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タイでもサウナは一定の人気があり、週末や休日にはローカルサウナが満員になることも珍しくありません。
特にバンコクでは、施設ごとに規模や客層、料金が異なり、利用者の好みに合わせて選べるほど、サウナ文化が多様に広がっています。
そんなバンコク・スクンビットエリアに、新たに誕生したのが「Totonoi Sauna & Onsen Bangkok」です。
日本の美意識を生かした和風空間に、タイの自由なサウナ文化を掛け合わせた、これまでにないスタイルのサウナ。
手がけたのは、33歳の日本人オーナー・山本さん。
今回は、山本さんに開業の経緯や施設づくりへのこだわりを伺うとともに、実際に訪れて体験したサウナレポートをお届けします。
和の美意識×ローカルシステム——バンコク発ハイブリッドサウナの誕生

Totonoi Sauna & Onsen Bangkok オーナー・山本さん
バンコクでは昔から、ローカルサウナ=男女混浴+飲食OKが当たり前。
フィットネスジム併設の大型施設も珍しくなく、サウナ後にそのままビールを飲んだり、外気浴しながらスマホをいじったり、友人同士でくつろぐのも普通の光景です。
サウナは“汗をかくため”だけではなく、「休日をのんびり過ごす場」として親しまれており、日本人が抱くサウナのイメージとは少し違う文化が根付いています。
ただ、ローカルサウナは多くの場合、整いスペースや快適さに特化した設備は、あまり重視されていません。

タイのローカルサウナ。日本とは異なる雰囲気
対して、バンコクには和風の温泉&サウナ施設も複数存在します。これらは
- 男女別
- 静かに湯に浸かる“銭湯型”
- 飲食は別エリア
が主流。
落ち着いた空間で整いスペースや外気浴設備は整っているものの、ローカルサウナのように“くつろぐ”感覚とはやや異なります。
サウナ後にビールを飲むにも、一度着替えてから。外気浴中にスマホを触ることもできません。
そこで、両者の“いいとこ取り”を目指したのがTotonoi Saunaです。
本格的なサウナ設備と和の美意識を持ちながら、
- 男女混浴
- サウナと飲食が共存する開放的な空間
を兼ね備えた、和×ローカルのハイブリッドサウナです。

和の美意識が息づく、くつろぎの施設内
ありそうでなかった、日本のサウナ文化とバンコクの自由さが交わる新しい形が、ここにあります。
なぜバンコクに?オーナー・山本さんが語る開業の理由とTOTONOI SAUNAの挑戦
2025年1月にオープンしたTotonoi Sauna。
オーナーの山本さんは、もともと公認会計士として働きながら、世界一周を2度も経験したバックパッカーでもあります。
サウナに魅了されたのは、世界一周中に訪れたフィンランドでの体験。
凍った湖に飛び込む本場のサウナ文化に衝撃を受け、「この感覚は世界中に求められる」と確信したと言います。

サウナ後に凍った湖に飛び込む。「超冷水風呂」で究極の爽快感が得られるというフィンランドの「アヴァント」。(talviuimarit.fi)
そんな彼がタイのバンコクを選んだ理由は単純明快。
「この国が、ただ好きだったから」
文化や人柄、気候、街の空気感──
数々の国を旅した末、最終的に「暮らしたい」と思ったのがバンコクでした。
そして「好きな国で暮らすなら、何か仕事をしなければ」と考えたとき、思い浮かんだのが“整う”という体験です。
そんな“整う体験”を、自分の好きな国であるタイで広めたい──
その想いが、TOTONOI SAUNAのスタート地点でした。
日本では法律上難しい
- サウナ×飲食
- 男女混浴
といったスタイルも、タイでは許容されている。
だからこそTOTONOI SAUNAでは、
- サウナに入りながら友人とビールを楽しむ
- 男女が一緒に、くつろぎながら整う
- 飲食とサウナが自然に溶け合う自由な空間
という、日本では実現しづらい“自由な整いの場”を形にすることができました。
さらに、広さ約1600㎡のスペースを活かし、サウナはもちろん、ハーブスチームや瞑想サウナルームまで備えた贅沢な空間を創出。
「日本の美意識×タイの自由なサウナ文化」
この組み合わせこそが、TOTONOI SAUNAにしかない価値なのです。
和の美意識×タイの自由さが融合した“整い空間” TOTONOI SAUNA 体験レビュー
TOTONOI SAUNAは、3種類のサウナ室、2つの水風呂、3つの温泉、飲食スペース、そしてプライベートVIPエリアで構成された、タイ最大級のサウナ施設です。
さらに、マッサージルームも併設されており、タイマッサージやハーブマッサージなど多彩なリラクゼーションも楽しめます。
ロッカールームは男女別ですが、施設内は混浴スタイル。
入店時にサウナ着とタオルは無料でレンタルできるので、手ぶらで訪れても問題ありません。

無料で貸し出してくれるサウナ着

鍵付きのロッカー
女性はTシャツやスポーツウェアなど、自分好みのサウナ着を持ち込んでもOKです。
サウナスペースに一歩足を踏み入れると、竹垣と石畳に囲まれた和の趣あふれる屋外エリアが広がります。
日本人なら、どこか“ほっとする”感覚を覚えるはずです。
まずは、竹垣に囲まれた木桶風呂へ。
心地よい温度で体がじんわりと温まり、プライベート感のある空間がリラックスを促します。
続いて、20名以上が収容できるアウフグースサウナへ。
タオルも完備され、友人同士で蒸気をあおぎ合うのも一興。セルフロウリュでしっかりと汗を流せる本格仕様です。
また、混雑状況により、スタッフによるロウリュ(熱波)サービスが実施されることもあります。
個人的に印象に残ったのが、ハーブサウナ。
オーナーの山本さん自ら厳選したタイ産の高品質なハーブをミックスし、燻蒸することで生まれる香りが広がります。
整うだけでなく、ハーブの香りが心身をほぐしてくれる“癒しのサウナ”です。
さらに特筆したいのが、瞑想サウナ。
大阪の有名サウナ「サウナDESSE」の“森のサウナ”をモチーフにしたこの空間は、薄暗い照明とヒーリング音楽に包まれ、瞑想とサウナが融合した特別な空間。
室温は約85℃に設定されており、落ち着いた雰囲気の中で静かに整うことができます。
壁面に飾られた枯れ木も、空間の雰囲気を高めています。
そして外気浴の前に欠かせないのが、水風呂。
ここには2種類の水風呂が用意されています。
ひとつは18度。冷たすぎず、ぬるすぎない絶妙な温度で、心地よく全身が引き締まります。
もうひとつは12度。しっかりと冷たさを感じるキーンとした感覚が、これまたクセになる気持ちよさです。
どちらの水風呂も竹垣に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で、整いの時間をより特別なものにしてくれます。
外気浴スペースには、和の庭園がさりげなく配されており、バンコクの喧騒を忘れさせてくれる静寂の空間。
さらに、日本食・タイ料理・洋食・ビールまで、幅広い飲食メニューが用意されており、これらをサウナの合間に外気浴スペースで楽しめるのも、TOTONOI SAUNAならではの魅力です。
「エアコンの効いた場所でゆっくり飲食したい」という方には、畳敷きの室内飲食エリアも完備。
サウナスペースから出ることなく、くつろぎながら食事ができます。
さらに、マッサージルームではタイマッサージ1時間590バーツ〜が受けられます。
(利用の際は一度サウナ着から着替える必要あり)
サウナ後のマッサージは言うまでもなく極上。ぜひセットで体験してみてください。
バンコクでしか味わえない、唯一無二の“整う”体験を
33歳という若さで、「ありそうでなかった日泰ハイブリッドのサウナ」に目をつけ、ビジネスチャンスを形にした山本さん。
もちろん、タイでのビジネスが計画通りに進むことばかりではなく、現地施工業者とのやり取りや、文化の違いによる進捗管理には何度も悩まされたといいます。
温泉設備に関しても、日本と同じようにはいかず、妥協せざるを得ない部分もあったのが正直なところ。
それでも山本さんは、「理想の大枠は実現できた」と胸を張ります。
実際に体験した筆者としても、このTOTONOI SAUNAは、日本人はもちろん、日本人以外の利用者にも響く“バンコクならではの特別なサウナ体験”だと確信しています。
立地の良さ、充実した設備、落ち着いた雰囲気。
そして何より、ローカルサウナの自由さと日本の美意識を融合させた、唯一無二の魅力。
バンコクを訪れる日本人旅行者はもちろん、在住の方々にも、ぜひ一度足を運んでいただきたい施設です。
営業時間・料金・公式情報
- 営業時間
水・金 10:00〜23:00
月・火・木・土・日 10:00〜22:00 - 入浴料金
1時間 490バーツ
2時間 690バーツ
終日利用 790バーツ
※平日15:00までの入場で100バーツ引き
※そのほか、お得な割引パッケージもあり。詳細は公式ウェブサイトまたはSNSをご確認ください。 - 公式ウェブサイト(日本語対応)
www.totonoisauna-onsen.com - SNS
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