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ここ最近の日本語ラップシーンは、「高校生ラップ選手権」や「フリースタイルダンジョン」の影響もあり、今までにない盛り上がりを見せています。
ますますその加熱っぷりから目を離せない国内のラップシーンですが、実は国外であるタイでも、日本語で活動していた日本人ラッパーがいることをご存知でしょうか?
今回は、そんな南国の暑さに負けない程熱い、メック加藤ことMek Piisua(メック・ピースア)というラッパーを紹介したいと思います。
メック加藤(Mek Piisua – メックピースア)とは
メック加藤さん(Mek Piisua)は2011年〜2020年までタイで活動をしていた日本人ラッパーです。
東京は板橋区にて生まれ、18でLAへ渡米。アメリカから帰国後は、精力的にLIVE活動やアルバム制作を行い、2011年よりタイへ移住。
2020年現在の活動拠点は日本ですが、当時彼がタイで活動していた頃にリリースされた楽曲は全て日本語で歌われています。
日本語ラップシーンだけの中で見れば、あまり一般的な存在とは言えませんが、タイに興味を持っている日本人であれば、彼の存在を知っている人は多いのではないでしょうか。
ヒップホップヘッズより、タイヘッズからのプロップスの方が熱いという異色なラッパーだと思います。
メック加藤さんを知ったキッカケ
自分が初めてメック加藤(Mek Piisua)を知ったのは、確か2006年くらいだったと思います。
実は、自分は中〜高校生くらいの時に、彼の出身地である東京都の板橋区に住んでいた時期があり、とあるクラブのライブで、同じく板橋住まいと言っていた彼に親近感を抱き、その存在を覚えていたのです。
確かその頃の彼は、現在のMek Piisuaという名ではなく、MEKOLI(メコリ)という名で活動していました。
初めて彼のライブを見たのは、今はなき渋谷の道玄坂にあったVUENOSというクラブです。
(VUENOS)
その時のVUENOSには、DOSMOCCOS(ドスモッコス)という、九州出身のラップグループが出演しており、自分はDOSMOCCOSのメンバーであるポチョムキンというラッパー目当てで遊びに行っていました。
同イベントでDOSMOCCOSの前にライブしていたのがMEKOLIです。
当時、MEKOLIがどのような曲を歌っていたのかは鮮明には覚えてはいないのですが、彼がフック(サビ)の部分で、手をバッテンにして「チョメチョメ〜!」と叫んでいたのはなぜか印象に残っています。
連れの友人がそれを見て「おい!ri-!変な奴がおる!笑」と嬉しそうにしていたのを覚えています。
その後、彼は今や日本語ラップシーンのアイドルとなったPUNPEE(パンピー)と共に、板橋住まいの人間が聞けば頷きすぎて首が痛くなるくらい”あるある”が詰まった楽曲を作りました。
この楽曲は、一時期自分と自分の周りの友人内でのヘヴィーローテーションとなりました。
これが2009年くらいのことだったと思います。
バンコクでメック加藤(MEKOLI)を再発見した
その後、自分は福岡に住み移り、同時に日本語ラップをあまり聞かなくなったせいか、MEKOLIの存在はすっかり忘れてしまっていました。
彼の存在を思い出したのは、タイに興味を持ち始めて、バンコクのレコード屋に通い始めた時のことです。
自分が通っているバンコクのレコード屋というのは、BTS トンロー(Thong lo)にあります。
初めて上記のレコード屋に行こうと、トンロー駅周辺をウロウロしていた時、駅前にあるWOOD BALLというバーに貼ってあるポスターに目がいきました。
「あっ、MEKOLIだ」
これは後から知ったことなのですが、彼はこの時WOOD BALLというバーの系列である「ウッドボールバー シーロム店(現在は閉店)」のオーナーだったようです。
その時は、彼がすでにタイに住んでいるとは知らなかったので、タイに遊びにきたついでに、店に頼んでポスターを貼らせてもらったのかな?くらいに考えていました。
その後、自分がタイ移住を決意する程タイに興味を持ち始め、バンコクの日本人コミュニティにも関心が高まり、彼の現在に至るまでの経緯を知ることになったのです。
楽曲以外の動画も面白い
メック加藤さんは、自身のYoutubeチャンネルで楽曲以外の動画も多々配信しています。
彼の動画の特徴として、他のタイYoutuberや我々ブロガーのような所謂正統派(観光地やホテル、定番の夜遊びスポットを中心に紹介する)とは異なり、他の人が題材にしないようなアンダーグランドな内容を動画にするので面白いです。
例えば以下の動画。「ゴーゴーバー」を買った日本人。
どんな人が何を考えてタイでゴーゴーバーを買うのか…?確かに気になるところです。
他にも、こうした面白い動画があるので、興味がある人は是非彼のチャンネルに登録して動画を見てみてはいかがでしょうか。
2020年、日本に一時本帰国したそうです
メック加藤さんが経営するウッドボールバー シーロム店は、日本からの出張者や現地に住むタイ人など常連のお客さんで賑わうバーだったそうです。
しかし、2020年に訪れた新型コロナの影響を強く受け、お店はたたむことに。現在は日本に帰国して、日本で活動を行なっています。
しかし、彼の活動テーマは「海外移住系ラッパー」だそうなので、コロナが落ち着いたら、また海外で活動を再開するのではないでしょうか。
個人的には、いつか会いたいので、またタイで活動を再開して欲しいです。
まとめ
自分としては、タイという外国に渡り、自分の好きなこともしながら日本との架け橋になっている彼をリスペクトします。
こういう方を見ると、今後タイへ移住しようと決意している自分にとって、とても励みになりますので今後も頑張ってほしいです。
応援しています。
日本で有名なタイ人のまとめについては、以下の記事を参考にどうぞ。
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バンコクで買えるストリートファッションブランドのまとめ。
バンコクのおすすめ大麻ディスペンサリーショップのまとめ。クラブのように踊りながら大麻を吸える店もあります。