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(サイアムスクエア)
サイアムとは、バンコクのBTSサイアム(Siam)からBTSナショナルスタジアム(National Studiam)にかけて広がるショッピング街エリアのことを指します。
サイアムエリアは、タイ流行の発信地です。日本で例えると、東京の渋谷のような場所。
日本で言うところのパルコやマルイのようなファッションビルが多く連なっています。
あまりにも近代化しているため、屋台や食堂と言ったタイ文化が薄れつつあるエリアですが、ショッピング目的でバンコクを旅行する人にとっては便利。
BTSが通っているので、観光拠点としても便利なエリアです。
今回の記事では、サイアムエリアにあるおすすめホテル3軒を紹介します。
あわせてサイアムエリアの特徴も解説しています。買い物目的でバンコクを訪れる人の参考になれば幸いです。
サイアムエリアの特徴
(BTSサイアム)
サイアムエリアは、上述したように日本で言えば東京の渋谷にあたる、タイ流行の発信地です。
ただ、クラブやディスコ、バーなどの歓楽街要素は存在しません。
ショッピングモールや買い物スポットのみが連なるエリアです。
そのため、夜は人通り(仕事帰りの人や周辺ホテルに滞在する観光客)はそこそこにありますが、雰囲気は閑散としています。
(夜11時頃のサイアムエリア。歩いている人はいるが、とても静か)
こういった繁華街には、繁華街で働くタイ人向けの食堂や屋台があるものですが、サイアムエリアには屋台や食堂は少ないです。
しかし、コンビニは不足なく存在するため、決して不便ではありません。
(夜12時まで営業するマッサージ屋もある)
また、上述したように人通りもそこそこにあるため、治安面での不安もなし。
騒がしい場所が好きな人にとっては、物足りなさを感じるでしょう。
逆に、夜に出歩かない子連れ旅行者やシニア世代、夜は静かな場所で過ごしたい人にとっては、おすすめのエリアです。
サイアムエリアのおすすめホテル
以下は、今回の記事で紹介するホテルの場所を記した地図
- 左上の 地図上の全項目をリスト表示します。
- でお気に入り登録、 で各SNSやメールで共有できます。
- 右上ので拡大地図を表示します。
- 紹介するホテルは、番号❶〜❸の場所にあります。
下記リンクからも、それぞれのホテルの宿泊料金詳細・予約確認が可能です。
No. | ホテル名 |
❶ | サイアム アット サイアム デザイン ホテル バンコク |
❷ | ノボテル バンコク オン サイアムスクエア |
❸ | ホリデイ イン エクスプレス バンコク サイアム |
宿泊料金にかんしては、シーズンによって変動するおそれがあるのでご注意下さい。
また、旅行当日に近ければ近いほど、料金が値上がりする傾向があるので、早めに予約する方が良いです。
❶ サイアム アット サイアム デザイン ホテル バンコク(Siam @ Siam Design Hotel Bangkok)
BTS ナショナルスタジアム(National Stadium)から距離約180m、徒歩2分程度の場所にあるお洒落なデザインホテル。
個人的にサイアムエリアでは一番おすすめのホテルです。
「デザインホテル」という名前の通り、ホテル共用部や客室の至るところに芸術性のある装飾が施されているのが特徴。
アート風に描かれたヤック(インド神話に登場する鬼神)、ランタン風に装飾されたライトなど、お洒落なデザインが至るところで見受けられます。
また、ホテル全体にて、アロマの良い香りが漂っているのも良い点でした。
ロビーやエレベーターでは、お洒落な四つ打ちハウスの曲がうるさくない程度の音量で流れています。
こうしたデザインに凝ったホテルは「宿泊料金が高額なのでは?」と思いがちでしょう。
しかし、サイアム アット サイアム デザインホテル バンコクの宿泊料金は、1泊8,000円〜9,000円。
筆者が宿泊した雨季(9月頃)は、1泊7,000円台まで料金が下がりました。
また、見た目だけでなく、スタッフの質も良し。
小ぢんまりとしたホテルだからでしょうか、中国人団体客は皆無で、スタッフは仕事が丁寧です。
客室までの案内、チェックイン時の施設紹介、朝食の案内など、分かりやすいゆっくりとした英語で丁寧に説明してくれました。
全体的に安心できるホテルです。女性の一人旅の滞在先としても十分おすすめできます。
今回、筆者が滞在した客室タイプはスーペリアルーム(Superior Room)。広さは30平米です。
デザインを除けば、ごくごく一般的な中級〜4つ星ホテルの部屋と言ったところでしょうか。
部屋にはソファーも完備。2人滞在までなら十分な広さと言えるでしょう。
ベッド枕元の壁には、これまたアーティスティックな装飾が。
筆者はこれまで、バンコクでは格安〜高級まで様々なホテルに宿泊してきましたが、実はデザインホテルにはそこまで泊まったことがありませんでした。
そこまでデザインホテルに魅力を感じていなかったのです。「デザインが派手だと、うるさく感じるだろう」と。
しかし、サイアム アット サイアム デザインホテル バンコクに宿泊してみて、上記の考えは一変しました。
率直に言って、何もない普通のホテルより非日常感を味わえます。
また、カップルで泊まれば雰囲気が良くなりますし、一人での宿泊でも寂しさを感じません。
客室清掃プレートがハケになっているのもお洒落。
客室から見える景色。この時、筆者が宿泊した客室は18階。
残念ながら景色はそこまで良いとは言えません。至って普通の景色。
嬉しかったのは、バスタブを完備している点。
都会の中心にあるホテルは、そこそこの宿泊料金を取るわりには、バスタブ無しでシャワールームのみなケースもしばしば。
しかし、サイアム アット サイアム デザインホテル バンコクには、足を伸ばして浸かれるくらいの大きなバスタブを完備。
やはり、旅行中ではバスタブは重要です。観光の疲れが癒されます。
アメニティは、歯ブラシ、シャンプー、リンス、ボディソープ、シャワーキャップを完備。ドライヤーもあります。
小ぢんまりとしていますが、お洒落で雰囲気の良いプール。
上述した通り、サイアム アット サイアム デザインホテル バンコクには、中国団体客はいません。
そのため、上写真の通り、プールのビーチチェアは空いています。
のんびりとプールでリラックスできました。
フィットネスジム。
ベンチプレスマシーンや、ダンベル各種を完備。ホテルのフィットネスジムとしては満足できるレベル。
朝食ビュッフェは、トーストはじめ洋食7:タイ料理3くらいの割合です。
オムレツなど食べやすい料理が殆どなので、3泊や4泊の旅行期間であれば、飽きることはないでしょう。
全体的にバランスが取れているため、サイアムエリアでは一番おすすめのホテルです。
買い物も観光も満足できるでしょう。
❷ ノボテル バンコク オン サイアム スクエア(Novotel Bangkok On Siam Square Hotel)
ノボテル バンコク オン サイアム スクエアは、サイアムエリアの中でも屈指の人気ショッピングスポット「サイアムスクエア」の中に位置する唯一のホテルです。
また、BTSサイアム(Siam)は目の前。徒歩たったの2分で、ホテルからBTSサイアムまでアクセスできます。
BTSサイアムはスクンビットラインとシーロムラインの乗り換え地点。
(ピンク色の四角で囲んでいる駅がBTSサイアム)
両方の路線を使えるので、観光における移動は便利です。
正直、立地に関しては上述したサイアム アット サイアム〜ホテルよりも、ノボテル バンコク オン サイアムスクエアの方が便利。
ただ、立地が良いだけに宿泊料金が少々高めなのがネック。
1泊の宿泊料金は1万円前後です。そのため、個人的には上述したサイアム アット サイアム〜の方が、やはりおすすめ。
ノボテルは、予算に余裕がある人向けのホテルです。
ノボテルの特徴は、とりわけてロビーの作りが豪華なところです。
ファミリー層やカップル層が、ホテルロビーでくつろげるようにレストランやカフェ、キッズコーナーを設けています。
ノボテル バンコク オン サイアム スクエア ホテルのロビー。
レストランの椅子が上からブランコのように吊るされていて面白いです。ロビー中央にはスイーツを売るカフェがあります。
キッズコーナー。子供を目の届く範囲で遊ばせておけます。
夜になると洒落たJAZZミュージックがかかり、バーのような雰囲気に変わります。
宿泊客の多くは子連れとカップルでしたが、自分は一人で宿泊しました。
ロビー等の共有スペースが賑やかだと、一人で泊まる寂しさを感じにくいです。なので一人旅でも利用しやすいでしょう。
写真のルームタイプはスーペリアルーム クイーンベッド (Superior Room Queen Bed)。広さは30平米です。
1人〜2人滞在なら十分な広さです。
客室入口から左手にバスルーム、奥にベッドルームというシンプルな作り。
全体的に清掃が行き届いていて清潔な部屋でした。
バッゲージラックや書斎、ソファー等は全て完備しています。
ベッド
ベッド奥のリラックススペース。
ウェルカムフルーツに真っ赤なリンゴが3つ。
湯沸かしポッド、無料のボトルウォーター2本、コーヒー類も完備。
客室からの眺め。
ホテルの階数は18までなので、バンコク全体で見れば決して高層ではありません。しかし、サイアムスクエア周辺は高層建築物が多くないので、それなりに見晴らしは良いです。
奥の方にサイアムパラゴンが見えました。
シャワールーム。
アメニティは歯ブラシを含め全て完備しています。
ホテルの通路部分も清掃が行き届いています。また、気持ちの良い日が差し込んで爽やかな雰囲気を感じられました。
スタッフはどの方もわかりやすい英語を話して快い対応をしてくれます。
自分を客室まで案内してくれたのは研修中のスタッフと言っていましたが、研修中とは思えないテキパキした対応ができる若い女の子でした。
帰りに空港に行く際もタクシーを手配してくれたりと、きちんとしたホテルの対応をしてくれる方ばかりです。
ホテル内には広いプールも完備。
これだけの都会にあるのにプールやジムといった設備も整っていて、ホテルライフも十分に満喫できます。
また、BTSまでの距離が非常に近く、他エリアへの移動も楽です。
サイアムスクエア周辺で買い物をするしないに関わらず、観光やグルメなどを含めバンコク旅行を包括的に楽しめるホテルと言えるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
❸ ホリデイ イン エクスプレス バンコク サイアム(Holiday Inn Express Bangkok Siam)
ホリデイ イン エクスプレス バンコク サイアムは、BTSナショナルスタジアム目の前に位置するホテルです。
ホテルからBTSへの距離は、わずか100m程度。
客室自体に大きな特徴こそありませんが、ホテル1階にマクドナルドを併設しているのは意外と便利。
また、1泊の宿泊料金は7,000円前後。「この立地で、この料金は安い!」と言わざるを得ない優秀なホテルです。
ただし、残念なことにプールがありません(フィットネスジムはあるのに…)。
とは言え、プールを求めていない人にとってはおすすめできるホテル。BTS目の前で1泊7,000円前後はコスパが高いです。
ホテル内の通路。
ちょっとラブホテルのような色合いですが、実は青色のライトを照らすことによって、犯罪意欲の低下を狙っているとのこと。
要はセキュリティー向上のためです。
今回、筆者が宿泊した客室タイプはスタンダードルーム クイーンベッド(Standard Room Queen Bed)。
広さは25平米です。
感想としては「ちょっとお洒落なビジネスホテル」と言ったところでしょうか。一人滞在なら十分な広さです。
床はカーペット張りで高級感あり。
清掃は行き届いていますし、全体的に青色基調で清潔感があります。
うん、これで1泊7,000円なら全然コスパが良いと言えるレベル。
また、何より驚いたのは、昨今のバンコクのホテルにしては珍しく「喫煙部屋」があること。
近年のバンコクのホテルは禁煙部屋オンリーであることが多く、またバルコニー付きの部屋でも喫煙不可にしているホテルも多いです。
日本同様、愛煙家の肩身は狭いのです。
そんな中、喫煙部屋を設けてくれているとは…。個人的には、喫煙部屋があるだけでポイント高いです。
シャワールーム。
アメニティは乏しいです。歯ブラシがありません。持参するか近くのセブンイレブンで購入しましょう。
あまり大きな特徴はありませんが、立地と料金だけで考えれば強くおすすめできるホテルです。
雨季(6月〜10月)であれば、1泊5,000円台6,000円台に下がることもあります。
サイアムエリアでリーズナブルな価格でそれなりのホテルにて過ごすのであれば、間違いなく選択肢に入れるべきと言えるでしょう。
宿泊料金・予約確認は以下より可能です。
昼間の活動に関してはパーフェクトに便利な滞在エリア
今回、サイアムエリアにじっくりと滞在してみて思ったこと。
それは、「夜遊びに関しては決して便利と言えないが、観光等の昼間の活動に関して言えば、最も便利なエリア」ということ。
BTSサイアムからスクンビットラインもシーロムラインも使えるのは、本当に便利。
それでいて、昼間に関して言えば、食事する場所や買い物する場所など、何をするにも困りません。
選択肢も非常に多く、適当に街をぶらつくだけでも楽しめるエリアです。
女性の一人旅にもおすすめのエリアです。
サイアムエリアで最も有名な買い物スポット「サイアムスクエア」については、以下の記事を参考にどうぞ。
サイアムエリアを含め、バンコクにある全てのおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。エリアごとの特徴解説とあわせてコスパの高いホテルのみを紹介しています。