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レッドロータス水上マーケット(Red Lotus Floating Market / ตลาดน้ำทุ่งบัวแดง)とは、バンコクから約60km離れた隣県ナコンパトムの町バンレーン(Bang Len)にある観光地です。
面積およそ1万1千坪(サッカーコート約4面分)という広い池に無数の蓮が浮かんでいて、観光客はボートをチャーターして蓮池内を回ります。
日本で蓮の季節と言えば7月〜8月ですが、ここレッドロータス水上マーケットでは1年中綺麗に咲く蓮の見学が可能です。カップルや家族連れ、女子旅におすすめ。
蓮池の周りにはレストランや池側に突き出たテラス席のカフェもあり、蓮池の癒される光景を楽しめます。
レッドロータス水上マーケットはナコンパトムに位置しています。
しかし、同県の有名な観光地プラ パトム チェディーがあるナコンパトム市街地からは30km以上離れていて、バンコクからの距離も約60km。
レッドロータス水上マーケットへ直接行ける公共交通機関はタクシーのみなので、タクシーを拾いやすいバンコクから日帰りで観光するのが無難です(アクセス方法詳細については後述)。
今回の記事では
- レッドロータス水上マーケットの見所
- ボートのチャーター料金
- レッドロータス水上マーケットでおすすめの食事
- バンコクからのアクセス方法
- マーケットの営業時間
について詳しく記載しています。
レッドロータス水上マーケット(Red Lotus Floating Market)
(水上マーケットの入り口)
レッドロータス水上マーケットは「水上マーケット」とは呼ばれているものの、商売船があったりボートに乗ったまま買い物ができるわけではありません。
敷地内にはメインとなる蓮池の他に、蓮池の南側を囲むようにレストランが並んでいて、その他には入り口近くにテラス付きのカフェがあるだけのシンプルな場所です。
蓮池でのボートチャーター時間は約30分。その後、池周りのレストランやカフェで食事をして一息ついて、のんびり滞在するとしても2時間もあれば十分な観光地です。
無数の蓮が咲き乱れる!美しい蓮池をボートで回る
マーケットに入ると、早速目の前にボート乗り場があります。ボートのチャーター料金は一人100バーツ。
チケット売り場
チケット売り場では、熱中症対策のための日傘レンタル(1本10バーツ)と麦わら帽子のレンタル(1個5バーツ)もあり。
更に、別料金40バーツでドローンを用いた上空からの写真撮影サービスもあります。
撮影した写真はLINEでスマートフォンに送信してもらえます。今後、様々な観光地でこうしたドローンを用いた撮影サービスが増えていくのでしょうね。
蓮池を回るボート。
横幅が狭いのでバランスを取る必要があります。大型ボートみたく気軽にボート内を移動しようとすると、ボートが揺れるので少し怖いです。
船に乗れるのは最大3名程度といった大きさでしょうか。船尾に船を漕ぐ船主が一人乗り込みます。
雨上がりだったせいか、よく見ると咲いていない蓮もありましたが、大方の蓮は綺麗に咲いていました。
年季が入った木製のボートに乗り、水面に浮かぶ美しい蓮を眺めるのは中々趣があります。ストレス社会と言われる現代、たまにはこういった美しい植物を眺めて癒されるのも良いものです。
30分という時間も丁度良かったです。面積が広いと言えど景色は代わり映えしないので、30分もあれば十分堪能できます。
スワンボート乗り場もある
ちなみに、日本の公園でも見かけるスワンボートに乗ることも可能です。
スワンボートの乗船料金は一艇60バーツ。ただし、スワンボートを運転できるのは、蓮が浮かんでいないただの池です。
これと言った特徴はありませんが、ボートから池の魚に餌をあげたりできるので、子連れの方が楽しむには丁度良いかも。
「ミヤンカム」はレッドロータス水上マーケットでのおすすめグルメ
(レッドロータス水上マーケットのミヤンカム)
マーケット内にはレストランが多数ならんでいますが、食事の代わりに是非とも挑戦して欲しいのが上写真のミヤンカム。
ミヤンカムとは、ニンニクや小さな干しエビ、エシャロットなどの細かい具材を葉に包んで食べる、タイやラオスでの伝統的なスナックです。
このミヤンカム、マーケット内にて複数の看板が立っていて一押しされています。
スナックと言えど、2人で食べると割とお腹が脹れるので、食事代わりに丁度良いです。見た目も味も上品。写真映えもするので、是非食べてみて欲しいです。
ミヤンカムが食べられる場所は、マーケット入り口横に併設されている「レッド・ロータス・カフェ(Red lotus Cafe)」です。
店員に「ミヤンカム」と言っても通じますし、写真付きのメニューがあるので指差し注文も可能。
レッド・ロータス・カフェでは、コーヒーやイタリアンソーダ、スパゲティなども注文できます。
ミヤンカムの食べ方はシンプル。中央にある蓮の葉を1枚取り、各具材を少量ずつ取って葉に包んで食べるだけです。
もちろん、好みによって適当に具材を入れないのもあり。例えば自分の場合は辛いのは嫌なので唐辛子を入れずに食べました。
見た目からは想像のつかない味ですが、日本人の口に合うスナックです。しつこくない、そして食べやすい、また上品さのある甘み。
ハマる人はハマるだろうなあという印象。ただ、意外とお腹にたまるので、ミアンカムだけで食事は十分でしょう。
料金は129バーツです。結構量が多いので2人で1食が丁度良いでしょう。
また、蓮池周りにあるレストランでは一般的なタイ料理を食べられます。
レッドロータス水上マーケットへの行き方
バンコクからレッドロータス水上マーケットへ行くには、以下2つの方法があります。
- タクシーを往復チャーターする(1,500バーツ〜2,000バーツ)
- ツアーを利用する【日本語ガイド + 送迎付き】
マーケットへ直接行く公共交通機関はタクシー以外存在しないため、自家用車がない旅行者がバンコクからアクセスするには上記2つの方法しかありません。
自家用車がない人ならツアーで行くのが一番良いでしょう。バンコクからの送迎がある上に日本語ガイド付きです。海外旅行に慣れていない人でも安心。
ただ、タクシーは1人でなく1台の料金なので、同行者がいる場合は安くするためにタクシーを利用する手もあり(例えば往復2,000バーツだとしても、二人で乗るなら一人頭1,000バーツで済む)。
一人旅なら間違いなくツアーが良いです。
以下はレッドロータス水上マーケットの場所を記したGoogle map
タクシーを往復チャーターする
タクシーは片道ではなく往復チャーターが必須です。なぜなら、マーケット周辺はバンコクのように流しのタクシーが走っているわけではありません。
そのため、片道だけだと帰りの足を確保できなくなってしまいます。
バンコクで流しのタクシーを往復チャーターする場合、運転手に「レッド ロータス フローティング マーケット」と言っても通じません。
なので、タイ語表記「ตลาดน้ำทุ่งบัวแดง(カタカナ読みするとタラート・トゥンブアデーン)」と、この記事にある蓮の写真を見せる方が早いです。
往復チャーターの料金は、1,500バーツ〜2,000バーツくらいを見ておきましょう。
ただ、心配なのは蓮池のマーケットはバンコクのタクシー運転手にとって知名度が高くはないため、中には知らない人もいる可能性があること。
タイ語表記と写真を見せても、タクシー運転手が知らない可能性があります。
その場合、流しのタクシーを捕まえる前に、ホテルに併設されているツアーデスクあるいはレセプション等でまず行けるかどうか聞いてみると良いでしょう。
(ホテルのツアーデスク。中級以上のホテルだと大体併設されている)
レッドロータス水上マーケットは、バンコクから片道約1時間30分も離れています。
そのため、流しのタクシーだと乗車を拒む可能性もあります。
確実にタクシーを利用するにはグラブを利用するのがベターです。
グラブなら乗車拒否されることはありません。また、ドライバーの身元が分かっているため、長時間一緒に過ごしても安心。
グラブの利用方法にてついては、以下の記事を参考にどうぞ。
ツアーを利用する
最も確実かつ安心なアクセス方法はツアーの利用です。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
日本語ガイドも付くので、海外旅行に慣れていない人でも安心して利用できます。
また、ツアーにはナコンパトムの名物である世界一巨大な仏塔「プラ・パトムチェディ」の観光も含まれます。
(プラ・パトムチェディ)
プラ・パトムチェディの詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
⇒ナコンパトム観光ガイド。日帰りもできる世界一高い仏塔がある町。
ツアー代金には食代やボートのチャーター料金も含まれます。内容を考えるとお得な料金です。充実したツアーとなるでしょう。
営業時間
マーケットの営業時間は8:30〜17:30までです。
月〜日まで営業していますが、蓮池周りのレストランは土日以外は閉店している店もあるので、なるべくなら土日に行く方が良いでしょう。
平日であってもボートで蓮池を回ったり、カフェでミヤンカムを食べたりすることは可能です。
ナコンパトムのインスタ映えスポット
「花を見て癒される」なんて、10代後半や20代前半の頃は「何バカなこと言ってんだ」くらいに思っていました。
しかし、仕事が忙しくてストレスフルな現在、水面に浮かぶ美しい蓮を見ると、多少なりとも心が穏やかになりました。
レッドロータス水上マーケットは、マーケットへ直接行く手段が限られている上に交通費が高いので、どちらかと言えば車がある在住者向けの観光地と言えるでしょう。
ただ、人数を集めて送迎バンで一人当たり安く行けるのであれば、旅行者でも全然ありです。
バンコクの観光地は殆ど行き尽くした方、蓮池に惹かれた方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。ナコンパトムで一番映えるスポットです。
その他、「バンコクのインスタ映えスポットまとめ」「バンコクから行ける水上マーケットまとめ」については、以下の記事も参考にどうぞ。
バンコクから日帰りで行けるおすすめスポットのまとめ。どこも見応え抜群です。
ナコンパトムで必ず行きたい!巨大な龍が巻き付くドラゴンタワー。