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(チェンマイ空港国際ターミナル)
チェンマイ空港から市内のホテルへのアクセスは非常に簡単です。
国際線または国内線のどちらであっても、到着ゲート(arrival gate)を出た目の前に、24時間運行しているタクシーカウンターが設置されています。
タクシーカウンターにてホテル名を告げ(あるいはホテル住所が記載されたバウチャーを見せる)、案内されるタクシーに乗り込むだけです。
空港から市内への距離は5km〜6km。ホテルの場所にもよりますが、20分前後でホテルに到着できます。タクシー乗車料金はホテルの場所によって異なりますが、150バーツ〜最大で300バーツ程度。
チェンマイ空港に初めて降り立つ人や、タイ旅行が初めての人は、最も簡単なタクシーを利用すると良いでしょう。
その他、タクシーよりも安く市内のホテルへ行く方法として
- シャトルバス(40バーツ)
- スマートバス(20バーツ)
- トゥクトゥク or ソンテウ(100バーツ前後)
といった交通機関も存在します。
ただし、上記3交通機関に関しては、到着場所がホテル目の前ではなかったり、他乗客と乗り合いであったり、料金の交渉が必要だったりで、海外旅行に慣れていない人にはあまりおすすめではありません。
タイに慣れている人や節約旅行者向けの交通機関と言えるでしょう。
今回の記事では、チェンマイ空港から市内へ行く全ての交通機関
- タクシー
- シャトルバス
- スマートバス
- トゥクトゥク or ソンテウ
の乗り方と料金を詳しく記載していきます。
また、チェンマイ空港内に設置されている両替場とSIMカード売り場についても記載しているので、合わせて参考にして頂ければと思います。
チェンマイ空港からタクシーで市内へ
(チェンマイ空港内タクシーカウンター)
上述したように、チェンマイ空港では国際線と国内線の両方にて、到着ゲートを出た目の前に24時間運行のタクシーカウンター(上写真)が設置されています。
写真左のエアポートタクシーと写真右のメータータクシーの2種類が設置されていますが、いずれも最大乗車定員と市内ホテルまでの料金は同じです。
そのため、どちらのタクシーを使っても良いです。メータータクシーは「メーター」と名前に入っていますが、実際にはメーターを使いません。
タクシーを利用する際、有名なホテルであればホテル名を告げるだけで場所を理解してくれます。
しかし、マイナーホテルやゲストハウスになると、ホテル名のスペルや住所を教えてと言われるでしょう。
そのため、ホテル住所が記載された予約バウチャーを念のため準備しておく方が良いです。
チェンマイ空港からホテルまでの所要時間は、20分前後を見ておきましょう。
タクシーの料金
タクシーの料金は、「ホテルの場所」と「乗る車種」によって、以下のように異なります。
チェンマイ空港のタクシー料金 | |||
車種 | ナイトバザール周辺 | 旧市街周辺 | ニマンヘミン通り周辺 |
普通車 (5人乗り) | 150バーツ | 150バーツ | 200バーツ |
大型車 (7人乗り) | 250バーツ | 250バーツ | 300バーツ |
タクシーは基本的にホテル目の前まで乗せてくれます。
ただ、例えば旧市街の細い路地内にあるホテルだと、路地手前で降りてホテルまでは歩くことになる場合もあります。
タクシーの車種
(左列:エアポートタクシー・右列:メータータクシー)
エアポートタクシーもメータータクシーも乗車定員は同じです。
普通車であれば5人。大型車は7人。
殆どの旅行者が普通車で問題なく荷物を積み込めるでしょう。普通車はセダンタイプなので、トランクには中〜大型のスーツケースなら2個、ゴルフバッグなら3個まで入ります。
それ以上の荷物がある場合は大型車を利用しましょう。
チェンマイ空港からシャトルバスで市内へ
シャトルバスとは、9人乗りのバンにて各乗客のホテル(あるいはホテル付近)を、空港から近い順に回る乗り合いの交通機関です。
40バーツで乗れますが、人数が集まらないと出発しないというデメリットがあります。乗客が定員数に達するまで出発を待ちます。
自分はオフシーズンである5月に利用したせいか、中々乗客が集まらずシャトルバス前で30分ほど出発を待ちました。
また、自分のホテルが一番遠かったせいか、他の乗客全員を送り届けて最後に自分のホテルへ行ったため、空港からホテルへ到着するのになんだかんだで30分ほどかかりました。
シャトルバスが出発する待ち時間30分と合わせると、合計で所要時間1時間…タクシーなら20分で到着できた距離です。
あまり使い勝手が良い交通機関とは言えないでしょう。
時間がかかっても交通費を節約できるなら構わないという人向けの交通機関です。
シャトルバス乗り場の場所
シャトルバス乗り場は、国際線の到着ゲート目の前12番出口(Group Tour Exit)に位置しています。
チェンマイ空港の国内線ターミナルと国際線ターミナルは横並びで繋がっているため、国内線に到着しても空港を出ることなくシャトルバス乗り場がある12番出口へ行けます。
国際線に到着した人は、到着ゲートを出てすぐ右手に12番出口があるので、簡単に見つかるでしょう。
(国際ターミナル12番出口)
チケットカウンターにて、ホテル名を告げ(場合によっては住所を見せる)、シャトルバスの出発を待ちます。
チェンマイ空港からスマートバスで市内へ(R3バス)
スマートバス(路線名は「R3」)は、チェンマイ主要エリアの地理が頭に入っている人であれば便利な交通機関です。
路線に沿って巡回するため、目的地への到着はタクシーほど早くありません。また、到着場所からホテルまで場合によっては多少歩くことになります。
しかし、路線には旅行者用のホテルが連なるツーリストエリア(ナイトバザール付近、ターペー門、ニマンヘミン通り)が含まれている上に、20バーツという破格の安さで乗車できるため、節約旅行者におすすめ。
バスは6:00〜22:30の間、20分〜40分に1本発着しています。
スマートバスのルートと乗り場は以下の通りです。
スマートバスのルート
スマートバスには「INBOUND」と「OUTBOUND」の2種類が存在します。
どの車両がどちらのルートを走るかは、上写真のように各バス車両に貼られている走行ルートを参考にしましょう。
「INBOUND」と「OUTBOUND」の走行ルートは以下MAPの通り。
INBOUNDO(黄色のライン)がチェンマイ空港を起点に右回り、OUTBOUND(赤色のライン)がチェンマイ空港を起点に左回りに走行します。
ターペー門周辺やナイトバザール周辺に宿を取っている人なら「INBOUND」ルートが早く、ニマンヘミン通り周辺に宿を取っている人なら「OUTBOUND」ルートが早いです。
INBOUNDの主要停留所
- チェンマイ空港(AIRPORT)
- ウアライ通り(WUA LAI)
- チェンマイ門(CHIANG MAI GATE)
- ターペー門(THA PHAE GATE)
- ユパラート・ウィッタヤライ校(YUPPARAJ)
- チャンプアック門(CHANG PHUAK GATE)
- ガート・スワン・ゲーオ(KAD SUAN KAEW)
- ニマンヘミン通り(NIMMAN)
- ワット・スワンドーク(SUAN DOK)
- ノン・ブアク・ハット公園(NONG BUAK HARD PUBLIC PARK)
- チェンマイ空港(AIRPORT)
チェンマイ空港からターペー門、ナイトバザール周辺までの所要時間は約30分を見ておくと良いです。
OUTBOUNDの主要停留所
- チェンマイ空港(AIRPORT)
- ワッタノータイ・パヤップ校周辺(WATTANO)
- ワット・スワンドーク(SUAN DOK)
- ニマンヘミン通り(NIMMAN)
- ガート・スワン・ゲーオ(KAD SUAN KAEW)
- チャンプアック門(CHANG PHUAK GATE)
- 三王像広場(THREE KING MONUMENT)
- ターペー門(THA PHAE GATE)
- チェンマイ門(CHIANG MAI GATE)
- セントラル・プラザ・エアポート(CENTRAL PLAZA AIRPORT)
- チェンマイ空港(AIRPORT)
チェンマイ空港からニマンヘミン通りまでの所要時間は約30分を見ておくと良いです。
スマートバス乗り場の場所
スマートバス乗り場は、国内線到着ゲート(Domestic Arrival Gate)の左手出口を出て、駐車場を進んだ右手にあります。
出口を出て上写真の駐車場を50mほど直進すると、右手にバス乗り場が見えます。
チェンマイ空港からトゥクトゥクやソンテウで市内へ
(チェンマイのソンテウ)
トゥクトゥクやソンテウの専用の乗り場は存在しません。
しかし、市街から空港へ行く乗客を乗せてきたトゥクトゥクやソンテウが、チェンマイ空港の入り口付近を頻繁に通ります。
これらトゥクトゥクやソンテウはタクシーよりも安い金額で市内まで向かってくれます。
というのは、トゥクトゥクやソンテウドライバーは空港タクシーの金額を知っているからです。当然、乗客を捕まえるためには、空港タクシー以下の金額を提示しないと客は来ません。
そのため、自分がソンテウを交渉した時も、ナイトバザール近くのホテルまであっさり120バーツで了承してくれました。
交渉が上手な人であれば、100バーツくらいまで落とせるでしょう。
ただ、専用の乗り場が存在するわけでなく、あくまで偶然通りかかった車両を捕まえるしかないため、時間帯によっては全く捕まえられないことも認識しておくと良いです。
また、自分がソンテウを探していた時は、同じような考えの地元民と思われるタイ人が素早くソンテウを捕まえていたので、車両を見つけたら早く声をかけましょう。
不安な人は予約制の空港送迎サービスを利用する手もある
タイという国は、観光客受け入れの対策が東南アジアにおいてナンバーワンです。向こうから近づいてくる怪しい人間さえ拒絶すれば、不安は殆どないと言っても過言ではありません。
とは言え、少なからず日本より治安が悪いのは確か。海外旅行自体が初めての人であれば、言語や治安の面で不安を感じずにはいられないでしょう。
特に、女性一人旅で到着が深夜だったり、同行者に高齢者がいたり、または小グループ旅行で全員がはぐれないよう行動したい場合など。
そういった場合には、予め日本から空港⇔市内のホテルまでの送迎サービスを予約しておくのがおすすめです。
送迎サービスであれば、信頼のおける旅行会社から手配されたガイドが空港まで迎えに来てくれます。
また、上記送迎サービスは他社よりも安いです(他社だと3,000円前後)。
催行会社への問い合わせや緊急の連絡も可能なので、何から何まで安心と言えるでしょう。
(予約後は上写真のバウチャーがメールアドレスに届きます。バウチャーをプリントアウトするかスマホに保存して持参しましょう)
チェンマイ空港内の両替はレートが良くない。両替は街中で
チェンマイ空港内には探さずとも見つかるくらい多くの両替所が並んでいます。
ただ、殆どの両替所は22:00頃には営業終了します。自分が確認できた中で最も営業時間が長い店舗でもAM0:00まででした。
そのため、深夜到着予定の人は、交通費などの必要分だけは予め日本で両替しておくと良いでしょう(3,000バーツもあれば十分かと思う)。
また、チェンマイ空港内の両替所は、街中の両替所に比べるとレートが悪いです。
自分が空港に訪れた当日、街中の両替所レートが1万円に対して2,905バーツだったのに、空港内両替所のレートは1万円に対して2,745バーツでした。
差額160バーツ。160バーツもあれば雑貨を買えたり、レストランで1品食事を頼めます。そのため、空港内での両替は最小に抑えて、街中で両替する方がベター。
チェンマイ市内にあるレートの良い両替所については、以下の記事を参考にどうぞ。
空港内にはSIMカード売り場もある
国際線でも国内線でも到着ゲートがある1階には複数の旅行者向けSIMカード売り場が存在しています。
タイのメジャープリペイドSIMカードである
- True Move
- AIS
- dtac
の3社とも揃っているので、SIMカードは空港で購入すると良いです。スタッフにスマートフォン本体とパスポートを渡すと、SIMカードの入れ替えからセッティングまで全て行ってくれます。
タイの旅行者向けSIMカード詳細については、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンマイ空港⇒市内ホテルへの交通機関まとめ
以下は、この記事で紹介した交通機関の行き先や料金、乗り場をまとめた表です。
交通機関 | 行き先 | 料金 | 乗り場 |
タクシー | 指定した場所 | 150バーツ〜300バーツ (車種や行き先によって異なる) | 到着ゲート目の前 (国内・国際線共に) |
シャトルバス | 指定した場所 | 40バーツ | 12番出口 (国際到着ゲート目の前) |
スマートバス | 路線の各停留所 | 20バーツ | 駐車場 (国内線到着ゲート側) |
トゥクトゥクorソンテウ | 指定した場所 | 120バーツ程度 | 空港入り口付近 |
送迎サービス | 指定した場所 | 1,028円〜 | 到着ゲート |
冒頭でも述べた通り、一番楽で間違いないのはタクシーです。
チェンマイ旅行が初めての人であれば、タクシーが一番無難でしょう。
海外旅行に慣れていない人や女性一人旅の深夜到着など、不安要素がある人は空港送迎サービスの利用もおすすめ。
バックパッカーなどの節約旅行者であれば、その他の交通機関に挑戦してみるのも良いでしょう。
チェンマイで行くべきおすすめ観光地ついては、以下の記事を参考にどうぞ。
チェンマイのおすすめホテルとゲストハウスのまとめ。エリアの特徴解説とあわせてコスパの良い宿をまとめました。