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2016年4月1日、福岡の天神MITSUKOSHI(三越)の9階にて、九州初となる空港型免税店「FUKUOKA DUTY FREE TENJIN」がオープンしました。
「福岡空港ビルディング」「西日本鉄道」「三越伊勢丹ホールディングス」の3社が出資し合い、外国人を呼び寄せる新たな起点として登場させたわけですが、この店が話題となっているのは日本人でも利用できるという点。
そこで、今回は実際に空港型免税店で買い物をしてきたので、その利用方法や注意点を紹介していきます。
DUTY FREEとTAX FREEの違いとは?
空港型免税店は、街中で見かける通常の免税店とは異なります。
街中で見かける免税店(所謂TAX FREE)が外国人旅行者に向けて消費税を免除することを指すのに対し、空港型免税店(DUTY FREE)は、消費税に加え関税(輸入品に課せられる税金)、酒税、タバコ税等も免除することを指します。
ちなみに、関税の役割は低価格な外国産製品ばかりが売れることのないよう、外国産製品に高い税率をかけ高額にすることで日本製品の売れ行き調整をはかるものです。
従って、FUKUOKA DUTY FREE TENJINにおいては、日本が強い分野の産業製品(例えば一眼レフカメラ、自動車、電化製品等)の税率は低いのです。
一方で、農産品や衣類、革製品等などの日本が弱い分野の製品は、税率が高い傾向にあります。
酒やタバコは、酒税やタバコ税が免除となる為、街中の販売店より安価で購入できます。ブランド品に関しても、関税が免除になると、街中より大分安価で購入できようになります。
免税品の購入にはパスポートと搭乗券が必要!!
空港型免税店で買い物をする際に必要となるのが、パスポートと搭乗券の控え(30日以内に出国予定のもの)です。
FUKUOKA DUTY FREE TENJINでの買い物は、空港内の免税店と同じく外国扱いとなります。
そのため、日本を出国する予定のある人のみが免税品を購入できるというシステムになっています。免税品の買い物は海外へ渡航する方だけへの特典というわけですね。
搭乗券の控えは、搭乗日と便名が確認できる物であればEチケットの持参でも可能です。
自分は上写真のようなジェットスターから届いたEメールの旅程表を持参し、画面を見せたら問題なく購入できました。
パスポートと搭乗券の控えは、購入時にレジで見せる必要があります。
買った商品は出国後に受け取れます!
(福岡空港内の免税品引き渡しカウンターの場所)
FUKUOKA DUTY FREE TENJINで購入した物は、その場で受け取ることができません。
会計を済ませた後、商品とは一旦お別れとなります。
商品の受け取りは、福岡空港にて出国を経て、免税品引き渡しカウンターにて受け取ることになります。
渡航当日は引換券を必ず持参しよう!
(購入後に渡される引換券)
購入した商品は、空港内の免税品引き渡しカウンターにて、上写真の引換券と交換することによってはじめて受け取り可能となります。
その際、購入時に渡される引き換え券を忘れてしまうと、商品を受け取れない可能性が出てきます。なので、引換券は持ち物リストの中に必ず含め、忘れていないかしっかりと確認しましょう。
万一、引換券を忘れてしまったら?
とは言っても、渡航当日は再度持ち物を確認したりとバタバタしがちなもの。
もし、上記引換券を忘れてしまった場合、免税品を引き取るのはあきらめましょう。
ただ、後述する連絡先へ早急に連絡することによって、後日返金してもらえるので、慌てないで下さい。
ブランド品の品揃えは豊富!定番お菓子やガンプラまでも!
(FUKUOKA DUTY FREE TENJINのフロアガイド)
FUKUOKA DUTY FREE TENJINは、三越の9階フロアの四分の三も使用しているだけあり中々大きく、品揃えも空港内免税店と同じくらい豊富です。
現時点での取り扱いブランド等のラインナップは以下の通り。今後増えていくとは思いますが、参考までに。
化粧品・香水
ブルガリ(BVLGARI)、クロエ(Chloe)、フェラガモ(Ferragamo)、ジョーマローン(JO MALONE)、ザ・ギンザ(THE GINZA)、資生堂(SHISEIDO)、クレード・ポーポーテ(Cle de peau Beaute)、SK-、エスティローダー(ESTEE LAUDER)、クリニーク(CLILIQUE)、ドゥ・ラ・メール(De La Mer)、ボビィブラウン(BOBBI BROWN)、マック(M-A-C)、オリジンズ(Originz)、コスメデコルテ(COSME DECORTE)、SEKKISEI(雪肌精)、リファ(ReFa)、マドンナスキン(MDNA SKIN)、etc…
靴・バッグ・ファッション雑貨
トゥミ(TUMI)、ダックス(DAKS)、アニアリ(aniari)、オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)、サマンサ・タバサ(Samantha Thavasa)、キプリング(Kipling)、ハナアフ(Hanaa-fu)、レイクアルスター(Lake Alster)、レペット(Repetto)、エルベシャブリエ(Herve Chapelier)、月装(ツキソウ)、etc…
時計・ジュエリー
カシオ(CASIO)、セイコー(SEIKO)、シチズン(CITIZEN)、スウォッチ(SWATCH)、ティソ(TISSOT)、グッチ(GUCCI)、エンポリオ・アルマーニ(EMPORIO ARMANI)、ラドー(RADO)、ミドー(Mido)、ロンジン(LONGINES)、日本製真珠、etc…
酒・タバコ
ウイスキー(Whisky)、ブランデー(Brandy)、中国酒(Chinese Liquor)、日本煙草(Japanese cigarettes)、外国煙草(Foreign cigarettes)、etc…
(タバコは特に免税のありがたさを実感できる)
食品
東京ばな奈(TOKYO BANANA)、じゃがポックル(Jaga Pokkuru)、白い恋人(Shiroi Koibito)、ひよ子(HIYOKO)、正官庄(SEIKANSHO)、万田酵素(MANDA KOSO)、etc…
日本らしいガンプラは外国人へのお土産に人気!
特に香港、台湾、韓国や東南アジア等で人気なガンプラもありました。自分が行った時は、多くのアジア人観光客が購入をしていました。
上記の国々へ渡航予定の方は、お土産として視野に入れてみてはいかがでしょうか。
空港型免税店の利用上の注意
さて、今後30日以内に出国予定のある人なら一度は利用したくなる空港型免税店ですが、上記の引換券等も含め、忘れてはならない注意事項がいくつかあります。
買い物前には下記注意事項を必ず確認して、スムーズに日本を経ちましょう。
渡航当日に引換券を忘れない!
繰り返しになりますが、購入時に渡される引換券を忘れないようにしましょう。
万が一忘れてしまった場合は、前述したように下記へ連絡すれば、後日の返金が可能です。
【福岡三越9F FUKUOKA DUTY FREE TENJIN 】/TEL:092-738-9100
連絡の際は、自身のパスポート番号、搭乗時間、便名を言えるようにしておきましょう。
乗り継ぎをする際の国際線液体物の持ち込み
意外な落とし穴が、乗り継ぎ時の液体物持ち込みです。
基本的に、免税品カウンターで受け取った液体物の免税品は、機内への持ち込みが可能となっています。
ただ、他の空港で乗り継ぎ・経由を行う場合には、再度手荷物検査を受けなければなりません。その際、液体物持ち込み制限を超えた免税品については没収される可能性があります。
渡航国まで持っていくには、以下の制限に注意しましょう。
通常、液体物を持ち込むには以下どちらかの条件を満たさなければなりません。
- 100ml以下の容器に入れ、1L以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れる(一人1袋まで持ち込み可)
- 預け手荷物にする
【参考画像】
ただ、以下の条件を守ることによって、そのまま機内への持ち込みが可能となる空港もあります。
- 密閉式のビニール袋に入っており、開封されていない
- 購入を証明するレシートを持っている
上記条件を満たしていても、乗り継ぎ・経由先の空港でも液体物の機内持ち込みが可能かどうかは、利用予定の航空会社のホームページ等で確認しておくと良いでしょう。
渡航国の免税範囲
渡航先の免税範囲についても合わせて確認しておきましょう。
例えば、タイでは以下のような免税範囲が設けられています。
タバコ
- タバコ類持ち込みは制限、1人250グラム、または200本まで。
- 他人の分を1人で持っているだけでも没収及び罰金となります。
- 税関申告不可。超過分は原則没収及び罰金となります。
酒類1本(1リットル)以下で、それ以上の持ち込みは原則没収または罰金を科せられる場合もあります。その他カメラ、ビデオカメラは各1台、フイルム5本、ビデオテープなど3本
ただ、渡航先の免税範囲を超えた商品を購入しようとすると、店員さんが止めようとしてくれます。
しかし、店員さんが免税範囲を超えていることに気づいてくれない可能性もあるので、自身でも渡航先の免税範囲は必ず確認しておきましょう。
免税範囲を超えても購入自体は可能
例えば渡航国がタイの場合、持ち込めるタバコは1カートン(200本)までに限りますが、購入自体は2カートンでも可能です。
これは、同行人がいる場合、二人で1カートンずつ持てば免税範囲を超えないためです。その辺りも考慮すれば、よりお得に利用することができそうですね。
ポイントカードとMIカードでよりお得に買い物をしよう!
空港型免税店を利用する上で、必ず作っておいた方がいいカード、それはポイントカードとMIカードの二つです。
これらカードを使用して貯めたポイントは、現金の代わりとして使用できます。
DUTY FREE SHOPポイントカード
DUTY FREE SHOPポイントカードは、FUKUOKA DUTY FREE TENJINと福岡空港内の免税店で利用できるポイントカードです。
貯めたポイントは1ポイント=1円として利用できます。
ポイントの付与率は以下の通り。
- 100円毎に3ポイント付与(合計購入金額が30万円を超えると翌年度から100円毎に5ポイントの付与となる)
- 1,000ポイント以上貯まるとショッピングで利用可能
1万円の商品を購入すると、300ポイントも付与されるのですから還元率としてはかなり良い方ではないでしょうか。
加えて、カードは店頭にて無料で即日発行してもらえます。
名前・住所・電話番号を記入するだけですぐに作れるので、利用機会の多い方は絶対に持っておいた方がお得です。
MIカード
空港型免税店を利用する機会は多くないけれども、三越や伊勢丹等での買い物機会が多い方におすすめなのが、MIカードです。
MIカードは、三越伊勢丹グループが発行するクレジットカードです。
MIカードも、DUTY FREE SHOPポイントカードと同じく、1ポイント=1円で利用できます。
ただ、空港型免税店での利用に関しては、一万円の買い物につき50ポイント付与と、還元率は低めです。
しかし、三越や伊勢丹等での買い物機会が多い方であれば、高還元率でポイントを貯めることができます。
三越伊勢丹グループ(空港型免税店を除く)での買い物は、100円につき5ポイントも付与されるのです。
加えて、前年のお買い上げ額が、30万を超えると還元率が8%、10%と上がっていくので、買い物時には必ず持っておきたいです。
また、三越はタイをはじめとした東南アジアや、アメリカ、イタリアの人気観光国にも進出しており、これら海外のグループ店で利用しても高還元率のポイントが与えられます。
その他、ビッグカメラやソラリアプラザ、天神地下街での使用においても、買い物100円毎につき1ポイントが与えられます。
伊勢丹をはじめ、上記施設は距離も近く、天神にきた人であれば買い物に行く機会もあると思います。
三越のみならず、福岡全体での買い物をお得にできる便利なカードと言えるでしょう。
FUKUOKA DUTY FREE TENJINへの行き方
FUKUOKA DUTY FREE TENJINは三越天神の9階にあります。
西鉄福岡天神駅からであれば、南口を降りるのが一番早いです。
南口改札を出て、すぐ左手が三越の入り口となっています。
入って目の前にエスカレーターがあるので9階まで上がりましょう。
【福岡三越 空港型免税店FUKUOKA DUTY FREE TENJIN】
住所:福岡県福岡市中央区天神2-1-1 福岡三越9階 /TEL:092-738-9100
営業時間
- 午前10時〜午後8時(元日を除き無休)
雑感
以上が、福岡初の空港型免税店 FUKUOKA DUTY FREE TENJINの利用方法、注意点、そしてお得に利用する方法になります。
何か参考になる部分はあったでしょうか?
自分のブログは「タイ」「海外旅行」「英語」をテーマにしたブログなので、こうした地元の情報に触れるのはテーマ外とはなっています。しかし、今後は愛する福岡の面白さも少しづつ発信できていけばと思い今回の記事を書きました。
福岡は、アジアのゲートウェイと言われるほど、ここ最近は様々なアジア人の姿を見かけるようになりました。
こうした福岡独特の盛り上がりと、海外情報を絡めながら、今後ともブログを続けていきたいと思うので、どうぞよろしくお願いします。
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