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(ラン島行きフェリーの様子。多くの人が備え付けの救命胴衣を着用している)
ラン島は、パタヤから西に約9km離れた場所に浮かぶ離島です。
ラン島へは、まずはパタヤのバリハイ桟橋(英:Bali Hai Pier / タイ語:ท่าเรือแหลมบาลีฮาย)へ行き、以下2通りの方法でアクセスします。
- バリハイ桟橋からフェリーに乗る(乗船料金は1人30バーツ/所要時間約40分)
- バリハイ桟橋からスピードボートに乗る(乗船料金は1人400バーツ/所要時間約20分)
最もおすすめの行き方は、30バーツで乗船できるフェリーに乗ることです。
乗船する時刻によって到着地が変わるものの(詳細は後述)、料金が安い上に乗船中の揺れが少ないので船酔いを心配する必要がありません。
一方のスピードボートは、指定した好きな場所に到着できるものの、料金が高い上に揺れが激しいです。
自分が乗った時は、乗客15人中3人が船酔いで嘔吐したほどなので、船酔いしない自信がある人でなければ乗るべきではないでしょう。
(ラン島行きスピードボート。20分程度で到着するが、常にジェットスキー並みに船体が激しく上下する)
いずれも乗船にあたってチケットを予約したり、他所に設けられているチケット売り場等に足を運ぶ必要もありません。
フェリーにせよスピードボートにせよ、料金は乗船の際に係員に直接支払います。ラン島からパタヤへ帰る時もしかり。
ラン島へは、行きたい時に気軽に行けると考えておいて良いです。
(ラン島行きフェリー前にいる係員に料金を支払って乗船する。小さいお金を用意しておこう)
今回の記事では、これからラン島へ行く予定の人に向けて
- バリハイ桟橋の場所・行き方
(バンコク・エカマイから直接アクセスできるバスも紹介) - フェリー・スピードボート乗り場の場所
- フェリーの時刻表とラン島到着場所
- ラン島からパタヤへの帰り方
を詳しく記載していきます。
尚、ラン島へはバンコクから日帰りで遊びに来る人も多いです。
バンコク⇔パタヤ間は2時間30分程度でアクセスできます。
バンコクからラン島へは、バンコク→パタヤ→バリハイ桟橋→ラン島の順で、諸々合計3時間30分もあればアクセス可能です。
早朝にバンコクを発てば、4時間〜5時間はビーチでのんびりできます。マリンスポーツを楽しむには十分な時間でしょう。
バンコクからパタヤへの行き方については、以下の記事を参考にどうぞ。
パタヤバスターミナルからバリハイ桟橋への行き方も記載しています。
バリハイ桟橋の場所と行き方
(バリハイ桟橋)
バリハイ桟橋とは、パタヤ・ウォーキングストリートの南側に位置する係留施設です。
パタヤビーチ周辺からバリハイ桟橋へ行くには、ソンテウあるいはバイクタクシーを利用します。
ソンテウ・バイクタクシーの料金は乗る場所にもよりますが、50バーツ〜100バーツくらいを見ておくと良いです。
バリハイ桟橋の場所
運転手には「バリハイ、コ・ラーン(ラン島の意)」と告げれば行き先を理解してくれます。
もしくは、バリハイ桟橋のタイ語表記「ท่าเรือแหลมบาลีฮาย」を見せましょう。
なお、ビーチロードとセカンドロードを走っている流しの乗り合いソンテウを利用すれば10バーツでバリハイ桟橋へアクセスできます。
(パタヤのソンテウ。乗る時は手を挙げ止めて乗り込むだけ。降りる時は車内のブザーを押す。降車時に10バーツを運転手に渡す)
流し乗り合いソンテウの多くは、ビーチロードとセカンドロードをぐるぐると循環しています。
(ビーチロードとセカンドロードを走る流しのソンテウの多くは、両通りをグルグル循環している)
乗り合いソンテウに乗ってウォーキングストリート入り口前で降車しましょう。ウォーキングストリート入り口からバリハイ桟橋までは、徒歩でアクセスすることが可能です。
(ウォーキングストリート入り口。真っ直ぐ1.2km進むと右手にバリハイ桟橋がある。徒歩で所要時間15分程度)
バリハイ桟橋への目印は、ウォーキングストリートを抜けた後に右手に見える「Any-Time Cafe」というカフェです。
カフェの脇道を進むとバリハイ桟橋入り口に到着します。
(右側の茶色の建物がAny-Time Cafe。脇道がバリハイ桟橋へ続く)
バリハイ桟橋周辺に到着すると、ラン島を目指す多くの外国人がいるので、すぐに場所を把握できるでしょう。
バンコクから直接バリハイ桟橋へ行くミニバスもある
バンコクから日帰りでラン島へ行きたい人は、バンコクのエカマイバスターミナル(別名:東バスターミナル)より、直接バリハイ桟橋目の前へ行くマイクロバスに乗るのがおすすめ。
わざわざパタヤのバスターミナルを経由しなくて良いので楽です。
エカマイバスターミナル内の23番窓口へ行きましょう。
直接バリハイ桟橋へ行くミニバスに乗れます。バスの料金は1人160バーツです。
(バリハイ桟橋行きのミニバス)
バスは約2時間で、バリハイ桟橋目の前にあるバス停留所に到着します。
>>>バリハイ桟橋目の前にあるバス停留所の場所(GoogleMap)
帰りもこのバス停留所からエカマイバスターミナルへと帰れます。
帰りのバス運賃は1人150バーツ。毎日8:00〜18:00まで、1時間に1便出ています。
フェリー・スピードボート乗り場の場所
バリハイ桟橋の入り口には、上写真の案内板が立っています。
フェリーを利用する場合は、Aポイントを目指してバリハイ桟橋を歩きましょう。
9割の観光客がAポイントに向かうので、他の観光客について行くだけで大丈夫です。
遠くからでもフェリーが見えます。
(Aポイントのフェリー乗り場。すでに上半身裸で泳ぐ気満々の人もいるので分かりやすい)
スピードボートを利用する場合も、乗り場は1〜6まで存在しますが特に意識する必要はありません。
スタッフが乗り場まで案内してくれます。
尚、スピードボートを利用する場合、チケットを売っている人はバリハイ桟橋の入り口近辺にて売り込みをしています。料金を交渉してみましょう。
スピードボート料金の言い値は1人400バーツです。
(スピードボート乗り場。この時は1番乗り場から乗った)
フェリーの時刻表とラン島到着場所
スピードボートであれば、ラン島の指定した場所どこにでも行ってくれます。また、自分のタイミングで乗ることが可能です。
一方のフェリーは時刻表が決まっていて、7:00〜18:30の間、およそ1時間に1艘が出航します。
ただ、フェリーは乗船する時間によってラン島での到着場所が違うので、自分の乗るフェリーの到着場所だけは把握しておいた方が良いでしょう。
バリハイ桟橋からラン島行きのフェリーにはナーバーン埠頭行きとタワエン埠頭行きの2種類が存在します。
フェリーの時刻表とラン島の到着場所
フェリー出航時間 | ラン島到着場所 |
07:00 | ナーバーン埠頭 |
08:00 | タワエン埠頭 |
09:00 | タワエン埠頭 |
10:00 | ナーバーン埠頭 |
11:00 | タワエン埠頭 |
12:00 | ナーバーン埠頭 |
13:00 | タワエン埠頭 |
14:00 | ナーバーン埠頭 |
15:30 | ナーバーン埠頭 |
17:00 | ナーバーン埠頭 |
18:30 | ナーバーン埠頭 |
ラン島には全部で7ヶ所のビーチが存在します(タワエン、サンワン、サマエ、ヌアン、ティエン、トンラン、タヤイ)。
(各ビーチの特徴については『ラン島の完全ガイド。7ヶ所のおすすめビーチとマリンスポーツの紹介。パタヤから40分で行ける離島の観光。』を参考にどうぞ。
初めてラン島へ行く人は、一番大きなビーチ「タワエンビーチ」か「サマエビーチ」に行くのがおすすめです)
ナーバーン埠頭とタワエン埠頭の位置関係
ナーバーン埠頭とタワエン埠頭のどちらに到着しても、ソンテウやバイクタクシーで全てのビーチへ移動可能です。
ただ、タワエンビーチで泳ぐ予定の人は、最初からタワエン埠頭行きフェリーに乗った方が効率が良いです。
ナーバーン埠頭付近にはレンタルバイク屋やセブンイレブンがあります。何か買い出ししたり、レンタルバイクで島内を回りたい人は、最初からナーバーン埠頭行きフェリーに乗る方が効率が良いでしょう。
タワエン埠頭に到着後、ビーチまでの移動
タワエン埠頭はタワエンビーチとサンワンビーチの目の前です。
300mも歩けばすぐにビーチ。タワエン埠頭からは帰りのバリハイ桟橋行きフェリーが出航するので、最も便利な到着場所と言えます。
タワエン埠頭を出て左に行けばタワエンビーチ、右へ行けばサンワンビーチです。
タワエンビーチ。ラン島で最も大きなビーチであり、レストラン・出店の数やマリンスポーツも豊富。
一番人が多くて賑やか。「これぞビーチ!」と言った明るい雰囲気です。
初めてラン島に行く人でも抵抗なく楽しめるビーチです。
上MAPにて茶色で記してあるソンテウ・バイクタクシー待機所から、他のビーチへの移動が可能。料金は40バーツ〜50バーツ。
ナーバーン埠頭に到着後、ビーチまでの移動
(ナーバーン埠頭)
ナーバーン埠頭に到着したら、バイクタクシーもしくはソンテウが待機しています。
ナーバーン埠頭から各ビーチへの料金は決まっています。以下の通りです。
ビーチ名 | 料金 |
タワエンビーチ (英:Ta Waen Beach) (タイ語:หาดตาแหวน) (GoogleMap) | 40バーツ |
サマエビーチ (英:Samae Beach) (タイ語:หาดแสม) (GoogleMap) | 50バーツ |
ティエンビーチ (英:Tien Beach) (タイ語:หาดเทียน) (GoogleMap) | 50バーツ |
ヌアンビーチ (英:Nual Beach) (タイ語:หาดนวล ) (GoogleMap) | 50バーツ |
タヤイビーチ (英:TaYai Beach) (タイ語:หาดตายาย) (GoogleMap) | 40バーツ |
トンランビーチ (英:Tonglang Beach) (タイ語:หาดทองหลาง) (GoogleMap) | 40バーツ |
(各ビーチ名欄にある「(GoogleMap)」をクリックすると、各ビーチの場所詳細を確認できます)
各ビーチへの料金は40バーツ〜50バーツ。
タヤイビーチ(Tayai Beach)とトンランビーチ(Thonglang Beach)へ行く人は、バイクをレンタルする方が無難です。
なぜなら、両ビーチにはバイクタクシー・ソンテウの待機所がありません。
そのため、両ビーチからナーバーン埠頭へ帰るには、客を乗せたバイクタクシーあるいはソンテウが来るのを待つしかありません(歩いて帰るのは大変。ナーバーン埠頭までの距離は1.5km近くある)。
場合によっては1時間近く客を乗せたバイクタクシーやソンテウが来ないとこもあるので、最初からレンタルバイクを利用するのが無難です。
バイクのレンタルは300バーツ/1日です。レンタルの際に国際免許証の提示・デポジットは求められませんでした。
(パスポートの顔写真ページ提示を求められることがあるので、パスポート顔写真ページのコピーを持っておくと良い)
ただ、タイでバイクを運転するには国際免許が必要なので要注意。
ナーバーン埠頭周辺はラン島で最も栄えているエリアです。
レストランやセブンイレブン、バーやホテルもあり、この辺り一帯がラン島におけるツーリストエリアと言えます。
ラン島での宿泊を検討している人は、ナーバーン埠頭周辺のホテルが良いでしょう。
ナーバーン埠頭周辺のおすすめホテルについては、以下の記事を参考にどうぞ。
ナーバーン埠頭からも帰りのパタヤ行きフェリーが出航しているので、レンタルバイクを借りた人は返却後そのままパタヤへ帰れます。
ラン島からパタヤへの帰り方
ラン島からパタヤへ帰る時も、フェリーもしくはスピードボートを利用します。
フェリーの料金は同様に30バーツですが、スピードボートは250バーツでした。なぜか行きよりも150バーツ安いです。
パタヤ行きフェリーはナーバーン埠頭、タワエン埠頭のどちらからも出ています。
どちらの埠頭から乗っても、到着地はバリハイ桟橋です。
各埠頭のバリハイ桟橋行きフェリー出航時間
ナーバーン埠頭発 | タワエン埠頭発 |
06:30 | – |
07:30 | – |
09:30 | – |
12:00 | – |
– | 13:00 |
14:00 | 14:00 |
15:00 | 15:00 |
16:00 | 16:00 |
17:00 | 17:00 |
18:00 | – |
バリハイ桟橋行きの最終フェリーは、ナーバーン埠頭から出ている18:00の便です。
これを逃すとスピードボートでしか帰れなくなるので気をつけましょう。
(バリハイ桟橋行きのフェリーボート。行きのフェリーと見た目は一緒)
ちなみに、タワエンビーチからスピードボートに乗る場合はタワエン埠頭まで行く必要はありません。
ビーチ真ん中にある浮き橋を渡ると乗り場に突き当たります。
(タワエンビーチのスピードボート乗り場)
泳ぎ疲れてタワエン埠頭まで歩くのが面倒な人は、そのままスピードボートでサクッと帰るのもありでしょう。
ただし、冒頭でも述べたように船酔い注意です。
バンコクから日帰りでラン島観光をするならツアーがおすすめ
バンコクから日帰りでラン島観光を予定している人は、公共交通機関を乗り継いで自力で行くことができます。
行き方はバンコク(バス)→パタヤのバスターミナル(ソンテウ)→バリハイ桟橋(フェリー)→ラン島という順序です。
ただ、公共交通機関で行く場合は、上記のようにバスやソンテウに乗り換える必要があります。旅慣れしていないと、行き帰りの移動だけでクタクタになる人もいるでしょう。
特にタイ旅行に慣れていない人だと、行き帰りの交通手段における不安要素・労力で海を素直に楽しめないこともあるかと思います。
そのため、バンコクから日帰りでラン島を観光する人はツアーを利用するのがおすすめです。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も日本語で可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
ツアーであれば、送迎車にて乗り換えることなく一本でラン島行きフェリー乗り場まで向かってくれます。
何より日本語ガイドが付いているので、海外旅行に慣れていない人にとっては安心できるでしょう。
ただし、ツアーではスピードボートに乗ります。そのため、船酔いが不安な人は予め酔い止めを用意しておきましょう。
それでは、ラン島での観光やマリンスポーツを存分に楽しんで頂ければと思います。
ラン島で楽しめるマリンスポーツや各ビーチの特徴については、以下の記事を参考にどうぞ。
こんにちわ、有益な情報ありがとうございます。自分は一人旅がほとんどで、コロナ前までは、年に2,3回は訪れていました。パタヤも行きましたが、ラン島は今度行きたいと思っていました。
ビーチと一人旅で、一番問題なのは、荷物です。
日帰りの場合、どこかに預けることは可能でしょうか?よろしければ教えてください。
>>>くみきりんさん
こんにちは。ラン島だとタワエンビーチに並んでいるシャワールームに、有料(1日50〜100バーツ)ですが、ロッカーで荷物を預けられます。
最低限のお金と貴重品以外は宿泊ホテルのセーフティボックスに入れておいて、ビーチに持ってきた貴重品はタワエンビーチにあるロッカーにて有料で預かってもらうと良いです。
『ラン島の完全ガイド。7ヶ所のおすすめビーチとマリンスポーツの紹介。パタヤから40分で行ける離島の観光。』にも貴重品の管理方法について記載しているので、良かったら参考にしてみてください。
こんばんわ、情報ありがとうございます。
セーフティボックスがあるのですね。ご紹介いただいた記事も見ましたが、ますます行きたくなりました。
すでに9月末のエアチケットはゲットしたので、ラン島の訪問を検討したいと思います。ただ、日程は4泊なので、パタヤは日帰りかな~、
2年半ぶりなので、行きたいところばかりです。
>>>くみきりんさん
久しぶりのタイ、楽しんでください!^_^
情報ありがとう。お世話になった。
Googleマップでタワエン埠頭の場所で午後4時のフェリーを待ったんですが、船ところか、廃止したじゃないかと思われる。何か間違ったでしょうか。
ナーバーンに戻ることになった。
そしてナーバーン埠頭ですが、16:30で発船した。空きフェリー何隻かが沖合で待機してて、満員次第でまた発船する。およそ10分間隔。
>>K.A.さん
情報ありがとうございます。一応、こちらのラン島サイトによれば、タワエン埠頭からも船は出ているとのことですが、タイでのことなので、その時の乗客数等で出航の有無が変わる可能性があるのかもしれませんね。
そのあたり、確認とれたら追記しておきます。
貴重な情報をありがとうございました。
そうですね。待ってる間に何人もフェリーのことを聞きに来た。Googleマップ情報も公式と同じだし。ちなみにバリハイで13時発のを乗ったけど、到着するのはナーバーンだった。
合わせてここに書いておこう。パタヤ→エカマイのバスですが、14:00から14:30は10分間隔で運行してる。今日日曜日、確認した分です。