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慢性的な痛みや睡眠の不調は、病院で検査をしても明確な答えが出ないことがあります。そんな中、タイでは医療用大麻やタイ伝統医学を取り入れた自由診療クリニックを訪れる人も少しずつ増えています。
今回紹介するのは、バンコクの「Greeusクリニック」が提供する5日間のウェルネスプログラムです。タイ伝統医学をベースにした施術と医療大麻を組み合わせながら、心身のバランスを整えることを目的としています。
ただ、実際にどのような流れで進むのか、自分に合うのか、日本語で相談できるのかなど、不安を感じる人も多いはずです。
そこで今回は、10年以上にわたり慢性的な痛みに悩んできた日本人の方に、5日間のプログラムを実際に受けてもらい、その様子と率直な感想を体験者の視点を中心に紹介します。
5日間のウェルネスプログラム概要

クリニックの外観
バンコクにあるGreeus Medical Cannabis Clinic Bangkokは、タイ伝統医学をベースにしたケアを取り入れている日系クリニックです。慢性的な痛みや睡眠の悩み、日常的な不調を抱える人が相談に訪れています。
今回体験したウェルネスプログラムは、初診と体調評価をもとに、5日間かけて施術やケアを組み合わせていくパーソナルプログラムです。
CBDマッサージや鍼、カッピング、酵素風呂、医療大麻の処方などを、体調に合わせて組み合わせながら進めていきます。

目的は特定の病気の治療ではなく、体のバランスを整え、日常を過ごしやすい状態を目指すことにあります。
また、帰国後も続けられるセルフケアや生活改善のアドバイスまで含めて、プログラムは完了となります。
>> Greeusクリニックのウェルネスプログラム詳細ページはこちら
長年の慢性痛に悩む日本人の方が体験
今回ウェルネスプログラムを体験していただいたのは、日本在住のはいちるさん(@hypetochill)です。2013年の交通事故をきっかけに、腹部の鈍痛や首・背中・股関節の痛みなど、10年以上にわたる不調に悩まされてきました。
日本では「これ以上できる治療はない」と伝えられたこともあったそうです。
タイが医療大麻を解禁したことをきっかけに渡航し、これまでにも医療大麻クリニックの受診やさまざまなケアを試してきましたが、根本的な改善には至りませんでした。
現在も療養のためタイへの渡航を続けながら、自分に合う方法を模索しています。
はいちるさんの症状やこれまでの経緯については、以前の取材記事「タイで医療大麻を使うという選択。慢性的な痛みと闘う30代男性が見出した救い」でも詳しく紹介しています。
まずは医師との診察とカウンセリングから

まず印象的だったのは診察です。翻訳機を使いながらでも、症状の経緯を丁寧に聞き取ろうとする姿勢が伝わってきました。
診察前に、はいちるさんは痛みの表現が感覚的になりやすいため、翻訳アプリでどこまで症状を伝えられるのか不安に感じていたそうです。
実際の診察では、事故の経緯やこれまでの治療経験、痛みの出る部位、服用している薬、生活習慣などを段階的に確認していく形で進行。翻訳機を介していても、症状の背景や日常の状況は十分に共有できているように感じられました。

なお、診察の段階でいきなり医療大麻の使用を勧められるようなことはなく、まずは体の状態や生活リズムを確認したうえで、どのようなケアを組み合わせるかを決めていく流れです。
今回は筋肉の緊張をやわらげる目的で、マッサージセラピーから始める方針になりました。
CBDマッサージや酵素風呂など、5日間で受けたウェルネスケア

プログラムでは、CBDマッサージ、カッピング療法、鍼治療、酵素風呂、発酵食、そして医療大麻の処方などを組み合わせながら、体の状態を整えていきます。
CBDマッサージ

まず受けたのは、タイ伝統医学の考え方を応用したCBD配合オイルによるマッサージです。一般的なリラクゼーション目的のタイマッサージとは異なり、体の状態を見ながら痛みのある部分を中心に施術が進みます。
印象的だったのは、施術が始まって間もなく、先生が「首の第四頚椎に負担がある」と指摘したことでした。

はいちるさんによると、触診だけでそこまで言い当てられることはこれまであまりなかったそうです。
そして、施術が進むにつれて痛みが少しずつやわらいでいく感覚があり、体の片側を終えた時点で「まだ触れていない側との違いがはっきりわかった」と話していました。
鍼治療

鍼治療は、日本で一般的に行われているような、刺激が強すぎないやさしい打ち方が中心でした。今回は腹部と腰まわりを重点的に施術し、体の緊張をやわらげることを目的に進められます。
施術後は腹部や腰回りにすっきりとした感覚があり、マッサージとは違う形で体がゆるむのを感じたそうです。
カッピング療法
カッピングはカップを使って皮膚を吸引し、体の巡りを整えることを目的としたケアです。

吸引による独特の感覚はあるものの、強い痛みはなく、施術後は「いつも重かった首や肩が軽くなったように感じた」とのこと。体の内側にたまっていたものが抜けたような、すっきり感があったとのことです。
酵素風呂

酵素風呂は、発酵した素材の熱を利用して体を温めるケアです。今回は取材として筆者も体験させてもらいました。
体を埋めて数分すると、じわっと汗が出てきて、サウナとは違うやわらかい熱が全身に広がっていく感覚があります。呼吸が苦しくなるような暑さではなく、ゆっくり体の芯まで温まっていく印象でした。

スタッフによれば、体を温めることで巡りを整えたり、リラックスを促したりする目的で取り入れられているとのことです。はいちるさんも施術後は体が軽くなったような感覚を得たそうです。
発酵食

発酵食を取り入れた食事会では、Greeusのスタッフ、筆者、はいちるさんの3人で食卓を囲みました。複数あるメニューの中から、サーモンの西京焼きと蒸し野菜の西京ダレを選択。


食事そのものがおいしいのはもちろんですが、印象に残ったのはその場の空気感でした。
甘酒を含めたやさしい味の料理をゆっくり味わいながら、自然と会話が続き、治療や体の話だけでなく日常の雑談も交じります。

食事会場
施術を受ける時間とはまた違う形で、気持ちがゆるみ、体が落ち着いていくような時間でした。
処方箋発行と医療大麻について
診察とカウンセリングを経たうえで、体の状態や生活習慣をふまえた処方内容が決められます。
Greeusクリニックでは、まずCBDを含んだオイルを選択することも多いそうですが、症状や本人の希望、これまでの経験に応じて乾燥大麻が処方される場合もあります。

実際に処方される医療用大麻オイル
今回は、はいちるさんの症状やこれまでの使用経験も考慮したうえで、合計25gの乾燥大麻が処方されました。複数の種類の中から、クリニックスタッフと相談しながら本人が選ぶ形で進められます。


はいちるさんは痛みによって睡眠の質が落ちていることもあり、医師からは次のような説明がありました。
「筋肉は眠っている間にリラックスします。十分な睡眠が取れないと、筋肉は常に緊張した状態になってしまいます。まずはしっかり眠れる頻度で使用することを意識してください」
いきなり強い使用を求められるのではなく、睡眠や生活リズムを整えることを優先した提案だった点が印象的でした。
5日間を終えて見えた体の変化と気づき

ウェルネスプログラムを終えて、はいちるさんは長時間続いていた首や肩の重さが少し軽く感じられ、睡眠に入りやすくなった感覚があったと話します。
「正直、劇的に治るとは思っていなかったけど、体が少し軽く感じたのは驚きでした」
ただ、それ以上に大きかったのは「自分の身体への向き合い方が変わった」という点でした。
これまでは日本では、整体や鍼灸、気功などさまざまな治療先を探すことに意識が向いていたそうです。しかし今回の体験を通して、「外に答えを探すだけでなく、自分の体の内側を整える意識も必要だと感じた」と振り返ります。
体験後は、砂糖を控えたり軽い体操を取り入れたりと、できる範囲で生活習慣を見直す行動にもつながりました。
また印象に残ったのは、施術そのものだけではなく、タイという環境の中で心身を整えていく感覚でした。普段の生活では気づかないうちに他人と比べてしまうこともありますが、プログラム中はそうした意識から少し距離を置き、自分の状態に集中できたといいます。
短期間で劇的な変化が起きるわけではありません。ただ、施術や食事、医療大麻の処方を含めた一連の体験を通じて、「体を整えるとは何か」を見直すきっかけになったことは、今回の大きな収穫だったようです。
今回の体験がすべての人に合うとは限りませんが、慢性的な痛みや睡眠の悩みを抱え、これまでとは違う選択肢を探している人にとっては、一度知っておく価値のある内容だと感じます。
Greeus Medical Cannabis Clinic Bangkokの基本情報
- 診療時間:14:00〜20:00
- 定休日:日・木
- 公式ウェブサイト
- SNSリンクのまとめ
Greeus Medical Cannabis Clinic Bangkokの考え方や診察の流れについては、別記事で詳しく紹介しています。クリニックの基本情報や診察の雰囲気が気になる方は、あわせて参考にしてみてください。



