やかなティー4種類。飲み比べできて視覚的にも楽しい)
今回、自分が宿泊した客室タイプはツリートップ ネスト(Tree Top Nest)。
どうやら客室屋上テラスにベッドが置かれていて、屋上から綺麗な星を眺められるとのこと。素敵やん。というわけで、ツリートップ ネストを迷わず選択しました。
チェックイン時には、色鮮やかな4種類のウェルカムドリンクを頂けて、初っ端からテンションMAX。視覚的に楽しませてくれるホテルは大好きです。
ちなみに、宿泊者は無料で自転車のレンタルが可能です。
チェックイン開始時刻は14時からなので、14時以前に到着した人は、荷物だけ置いて自転車でバーンガジャオを回りましょう。
3階建の客室。凝った演出で面白い
客室は3階建の構造。
1階がシャワールーム、トイレ、洗面台。
2階がベッドルームとテラス。
2階のテラスから更に階段を上がり、屋上のベッド付きテラスがあるという構造。
面白いです。面白いですが、一般的なシティホテルと比べるとめちゃくちゃ使い勝手が悪いのは確か。
何せベッドルームが2階にあるので、夜中ふとトイレに行くため階段を降りるのが面倒。
2階へと続く階段は、段差一段一段が高い上に、急な作りなので、上り下りするのが面倒なんです。
まあ、ツリーハウスと言うものは、そもそも利便性は二の次で雰囲気重視の施設なのでしょうがないことではありますが。
とは言え、欠点らしい欠点はこの1点のみ。
場所柄、ある程度虫が発生することは承知していましたが、思いの外虫が入ってくることもなく(客室には虫除けスプレーが完備されている)、階段を除けば概ね快適に過ごせました。
チェックイン後は、ウェルカムフルーツとしてキンキンに冷えたココナッツを持ってきてくれて、スタッフ対応も良い印象でした。この自然に囲まれた環境で飲むココナッツは最高ですよ。
客室の床は所々がガラス張りになっていて、地面が見えます。面白い演出。
ベッドルーム
2階のベッドルーム。くつろぐスペースはテラスのテーブルだけなので、滞在中はテラスにいる時間が多くなります。
一番驚いたのは、夜にテラスに出てみると、少数ですが林内で光る蛍が見えたこと。中々ロマンチックなシチュエーションではありませんか。
一人での宿泊だったので、この感動を分かち合える相手がいなかったのが寂しかったですが。カップルで宿泊すると、より楽しめるでしょう。
屋上テラスのベッド
2階テラスから屋上へ続く階段を登ると
屋上テラスにはベッドがデンと置かれていました。
1階には屋上ベッド用の枕もあるので、屋上で昼寝もできるとのこと…なんですが、確実に虫が寄ってくるので多分無理。
昼寝というより、夜にベッドに腰掛けて星空を見ながら晩酌する程度で丁度良い場所です。
一人だったので誰ともこの感動を分かち合えませんでしたが。でも、一人の方が自分の心に正直でいられる時間が多いんです。
なので、疲れた人ほどこういった場所で、たまにはのんびりしてみて欲しいです。
(屋上からの景色。完全に森の中)
開放的なシャワールーム
竹を編み込んだ壁で出来ているシャワールーム。
目の前には自然が広がっているので、生まれたままの姿を大自然に開放することもできますが、カーテンがあるので閉めて浴びます。
こういったホテルでは水シャワーしか出ないなどの不具合が発生することを覚悟していましたが、ちゃんとお湯が出ました。
シャンプー、リンスー、ボディーソープなど最低限のアメニティは完備。
宿泊者は19:30より無料で蛍鑑賞ナイトクルーズに参加できる
バーンガジャオ観光の記事にも記載しましたが、バンコクツリーハウス宿泊者は、ホテルが開催する蛍鑑賞ナイトクルーズに19:30から無料で参加できます。
この蛍鑑賞ナイトクルーズは、バーンガジャオにおける夜観光のメインイベント。
※イメージ写真
人気が全くない自然の中をボートで周り、蛍達がひっそりとコミュニケーションを取る姿を眺めるのは神秘的光景。
残念ながら写真撮影にうるさい(フラッシュ使用有無に関わらず、カメラを構えることさえ禁止されている)ので、この時はブログ取材のことを忘れて純粋に蛍の美しさを堪能させてもらいました。
蛍鑑賞ナイトクルーズは45分程度。
バンコクツリーハウス宿泊者のみの無料ツアーなので、是非参加しましょう。
バンコクツリーハウスへの行き方
バンコクツリーハウスは、バーンガジャオの東端に位置しています。
バンコク中心街からアクセスする方法は、以下の通り。
- BTSバンナー(Bang Na)からタクシーでバンナー埠頭(英:Wat Bangna Nok Pier/タイ語:ท่าเรือ บางนา)へ。運賃は50バーツ前後
- バンナー埠頭からバーンガジャオ行きの渡し船に乗って、バーンガジャオへ。乗船料金は4バーツ
- 到着場所からバンコクツリーハウスへの距離は約500m、徒歩6分程度
バーンガジャオ到着後、左方向へ道なりに進んで行くと、至る所でバンコクツリーハウスへの方向を示す案内板が立てられています。到着場所からバンコクツリーハウスまでは、ほぼ1本道なので迷うことなく辿りつけるでしょう。
渡し船到着場所にはレンタル自転車屋がありますが、上述したようにバンコクツリーハウスでは宿泊者が無料でレンタルできる自転車を用意しています。
バンコクツリーハウス宿泊者は徒歩でホテルまでアクセスして、自転車はホテルで借りましょう。
ちなみに、バンコクツリーハウスには駐輪場はありますが、駐車場は存在しません。そのため、チャオプラヤー川を渡らず、ラートブラナ方面から大回りしての車でのアクセスは不可なので要注意。
宿泊前にコンビニでお酒や水、軽食を買っておくと良い
バンコクツリーハウスには、24時間無料で飲めるコーヒーや、有料のポテチ、カップヌードル、クッキー等が用意されています。
ただ、種類は少ないので、事前にコンビニ等で必要な物は買っておいた方が良いでしょう。
バンコクツリーハウス周辺にはコンビニがない上に、レストランは21:00で閉店します。
バンコクでのんびりできるホテル。宿泊料金は高いけど良い経験になった
(バンコクツリーハウスの朝食)
1泊11,000円前後というのは、このクオリティにしては高いと言わざるをえない金額でしょう。
これで1泊5,000円くらいだったら、非の打ち所がない完璧なホテルでした。
しかし、バンコク近郊でこれだけ自然に囲まれて癒されるのは素晴らしい体験です。緑+川+蛍という、癒しスポットに欠かせない要素は全て揃っています。
バンコク近郊で小旅行に行きたい人にとっては、完璧な場所と言えるのではないでしょうか。
上述したようにホテルとしての使い勝手は完璧とは言えないので、週末に1泊するくらいがベター。
是非、都会に疲れた人は癒されに行ってみて下さい。
バーンガジャオ観光のおすすめガイド。絶対に行きたい面白いスポットを紹介しています。
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