日本人が英語を話すには?必要な姿勢をタイ人学生から学んだ。

黒板に書かれたLEARNINGの文字

自分が東南アジアをバックパッカーをしていた頃にびっくりしたことの一つが、アジアには英語を話せる人が結構多かったということです。

外国人相手に商売をする為の旅行会話ではなくて、英語圏の人と日常会話をそつなく交わす英語力。

諸外国の人達は日本人よりその英語力が高いです。

日本以外のほとんどの国は島国ではない為、外国人との交流の機会が多くなり、必然的に英語力は高くなると言われています。

しかし、最近は日本にもどんどん外国人が入ってきていますね。

それでも日本人は「英語が不得意」と言われます。

また、2013年に国際ビジネスコミュニケーション協会が発表したtoiecテスト受験者のスコアにおいては48カ国中40位という結果になりました(TOIECの点数が高いからといって必ずしも英会話力があるとは断言できませんが)。

これだけ様々な教材が溢れているのに何故なのでしょう?

確かに我々が学校で教わる英語というのは、スピーキングよりもリスニングとリーディングに重点を置いていますね。

そういったことも理由の一つして考えられますが、社会人になって新たに「話す英語」を目的として英会話に通ったりしている人でも中々英語が話せないと嘆いています。

自分はこれらの原因は、日本人が英語を勉強する上での姿勢にあるのではないかと思っています。

日本語を勉強するタイ人学生

去年、タイのバンコクに長期滞在していた時、自分は外国人旅行者が多いカオサンロードという場所で一人ボケっと座っていました。

その時にあるタイ人女性に、片言の日本語で話しかけられました。

その女性は、バンコクのある大学に通っている大学生で、英語に次いで第三言語として現在日本語を勉強しているとのとこでした。

とっさに旅行者狙いの詐欺か売春女のどちらかと思いましたが、どうやら単純に日本語ネイティブである自分と日本語で会話をしてみたいとのこと。

よくよく周りを見てみると彼女の友達が僕の周りで、同じように座っている他の白人旅行者などに話しかけていました。

彼らはそれぞれ、定期的にカオサンロードに来て日本人や英語圏の人間を探しては自分達の語学力を試しているとのことでした。

(バンコクのカオサンロード)

自分と話した彼女は日本語を勉強し始めてまだ1年とのことでしたが、自分が英語を勉強し始めて1年の頃よりはるかに流暢で語彙力が高かったのです。

彼女はタイの政治のことや国が抱えている不安、またタイの文化のことなどを日本語だけを使って説明してくれました。

彼女に教わったことは、ブログのネタとしても使用できるような「なるほど」が詰まった内容で、実際その内容を元に書いている記事もあるくらいです。

ただ、彼女の日本語は所々文法的におかしなところや発音が分かりにくいところがありました。しかし、他言語を勉強し始めてたった1年でそこまでの説明をできるのでしょうか。

もしあなたが他言語を勉強し始めて1年くらいであれば、是非想像してみて下さい。

日本のお祭りの内容や神社でのお祈りの作法を、他言語だけを用いて日本語で話す時にように相手に理解してもらえるレベルで説明ができそうですか。

多分ほとんどの人が難しいと思うのではないでしょうか。文法や発音に多少のミスがあったとしても、他言語をある程度自在に操れるようになるのはそうとう時間がかかるものですよね。

貪欲な姿勢が必要

自分は彼女と会話をしていくうちに彼女の日本語の上達が早い理由がなんとなくわかりました。

というのが、彼女はその次の日も、次の次の日も夜になるとカオサンロードに来ていたからです。自分がカオサンロードにいた1週間のうち、少なくとも4日間は彼女を見かけました。

彼女の友達で英語を勉強している子も、同じように学校やバイトが終わると、毎度カオサンロードで暇そうな白人を捕まえては英語で会話をしていたのです。

日頃勉強したことを(インプットしたことを)、外国人の多いカオサンロードでアウトプットしていたのですね。

ふと自分が英語を学習する上で足りないのは、この言語に対する貪欲な姿勢ではないかと思いました。

結局、いくら自宅や英会話教室で勉強をしたところで、ネイティブと回数を重ねて会話をしない限り生きた英語を話せるようにはならないのでしょう。

また、その学生達の凄かったところは間違いを恐れていなかったところです。多少の文法や発音の間違いがあったとしても、それを理解できなかった僕に対して「なんで理解できないの?あなたネイティブでしょ?」という態度でした。

さすがに少々失礼ですが、要はそのくらい自信を持ってアウトプットをしていたのです。

でも、間違いを指摘してあげたらきちんと聞き入れる耳も持っていました。だから自分も教えるのが楽しくて彼女には帰国後もLINEで頻繁にやりとりをしていました(もちろん日本語で)。

決して可愛い子でなかったのは残念でしたが、彼女から言語学習に対する姿勢を学べたのは大きな収穫になったと思います。

言葉の学習はスポーツ

帰国後に彼女と英語の学習についての話もしました(彼女は英語もかなり流暢に話せました)。

彼女曰く、言葉の学習というのはスポーツと一緒で、何度も練習(自宅での勉強)と試合(ネイティブとの会話)を重ねることによって上達できるものだ、練習せずに試合をしても惨敗するだけで対して得られるものはないし、練習だけをしていても、試合経験が浅いと良い結果は中々残せない、だから基礎から繰り返し繰り返し練習していく必要がある、と言われました。

10インプットしたら、試合でアウトプットできるのは精々1程度。だから卒なく日常会話をこなすために必要な言語力が100なら1000はインプットする必要がある、と。

現在進行形で英語の勉強を続けている自分にはすごく納得できる内容でしたし、実際そういう意識を持ちはじめてから、自分の英語力は格段にスピードアップして上がっていっていると思います。

まとめ

僕が彼女から学んだ言語学習に対する意識をまとめると

  • とにかくネイティブと話す機会を作る言語習得への貪欲さが必要。
  • 間違いを恐れない、むしろ間違って当たり前。強気で行ってなんぼ。
  • 大量にインプットしてもアウトプットできるのは精々その1割だということを知っておく。

是非、言語学習中の方は彼女のように貪欲に外国人に話しかけてみてはいかがでしょうか。

これからの日本は円安や東京オリンピックの影響で街に英語圏の人間が増えてくると思います。

一人だと中々気が進まない人は友達を連れていくのもいいのではないでしょうか。

なにより無料で実戦にのぞめるのはありがたいし、外国人の友達作りにもなるし一石二鳥です。

彼女曰く、最初は確かに緊張するけど、慣れると本当に楽しい、一番上達する勉強方法とのことです。

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